キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【花の都の】キャプテン岬2【色物達】

1 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/09(日) 12:46:00 ID:xc04KWKg
『はじめに』
この物語はフィクションです。
現実世界で実在する人物も登場いたします。また1983年から91年までの史実を踏まえてはいます。
ただ物語の展開上脚色や私的設定付与も多々あり、純然たる歴史的事実からは離れてしまっております。

またキャプテン翼のキャラクターのみならず、非サッカー漫画以外のキャラクターも多く
登場しておりますが、実在人物同様、物語に沿う形での脚色や設定付与が多く、どうかご寛恕を願います。

最後に、この物語の主人公は岬太郎です。
ここの岬君は原作を参考にしたり、本編をチェックしてみたり、自身の願望を当てはめてみたりと、
どれにもピタリとは当てはまらない、大変面妖な様相をとっております。
それでも彼の物語として、読み進め楽しめてもらえれば幸いです。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
1983年8月、岬太郎はパリに来仏。
日本人学校の都合により10月1日まで投稿できなくなった岬は、
サッカー部員全員を相手に勝負をしたり、人知れぬ共産趣味的商店に訪れたり、
テレビゲームに目覚めたり、パリ特別市第一書記と会食したり、ぶん投げられてパリの空を舞ったり、
トラックに轢かれそうな男の子を助けたりとパリの夏休みを満喫中。現在は学校で
ナムコの誇るレースゲーム、ポールポジションの3本勝負をしようとしています。

363 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/12(土) 16:38:10 ID:1wYTmN2E
祓詞が終わり僕は身をかがめ、大麻を沙織さんへ捧げる形をとる。
沙織さんはまず大麻を右手に収めて念じるように目をつむった後、右へ左へと腕であおぐ。
穢れを祓う神風を乞うた後は大麻を祭壇へ置き、代わりに桐の箱から榊の枝を取り出して
僕と入れ替わりに差し出された塩湯へ榊を漬ける。左、右、左と榊を振って塩湯を境内へ播き、禊ぎ祓いを行った。

このようにして禊祓、玉串拝礼、直会(なおらえ)へと進んでいき、滞りなく新室祭を終わらせる事ができた。
こうした姿を見るたびに、無茶はするが仕事はきちんとする人だ。この親族の女性を見ながらそう思うばかりだ。

しかし全ての神事が終わってからそんな呑気な事はいっていられなくなる、運命としか言いようのないものを、
受け入れざるを得なくなるとは、この時の僕には思いもするはずが無かったのです。




……というところで、今日はこれまでにいたします。
選択肢が出せるようなところになるまではしばらくお待ちください。
何週間も頑張りましたが、結局書き割り以下の描写しかできませんでした。
やはり得意分野以外の所はそう手は出してはいけないという事でしょうか。
なにとぞお許しを願うばかりです。

364 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/14(月) 21:27:51 ID:???
私事ではありますが、先月ようやくTwitterをはじめまして思う事があればをこれからつぶやこうと思っています。
もしお時間がある方がいましたら、どうか一言物語の感想など、好きな事をつぶやきに来てください。

365 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:53:15 ID:yKt/9G66
            第21話『神おろし、そして宣告』


夜になり、空もようやく暗くなりはじめ、参拝客は皆帰った。ようやく巫女服を脱ぎ普段の服装に戻れたが、
休む間もなく沙織さんの指示により神社に接した鎮守の森まで行かされ水垢離をさせられた。
そうやって体を清めた後は母屋へと連れていかれ、潔斎の場と呼ばれる大部屋で
沙織さんが神おろしを行う準備が整うまで、正座で待機する事となった。

コトコトと時おりかすかに障子が揺れる他は、物音一つしない。
無用なざわめきが場を穢すのを恐れているのか、父さんも神妙な顔つきで目をつむったまま、顔をわずかに傾け口を閉ざしている。
普段とは明らかに異なる父さんの様子を見るたびに、これから本当に神のお告げが下るのだ。神は信じていないはずだったが、
待つごとに未知の出来事への不安や好奇心といった正負ないまぜの感情がつのりだらけた気持ちで迎えようとする気が失せていく。

そんな事を思いながらじっと待つ。遠くに風の音が聞こえるばかりで何の気配もしない。
そよぐ風を体にそそいで祓い清める姿を想像していると、ハッとして風がかき消え氷で研ぎ澄ませたような冷気がピシリと首筋を叩く。
慌てて見開かぬようフっと息をそっとついてから前を見ると、いつの間にか音もたてずに沙織さんが目の前に鎮座していた。

面として向かい合うと、今度は空間を炎であぶったような、空気がチリチリとした具合になる。
目の前の神職は目と口を閉ざし、組み合わせた指を堅く締めたままだ。

沙織「ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ、
   ヒト、フタ、ミ、ヨ、イツ、ムユ、ナナ、ヤ、ココノ、タリ、モモ、チ、ヨロツ……」

366 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:56:05 ID:yKt/9G66
精神集中のためであろう、かすかに数を詠みあげる声が聞こえる。
何十度もそうして詠みあげている姿が、突如吊るした糸が切れた人形のように、ドウと床に倒れた。
体が震えているが、何が起きたかと思っている間に
すぐに止み、何事もなかったかのようにすっくと立ちあがり、僕達に向けて語りかけた。

祖霊「我が苗裔(びょうえい)よ、畏みて我らが言を授かるがよい、
   我は女にあらず、ただ一人(いちにん)にもあらず、我らは汝ら岬家の祖先の霊が
   諸々に集まりて魂魄を成していると思えばよい。さて、我らをこうして呼び出したは
   汝らの定命(じょうめい)を知りたいがためであろう、謹んで心中に留め、ゆめゆめ疑うなかれ」

沙織さんの声とはとても思えない野太く雄々しい音吐が下される。
歳月を経て神となった先祖の霊達が降臨したのだ。僕と父さんは平伏し、先祖に深い敬意を示す。
僕達の応対を良しとしたのか、霊魂はそれほど間を置かずにお告げを下した。

祖霊「まずは家長の一郎、そなたに対しては心配はいらぬ。これより先は大病も進退窮まる事もなく、
   順調に事を進められるであろう。されどそれは日々の精進あっての事。
   常日頃から刻苦勉励し、己を磨き続ける事を心掛けよ。それよりも」

そこまで語った後で先祖の霊は僕の方を向く。どのような言葉を授かるか、ひざまずきながらもゆっくりと顔を上げようとしたが、


祖霊「太郎よ!」


雷鳴のようにとどろく声が僕を叩きつけた。


祖霊「心せよ、我らが末裔よ!汝の身に危難が迫っておる」
岬「危難?」
祖霊「左様、天命を受けるが為に訪れるもの、うかとすれば命をも落としかねまい」

367 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:57:46 ID:yKt/9G66
ドキリとして巫女の肉体をまとった先祖へと顔を向ける。命を落とすと言われて心穏やかでいられるものか。

岬「命の危機にあう程の危難と天命とは?」
祖霊「これから一歳(ひととせ)もせぬ間に、汝の親しき者が凶賊に襲われる。
   汝はかの者を助けねばならず、それが為に自らも危地に赴かねばならなくなる」
岬「僕の、親しき者といいますと」
祖霊「友が宝を守るため、逡巡せずに自らの命を路傍に投じようとした幼子だ」
岬「っ!」

ギクリとして息をのむ。命を路傍に投じようとした子というのは、如月家の男の子如月優ではなかったか。
そして優に降りかかろうとする襲撃者から守るために、僕まで危機に合わなければならないという……

祖霊「心してかからねば命は落ち、落命せずとも命運は尽きる。
   だがそれを踏み越え、鬼気を祓えば幼子も汝も定命を背負う事ができよう。
   さすればこの先いかなる艱難辛苦が来ようとも、乗り越える事ができるであろう」
岬「お待ちください。私は叔母とは異なり、隔絶した異能は持ち合わせていない、普通の子供に過ぎません。
  ただ1人でこのような命運に対抗できるとは」
祖霊「案ずるな。一人ばかりでない。汝のすぐ近くの者、世が世なら
   股肱(ここう)の臣ともなりえる親しき者三名と依代たるこの岬沙織、
   かの者らの助力により、凶賊より身を護る事ができる。この女はともかく、
   その者達をいかにして判別するかは、不安に思っているであろう、しばし待て」

368 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 17:59:25 ID:yKt/9G66
そう告げるなり先祖の霊は、沙織さんの体に降りたまま潔斎の場から立ち去ってしまった。
それから5分か10分は経っただろうか。
ガタリと襖が開いて現れ、手の甲を下に向けた握りこぶしを目の前に伸ばし手を開く。中には3つの勾玉がほのかに青く光っている。

祖霊「この玉を持っているがいい。定命を共にするものあれば、忽ち輝きて天命を明らかとさせるであろう。
   汝とは縁が深いゆえ、断る事はない。安心して、命に向かうがよい。拒んではならぬ。
   安逸に逃げては命あれども、どれほど才覚や財物に恵まれようと、ただ日陰の者となるばかりとなり、
   決して万人の長になる事は出来ぬであろう。
   それが定命を疎かにした者の報いとなる」

内心思っていた不満をも封じられる形で話が進み、僕の件については決着済という流れで終わってしまった。
今だからこうしてあれこれ思う事も出来るが、その時の僕は超常現象と言っても過言ではないこの状況と
思いもよらぬ過酷な運命の宣告に呆然としていて、普段の10分の1も頭が働いてなかったように思える。
いや、そんな事よりも次のお告げの方が問題だったんだ。
あのお告げを聴いた時に感じた、体全体がムカムカして吐き気がこみあげてくるような、
見当のつかない不快感と泥のような鈍くて先の見えない恐怖。


祖霊「残るはこの女の身、岬沙織についてであるな。この者については……」


岬「えっ……」
岬父「なんという、ことだ……」




369 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:01:03 ID:yKt/9G66
沙織「いやー、新室祭は大入り満員で無事終わったし、肩の荷がおりたわ。ささ、私の奢りだから遠慮せずに食べちゃって!」

深夜のパリ。とある高級レストランにて祭の成功を祝っての祝宴が僕と父さんとの3人で催されている。
穢れを厳しく禁じているはずの無間神社神主がステーキを軽やかに切り分け口の中に放り込む様を見ても、
何の気も起きず何を言う気にもなれなかった。
父さんも針のむしろに座っているかのような居たたまれない顔になっている。
気まずく顔をそらし時折顔を沙織さんに向けたかとすぐにそらすの繰り返しだ。

沙織「どうしちゃったの?別に奪い取ったりしないから気にせずどんどん」
岬父「沙織」

とうとうたまりかねたのだろう、沙織さんの言葉を遮り父さんが話す。

岬父「おちゃらけてる場合じゃないだろう。これからどうするか、お前の事なんだぞ」
沙織「何よそんなに深刻な顔して。力んでもどうにかなる訳無いって、兄さんも分かるでしょ」
岬父「それはそうだが。あまりにも重大な事だぞ。ご先祖様が何と言っていたか」

人生で初めて、僕は父さんの切迫した表情を見た。そしてこんな運命を迎える人の表情を見るのも、初めてだった。
今日の事をよく覚えておこう。そう思って、父さんの語る言葉を胸に刻み取る。



祖霊「残りの齢は一歳もあらじ、最期の時に向け心して備えよ」





370 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:02:43 ID:yKt/9G66
岬父「死ぬって言われたんだぞ。お前の神おろしでのお告げは外れた事が無い、なのにどうして」
沙織「決まっているからよ」

父さんの狼狽に対し水面のような穏やかさで応じている。
カチャリと手に持っていたナイフとフォークを皿に揃え口元をハンカチで拭った後、
僕達に向けて遺言ともなるであろう言葉を語りはじめた。

沙織「どんな内容でもお告げはお告げ。バタバタと見苦しくしてたら
   それこそご先祖様から『何だ沙織、好き勝手生きた末路がそれか』ってお叱りを受けちゃうわ。
   それに今まで三十余年、思うままやりたいように生きてきたんだから、後悔とかそんなのもない。
   心配する事じゃないのよ。私の事は。心配しなきゃいけないのは太郎くんの方ね。
   いやはや、大変な役目を背負わされちゃったわね」

まるで他人事のように語る相手の気安さに感化されたか、少し緊張が解けたのかもしれない。
僕はこれからのするべき事を、沙織さんに尋ねてみた。

岬「3人仲間集めて敵にあたれ、というお告げみたいなのですが、集まった後どうすればいいのか。
  いくら何でも、素手で得体のしれない相手に立ち向かうなんて……」
沙織「その事だけど太郎くん。3人の仲間を見つけたらなるべく早く私の所に連れてきなさい。その人達と太郎くんに
   特訓をつけてあげるわ。そうすれば私程とまではいかなくても、
   最低限自分の身を守る術は身につくはず。何としても呼んできなさいね」

はいと返事をすると、心底安心したといった笑顔で良かったと言葉を返し、身を乗り上げて僕の頭を撫でてくれた。
どういう心情で頭を撫でてくれたのか、僕にはついに分からなかった。

371 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:09:09 ID:yKt/9G66
優君を助けるために岬君は仲間3人を集める事となった、というところで
第21話は終わりといたします。この仲間集めですが、イベントという事もあり自動的に
判明いたしますので、心配なさらないでください。

この後、聖薇との第3回勉強会についての判定を行って終わりといたします。100点満点となっておりますので、
100点を超えた後はそれ以上の成績アップはありません。



なお、先日の告知で忘れておりましたが、私のTwitterのURLはこちらになります。
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC
お暇でしたらぜひお越しください。

372 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 18:12:55 ID:yKt/9G66
A 国語
B 算数
C 理科
D 社会
E フランス語

先に1票入った選択肢で優先的に学習する強化を選択します。
メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
優先学習教科が決定する前の、下の学習判定への投稿は無効になります。


先着1名様で以下のように書き込んでください。!とnumの間の空白は埋めて投稿してください。

★国語 ! num 現在79点
算数 ! num点 現在84点
理科 ! num点 現在79点
社会 ! num点 現在77点
フランス語 !  num点 現在95点★

373 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 19:52:05 ID:YXh75ya+
D

374 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/20(日) 20:35:19 ID:yKt/9G66
★国語 ! num 現在79点
算数 ! num点 現在84点
理科 ! num点 現在79点
社会 ! num点+! num 現在77点
フランス語 !  num点 現在95点★

間に合えばこれを使って投稿をお願いします。

375 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:26:02 ID:???
★国語  2  現在79点
算数  2 点 現在84点
理科  3 点 現在79点
社会  2 点+ 3  現在77点
フランス語 ! num点 現在95点★

376 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:28:41 ID:???
★国語  6  現在79点
算数  6 点 現在84点
理科  4 点 現在79点
社会  8 点+ 1  現在77点
フランス語 ! num点 現在95点★

377 :森崎名無しさん:2019/01/20(日) 22:33:42 ID:???
★国語  7  現在79点
算数  0 点 現在84点
理科  0 点 現在79点
社会  1 点+ 0  現在77点
フランス語  7 点 現在95点★

378 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/01/25(金) 22:53:59 ID:???
今週は仕事の都合上執筆の時間がとれませんので、投稿を休ませてください。

379 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:31:20 ID:S3FVxcpM
★国語  7  現在79→86点
算数  0 点 現在84→84点
理科  0 点 現在79→79点
社会  1 点+ 0  現在77→78点
フランス語  7 点 現在95→100点★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(『汝は親しき者を助けねばならず、それが為に自らも危地に赴かねばならなくなる』……)」

家に戻り普段の生活に戻りただの小学生として登校し、教科書を手に取り勉強をしようとする。
鉛筆を取りノートを広げるが、意識は無間神社でのお告げの事ばかりに気を取られる。

岬「(出会って1月もしない、それも1度あってそれっきりの男の子の命を助けるために、
   僕が殺される危険を背負わないといけないのか?もう既に1度助けているんだ)」
『何を言う。自由奔放勝手放題に生きてきた沙織が、従容と定命を受け入れているではないか。
 それ程重要な事なのだ、おたおたするな』

疑問や不安をこぼすたびに、胸の奥あたりから僕を叱りつける声が聞こえるような気がする。
その声は数多くのご先祖様が口々に語っているようでもあり、全く別人のようにも聞こえる。

岬「(今から思えば、去り際に感じた得体のしれない不安、あの時から僕も危機を感じ取っていたのかもしれない)」

かといって、それではどうすればいいのか。そもそもどんな危機がいつごろに迫ってくるのか。
詳しい事は沙織さんに訊けばいい。そう自分に言い聞かせて騒めきをなだめようとするが、
すぐに胸の奥から黒いもやが立ち込め、心をかき乱してくる。

380 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:32:28 ID:S3FVxcpM
???「…さん、……ますか?」

仲間の3人をどうやって探すか。これも難題だ。
今日は勾玉を忘れてしまって探し出せないが、持ってきたところでそう変わりはないだろう。すぐに分かるとは言っていたが、
それにしたってヒントが無さすぎる。光る勾玉の説明をするのも手間だというのに。見つけたとしても

聖薇「岬さん!」

大声にハッとして前を向くと、この勉強会の臨時教師たる早乙女委員長が、柳眉を釣り上げて僕に呼びかけてきている。

聖薇「何をボンヤリしているんですか。今回が最後の勉強会、授業に取り残されないように努力できる最後の機会なのですよ。
   今どこまで話しているか、分かりますか?」

問い詰められてハタと内容を思い返そうとするが、さっぱり思い出せない。

聖薇「もっとしっかりしてください。私達生徒の本分は勉強です、
   そうである以上勉強に取り組んでいる間は真剣に取り組まなければものになりません。そもそも……」

風紀委員長としての目の前の女の子は絵に描いたような厳格さで、間もなく入学しようという生徒を教導している。
お説教をさも聞いている態で受け流した後で、授業は再開される。
余計な叱責を受けないよう意識を集中できたからか、国語とフランス語の授業についてはある程度頭に入ってきた。

聖薇「これで今日の講義は終わりです。次回は確認のテストを行いますから、それまで復習を忘れずに行ってください。
   もし1教科でも80点を下回ったら、10月に入っても居残り勉強してもらいます。そして」

黒板の文字を消した後に、眼鏡を手で押さえながら僕に話しかけてくる。
手を離した後の目元は、くつろいでいて柔らかくなっている。

聖薇「確認テストは私の自宅で行います。絶対に忘れずに来てくださいね」

381 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 16:34:10 ID:S3FVxcpM
岬「(ふう、聖薇の委員長モードがようやく解除されたみたいだ。和やかになったし、何か話でもしようかな)」


A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
B 岬「早乙女さんはどうしてパリに来たの?」
C 岬「早乙女さんの母さん、早乙女電子の社長さんって聞いたけど、本当?」
D 岬「今度の休みに、一緒にどこか出かけない?」(さらに分岐)
E 岬「お母さんとは仲良さそうだね」
F 岬「サッカー部に入ろうかと思うんだけど、何か知ってることってある?」
G 岬「天ケ瀬先輩ってどんな人?サッカー部のキャプテンってこと以外知らなくて」
H 岬「早川さんって女の子なのにとってもサッカー上手いよね」
I 岬「如月さんってどんな人?一緒に風紀委員してるみたいだけど」
J 岬『こんど一緒にどこかへ出かけない?パリの外れに出来た神社へ行ってみようよ』
K 岬「双海っていう双子の女の子、イタズラ好きだよね」
L 岬「水谷さんの話聞いたけど、大丈夫なのかな」
M 岬「弓の方はどう?忙しそうだけどさ」
N 岬『早乙女さんはサッカーに興味ある?一緒に出来たら嬉しいかな』
O 岬『この頃パリも物騒になってきたね、ゲームセンターで暴漢が現れたっていうし、色々事件も起こるし』
P その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
(『』内は前回の会話時の選択から新たに追加した項目です)

382 :森崎名無しさん:2019/02/02(土) 19:25:27 ID:WrApm4lg
A

383 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 20:06:43 ID:S3FVxcpM
所用につき、しばらく席を離れます。今日中に続きを投稿出来るとは思いますが、
何時位から再開出来るかは不明です。

384 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:00:50 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。
少しでも責任の大きい人間に話を通しておいて、いざというときに説得を容易にしておきたい。

岬「もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?」
聖薇「命、ですか」
岬「うん。自分だけじゃなくて、例えば僕や如月さんとか、学校の誰かが危ない人に襲われたら」
聖薇「その時はこの命にかけても守ります」

要件を伝えきる前に、ゆるみの無い口調でピシリと宣言した。
真面目な顔つきと声色で断言する様子からは、その場の思い付きや冗談を発する時に感じられる軽みは見られない。

聖薇「学校で毎日を過ごすあなた達の安全と安心を守るのが、風紀委員長に与えられた使命です。
   恐怖におびえる人がこれから1人も出ないように、体を張ってでも守ってみせます」
岬「(『これから』?)」

ただ、何か引っかかる言葉も聞こえてきた。

これから。

何か以前にあったのだろうか。その事も気になって話を続けようと思った時だった。



あずみ「ヤッホーっ、久しぶりー岬くん!」

385 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:05:59 ID:S3FVxcpM
A 岬『もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(そろそろ遠回しに僕達の危機について、話してみよう)」

今後の事を考え、これからの準備としてほんの少しずつお告げの事について話をする事にした。
これから学校内で仲間が見つかり、協力を求める事となった際、いきなりでは混乱が大きすぎる。
少しでも責任の大きい人間に話を通しておいて、いざというときに説得を容易にしておきたい。

岬「もしもだけどさ……生徒の命が危ないって聞いたら、どうする?」
聖薇「命、ですか」
岬「うん。自分だけじゃなくて、例えば僕や如月さんとか、学校の誰かが危ない人に襲われたら」
聖薇「その時はこの命にかけても守ります」

要件を伝えきる前に、ゆるみの無い口調でピシリと宣言した。
真面目な顔つきと声色で断言する様子からは、その場の思い付きや冗談を発する時に感じられる軽みは見られない。

聖薇「学校で毎日を過ごすあなた達の安全と安心を守るのが、風紀委員長に与えられた使命です。
   恐怖におびえる人がこれから1人も出ないように、体を張ってでも守ってみせます」
岬「(『これから』?)」

ただ、何か引っかかる言葉も聞こえてきた。

これから。

何か以前にあったのだろうか。その事も気になって話を続けようと思った時だった。



あずみ「ヤッホーっ、久しぶりー岬くん!」

386 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/02(土) 23:07:41 ID:S3FVxcpM
今日はこれまでにいたします。思ったより再開に時間がかかり過ぎてしまいました。
明日はもう少し投稿できるようにしたいです。

387 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:20:42 ID:m0OntpQw
これより投稿を開始いたします。なお、幕間にて演出の都合上
物語描写の視点が変更されます事をご了承願います。

388 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:22:06 ID:m0OntpQw
教室後ろのドアから、短髪サッカー少女が現れる。
会話中である事などお構いなしの開けっぴろげなあいさつの後、トタトタとこちらへ歩み寄ってドカリと隣の席に座りこむ。

あずみ「あらやだデート中だった?面白そうねえたまには忘れ物してみるもんだわ」
聖薇「早川さん」

再び指で眼鏡の縁を押さえ、あずみちゃんを問い質す。顔は険がかかっていて、傍目にも苛立っているのが分かる。

聖薇「人との話中に割り込んで放埓に座り込んで茶々を入れるなど、少々無礼が過ぎるのではありませんか」
あずみ「うるさいわねえ、クドクドクドクド行儀に注文付けて
    華道教室の師範のお小言ですかこのヤロー。三つ指ついてお辞儀しないとおしゃべりもできない訳?」

聖薇「早川さん!この際ですからあなたに話しておきたい事があります、あなたは少し自由奔放すぎます!
   学校は成績が良ければいいというところではありません。
   身を修めて行いを正し、世に出て人から後ろ指を指されぬような生き方を身に付けていくところです。
   それをあなたは自分はおろか、他人まで巻き込んで遊び回って」
あずみ「他人までって、もしかしてあたしのゲームセンターに友達連れて行った事?それならこっちも言ってやるわよ!
    あたしの所へ遊びに来る友達に、1人のワルもいないんだから!
    あたしより勉強出来るのも一杯いるし、優しい人もいーっぱいいるわ!」

389 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:23:24 ID:m0OntpQw
まさに泥沼。性状的に反りが合わないらしく、数分もしないうちにいがみ合いをはじめてしまった。
このまま喧嘩されては収拾がつかない。早いところどうにか収めなければ。

あずみ「だいたい……」
聖薇「そもそも……」

パアン!

言い争う2人の間に手を伸ばし勢いよく叩く。不意打ちと高音で2人とも動きが止まったのを見計らって、事態の収拾を図る。

岬「そこまで。こっちの話は、えっと、今度早乙女さんの家で
  テストとかをするって事なんだから。そう聞かれて困る話じゃないよ」

命の危機については伏せておきながら、あらましをさっと述べ、解決案を提示してみる。

岬「そういえば話を聞いて思いついた事があるんだけど、早乙女さん。今度の勉強会に早川さんも招いてみたら」
聖薇「えっ、それは」
あずみ「いやよ!こいつの家で勉強なんて」

岬「まあまあ、勉強するのは僕だけだから、あずみちゃんは家でゆっくりしていればいい。
  早乙女さんの家は珍しいものがいっぱい置いてあるから、退屈しないと思うよ。
  それに如月さんも一緒に来る予定になっているから」
あずみ「如月って、千早の方?」
岬「そう。如月さんとは仲が良いの?」
あずみ「姉っていうより弟の方はね。うちの所にあの双子ちゃん達に
    連れられてやって来たことがあって、それ以来一緒に楽しくやってるわよ。
    それが縁で千早とも知り合って、時々おしゃべりするようになったかな」
岬「そうか。それは良かった」
聖薇「岬さん、ちょっと」

390 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:24:45 ID:m0OntpQw
横から聖薇が口を挟んでくる。異議を差し込まれる前に機先を制する形で、彼女に話しかける。

岬「早乙女さん、早川さんとは何回か色んな場所で交流の場を持った事があったけど、元気で真面目で裏表のない、良い子だと思う。
  一度親しくつきあう場を作って話し合えばきっと理解しあえると思う。どうかお願いします」
聖薇「え、いや、そんな」

聖薇に向けて頭を下げる。恭しく懇願する姿を見てうろたえ気味に相手は僕の言葉を受け止め、観念して提案を了承した。

聖薇「分かりました。母に頼んで早川さんも受け入れてもらえるようにします。ただし食事が始まるまでの間
   マロニエの調理の手伝いをしてもらうのが条件です。手伝うといってもそれほど多くはありませんから、
   見物をしたり話をする時間は十分にあります。それでいいですね」
あずみ「そうね。そういえばコイツの家に来るのも初めてだし、マロニエ料理を作るのも初めてだから、
    いい暇つぶしになりそう。うん、行くわ」
岬「うん、決まり。それじゃあ時間も遅くなったし、残りは歩きながら話そう」

こうして半ば強引に仲直りの場を持たせた後、疑問を持たせぬうちに席を立たせ帰路につかせた。
これまでの様子からしてテスト時間中の聖薇は僕に付きっきりでもう1人は千早を加えて調理に勤しむだろうし、
食事中は僕が仲裁に加われるからどうにかなるだろう。こうして、
どうにか事が大きくならないうちに、家路につく事ができたのであった。


*早乙女家の食事会にあずみも加わる事になりました!
登場人物間の感情が明らかになりました!
あずみ→(うるさい)→聖薇
聖薇→(だらしない)→あずみ

391 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:26:19 ID:m0OntpQw
           第22−23話間幕間 『知らせ』


早乙女「マロニエよし、もち米よし、蒸籠に破れはなし、砂ふるいに穴は開いていないっと」

今日は娘が初めて学校の友達を呼んで家にやってくる。そのうちの1人はあの日に訪れた男の子、
彼の勉強成果を確認するテストを家で行い、ついでに食事会を行うという事だが、
せっかく人足となる子が来てもらったのだ。その子にも力仕事で調理を手伝ってもらおう。

早乙女「(それにしてもあの子が男の子をねえ。ようやく立ち直って来たかしら)」

娘の回復にホッとしながら料理の準備を始めてようとすると、チリリリリと電話の鳴る音がする。
掴みかけた布巾を置き、受話器を取り上げると、懐かしい声が聞こえてきた。

早乙女「もしもし、あら、石清水社長さんじゃない」
石清水「ははは、随分なあいさつだなあ愛、だいぶ前に婿入りしていたはずじゃないか」
早乙女「ふふふ、ごめんなさいねあなた、ちょっとふざけてみたくなりました」

電話から聞こえてきたのは大切な人からの声でした。久しぶりに声が聞けて顔がほころんでしまいます。

早乙女「樹里亜は元気かしら?」
石清水「元気だよ、日に日にやんちゃになってきて相手になるのは格闘みたいなものだよ、すっかり元気になった」
早乙女「良かった。聖薇の方も人を恐れなくなったみたいで、今日はお友達を家に連れてくるのよ」
石清水「そうか、それは良かった……と言いたいところだが、実はそうも言っていられなくなった」
早乙女「言っていられないって、何かありましたの?」
石清水「ああ、聖薇を襲った犯人の事だ」

392 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:28:09 ID:m0OntpQw
早乙女「えっ!?」

思わず大声を出した後、ハッとなってキッチンのドアを開けて周囲を見回しました。
幸い、私の他には誰もいません。すぐに戻って犯人の詳細を尋ねます。

早乙女「本当!?」
石清水「ああ、本当だ。3年前にガードマン3人を膾のように切り刻み、聖薇を恐怖のどん底に陥れた憎むべき男、
    正体もろくに分からず、かき消すように姿を消していた奴が、どうも愛と聖薇のいるパリに来ているらしい」
早乙女「それは確かな事?警察ですらろくな手掛かりを掴んでいないというのに」
石清水「残念だが、確かなようだ。うちの会社のパリ支社から、犯人の人相に似た人物が入ったとの連絡があった。
    それを確認すべく調査部の専門の人員にその人物を追跡させたが……
    2日後、路地裏で全員遺体で発見された。バラバラに切り刻まれて」
早乙女「!」

一瞬、フラリと体がよろけそうになりましたが、何とか手すりに手を伸ばして事なきを得ました。
何人もの人間を躊躇なく殺し、娘を一時恐怖と不信の底に叩き込んだ悪魔。
好奇の目に晒される聖薇を守るため、ひっそりとパリの隅に隠れ住みようやく落ち着いたところで湧いて出た災難。
信じたくはありませんでしたが、事実である以上は娘を守る方策を取らなくてはいけません。

石清水「大丈夫か?」
早乙女「ええ平気よ。心配しないで」
石清水「それならいいんだが、愛は昔から無茶しやすい。気を付けてくれよ」

393 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:29:42 ID:m0OntpQw
早乙女「あなたこそそんな事を。私に負けず劣らず命がけの事をしたではありませんか。それより、今後の事について」
石清水「そうだその事だ。愛の父上や母上とも相談したのだが、やはりここは警備の厚い日本に戻るべきかと」
早乙女「いえ、ここで迂闊にバタバタするべきではありません。
    まだ相手の出方や意図も分からないのに、無暗に動くと相手に存在を悟られるかもしれません。
    しばらくはじっとしているべきかと」
石清水「し、しかし」
早乙女「私が命にかけても、娘は守りぬいてみせます。
    あなたは会社から、必要なら外部の人間を雇い入れてでも、犯人の意図を調べ上げてください」

キッパリと帰国の勧めを断り、様子が分かるまでじっと息を潜めている事を伝えました。
主人はしばらく黙っていましたが、決心がついたようでもう声に迷いは無くなったようです。

石清水「分かった。詳しい事が分かり次第すぐに伝える。
    愛の方も動きが知れたり、万一危険な目にあったらすぐに伝えてほしい」

分かりました、そうしますと主人に伝え、受話器を置いた後すぐにぐらりと体が崩れ落ちそうになりました。
すぐ近くに椅子が無ければそのまま醜態を晒していたかもしれません。
そうして聖薇がコツコツとノックをするまで、私は混乱した感情を押さえ込むため、椅子から身動き1つできませんでした。

394 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/03(日) 22:32:15 ID:m0OntpQw
            第23話『テスト、食事会、そして告白』


岬「早乙女さん、おはよう」
聖薇「おはようございます、岬さん」

朝7時。太陽こそ昇っているとはいえ、何とも早い時間だ。
これまで受けてきた個人学習の総仕上げとして、僕はこれからテストを受ける事になっている。
ここで1教科でも80点を下回れば、入学してからも補習を受けるはめになってしまう。
昼ごはんとその後のおやつ、マロニエ餅作りのために強行軍とはなるが、なんとしてもクリアしておきたい。
別室に案内された後、試験時間等の簡単な説明を受けて、最終テストがはじまった。

先着1名様で以下のように書き込んでください。!とnumの間の空白は埋めて投稿してください。

★国語 86+! num点
算数  84+! num点
理科  79+! num点
社会  78+! num点
フランス語  100点
(前回の段階で100点越えしているため固定)★



以上で本日の投稿は終わります。

395 :森崎名無しさん:2019/02/03(日) 22:46:50 ID:???
★国語 86+ 0
算数  84+ 2
理科  79+ 3
社会  78+ 4
フランス語  100点
(前回の段階で100点越えしているため固定)★

396 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:48:10 ID:WmYfsMY2
★国語 86+ 0 点 算数  84+ 2 点 理科  79+ 3 点 社会  78+ 4 点
フランス語  100点(前回の段階で100点越えしているため固定)
⇒国語86点、算数86点、理科82点、社会82点、フランス語100点★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドアは閉まり、聖薇と向かい合った2人きりでの形でテストがはじまる。
家に返ってからきちんと復習に取り組んできたおかげで、苦手だった理科や社会もスラスラと
答えを書き入れる事が出来ている。おそらくは目標たる80点を突破していく事が出来るだろう。

そうやって苦手科目を突破し、比較的自信のある国語のテストに入る。
昼食までにテストを終わらせるという予定上、それほど休み時間は多くない。
そのため3教科目の問題を全て書き終わった頃には体が沈み始め、指先には乳酸がたまっていて動きが鈍くなりかけてきていた。

幸い監督官は今、先に解いた理科・社会のテストの問題と解答用紙を見比べ、答え合わせをしている。
これまでに時折母親に呼ばれて中座して、戻った後はしばらくの間
一層の厳戒態勢で臨んでくるため、未だにチェックが終わっていないらしい。
そう言う訳で現在若干の余裕が生まれている。僕の座る席は窓に接していて、視線を横にそらすだけでも外の様子がよく見える。
聖薇の視線がこちらからそれているのを確認してから、悟られないようにそっと目玉だけを動かし、外の景色を眺めた。

マロニエの葉は秋を感じさせる黄色い色づきとなっている。
棒で叩き落としたためだろうか、幹の高さが上がるごとに枝先のマロニエが多く実っている。
丸々とした実から視線を下ろし木の下の光景に目をやると、ちょうどル・エストへ向かおうとする、
千早とあずみちゃんの姿が見えた。

彼女達2人はほとんどくっつかんばかりに密着して歩いている。
よく見るとあずみちゃんの右手にはウォークマンが握りしめられ、そこからそれぞれの右耳左耳にイヤホンがかかっている。
ウォークマンの持ち主は空いた左手を突き出し、次にグルグル勢いよく振り回しながら、
右へ左へとリズムを取っていて、傍目にも分かるほどノリノリになっている。
その傍らで同じ曲を鑑賞している同伴者も、じっとしてこれといった身動きはしていなかったものの、
表情は満足気で音楽に聞き惚れている様子がありありと伝わってくるものだった。

397 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:50:00 ID:WmYfsMY2
聖薇「お疲れさまでした。これで試験は全て終わりです。結果は昼食後に集計して返却しますので、しばらくお待ちくださいね」

5教科全てのテストがようやく終わり、肩をなでおろす。

岬「ようやく終わった。ああ、疲れた」
聖薇「問題を解くのは大変ですが、この事を忘れようとしたら、またここで勉強ですよ。これからも頑張ってくださいね」

試験官だった目の前の相手もホッとした様子で言葉を返す。試験中の定規で測ったような固い口調が和やかに丸まっている。
階段を下りて皆で昼食を食べる部屋まで行くと、千早にあずみちゃんが配膳をしていた。
2人ともエプロンを着けているが、どちらも粉や水滴がかかっているところを見ると、料理作りに奮闘してくれたのだろう。

千早「あら、岬君。こんにちは」
あずみ「ようやく生きて帰って来たか、お疲れさん!」
早乙女「2人ともお疲れ様、ちょうどご飯が出来たところだから、みんなでいただきましょう」

後ろからCDプレーヤーの用意をする、このお店の主人の声がする。千早が手に持つ皿をテーブルに置いた後、
パタパタとプレーヤーの所へかけて行き、プレーヤーそばのケースを取りCDを出す。

398 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:52:11 ID:WmYfsMY2
千早「あの、次はこれを流してもらえませんか。みんなで一緒に」
早乙女「そうね。はい、どうぞ」

CDをセットして開き口を閉ざし、再生ボタンを押す。
流れてきたのはいかにも折り目正しいクラシック・ミュージックだった。

早乙女「あら、モーツァルトの弦楽四重奏曲じゃない。たしか、ええと」
千早「『狩』です。弦楽四重奏第17番変ロ長調K458の。これが好きなんです」
早乙女「あら本当。あれは佳いわ。優雅さと活き活きとした気っぷの良さが両立して互いに損なっていない。
    14小節目のあたりからの、風にそよぐ木の葉のさざめきの中から、憂をおびた少女が立ち現れてきそうな風情が心地いい感じ」
千早「はい。私もそこは大好きです。チェロがスービト・ピアノ(※1)にかかる中、
   ヴァイオリンが息をひそめて途切れそうになるか細い、それでいて心臓を高鳴らせる旋律を奏でる所は特に。他にも……」

呪文のような昔の音楽の題名をスラリと言ってのけ、生き生きとした表情で音楽の魅力を語っている。

岬「(僕の周りにはどうしてマニアな女の子が集まるんだろう)」

ふっとそんな事が頭に浮かんだが、思案を深める間もないまま、今度はあずみちゃんが目ざとく腰につけた袋に目をつけてきた。

あずみ「あ、なにそれ?お土産?プレゼント?」

沙織さんからもらった勾玉を入れた袋を物欲しげに指さしている。優を助ける仲間を見つけるため、
肩に紐かけぶら下げて持ち歩く事にしている。
ル・エストに来るまでも、袋から取り出して日にかざして、該当者がいないか探した。
本当にパリの中から3人も探し出せるものか、どうか。
それでもこの食事会の話題にはなるし、これから人探しを行うにあたって協力とはいかなくとも、
理解してもらえればこれからの活動の助けになる。そう思って袋から取り出した時だった。


勾玉が、光った。



399 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:53:17 ID:WmYfsMY2
爆発のような、光だ。

青白く蛍の光のようにボンヤリと光っていた勾玉が、袋から外に取り出した途端照明弾の如く爆発的に発光した。
沙織さんから渡された3つの勾玉は全て手で握りしめているが、その隙間からも眩しく光が照りつける。
思わぬ事に動転して手を開くと、青く輝く光源は矢を射る勢いで光を放ち、あずみと千早と聖薇に刺し貫かんばかりの速さで照射した。


あずみ「うわっ!?」
千早「えっ!?」
聖薇「ま、まぶし……!」


目がくらむ程の閃光だった。3人をバッと照射した後は急激に光勢が衰えたが、
それでも埃1つない白熱電球程に、勾玉は輝き続けている。

余りの事に少女3人は言葉も出ない。僕もあほうのようにポカンとして言葉を失っていたが、
ようやく落ち着きを取り戻して、事の次第を説明しようとした。

岬「あの、これは」
早乙女「岬くん」

400 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:54:55 ID:WmYfsMY2
聖薇の母親にやんわりと呼び止められる。
これ程の異常時にも関わらず、この人は顔にほほ笑みを絶やさず、声に少しの震えも見られない。
何を話すかとジッと集中して目の前の婦人を見つめる。

早乙女「食事にしましょう」
岬「えっ」

目の前に羽虫がまぎれこんだ程度の涼やかさで僕の動揺は受け流された。

早乙女「せっかく聖薇の友達が手伝ってくれた料理、冷ましてしまったら勿体ないわ」

吹き込んだ風をお便りにしたような軽やかな仕草で、スッと手の平をテーブルに指し示す。
その仕草で魔法が解けたかのようにハタと反応をしはじめる。
はじめどのようにすればいいか逡巡しているようだったが、結局どうしていいか分からず指示通りに席へついた。
僕も間が抜けた形となり、再び何か言う気力も起きなかったので、大人しく自分の席に座る。

早乙女「ふふふ、どれもとても美味しそう。それでは、いただきます」

岬「い、いただきます」
あずみ「……いただきます」
千早「……いただきます」
聖薇「……いただきます」

401 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:57:09 ID:WmYfsMY2
目の前には小さなフランスパンが数切れに、衣とセロリの葉に覆われたカツレツ、
玉ねぎニンジンベーコンに月桂樹の葉1枚がプカリと浮かんだビーフシチューが置かれている。

カツレツは噛むほどに口の中いっぱいに滋味あふれる肉汁がほとばしり、香草の豊かな香りが鼻の中を心地よく刺激する。
お肉の味は鶏とは違うようだ。おそらく仔羊の肉を使っているのだろう。
ビーフシチューの肉は煮込んで柔らかくなっていて脂もよくまわっている。
噛むたびに滋味あふれる肉汁がにじみ出てきて、とてもおいしい。

おいしい料理と女の子達に囲まれて食べる食事だが、今の事態を考えるととても楽しむ気にはなれなかった。
周囲の女の子達も何を話せばいいのか分からないようで、ただモーツァルトの四重奏が流れるままになっている。
曲はすでに最初の所から随分進んだようで、舞い踊った蝶が年老いて打ち沈んだような、憂いる空気が流れていた。

岬「(まいったなあ、こんな空気になったら協力させづらいや。もう一度話しかけた方が良いかな。
   それともここは黙って自分の考えをまとめるか、そうでなければ他の人に別の話題を振って、
   この場の雰囲気とこれからの状況を変えておくのが良いか。どうしよう)」

あれこれ考えた結果、僕はこうすることにした。

402 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 14:58:50 ID:WmYfsMY2
A 岬「すいません、やはり今ここで話させてください」(光る勾玉、そしてお告げの事について語ろうとする)
B 岬「僕はこれからどんなお手伝いをすればよろしいですか?」(午後からの予定を尋ねる)
C 岬「早乙女の、お母さん?何か面白そうなものありますか?」(雑誌などのアイテムについて訊いてみる)
D 岬「如月さんorあずみちゃん達がここに聞いてた曲って何?」(千早とあずみが聞いていた曲について尋ねる)
E 岬「如月さん、あれから優君は元気です?」(当事者に最も近い千早になんとかそれとなく察しさせる)
F 岬「あずみちゃん、詳しい事はあとで話すけど……本来君には関係ない事なんだ」
   (一旦こちらから距離を置かせることで断るタイミングを失わせ、
    その後の関係の進展から引き受けるように持って行く)
G 岬「ああ、美味しいね、早乙女さん」
   (頑張った2人について触れるように話を持って行き、和解のきっかけを作る)
H  その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、Dを選択する際は、話しかける相手の名前も記載してください。

403 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 15:05:00 ID:WmYfsMY2
用事があるため一旦失礼します。続きが今日のうちに書けるかどうかは今のところ分かりません。

※1:スービト(subito)=ただちに、すぐに。つまりスービト・ピアノは
  「すぐに音の強さをピアノほどにちいさくせよ」との意味。


あと、テクモ版キャプテン翼6を熱望する方が、こんなサイトを作っていました。
とても興味深いので皆様もぜひどうぞ。

「キャプテン翼6 夢のワールドカップ」
https://www65.atwiki.jp/captaintsubasa6/

404 :森崎名無しさん:2019/02/11(月) 15:34:02 ID:++8ZGTlE
G

405 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/11(月) 17:30:19 ID:WmYfsMY2
済みません、今日は投稿できそうにありません。
どうか今しばらくお待ちくださいませ。

406 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/17(日) 14:05:37 ID:7G/ANOe6
G 岬「ああ、美味しいね、早乙女さん」
   (頑張った2人について触れるように話を持って行き、和解のきっかけを作る)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
喜色を浮かべて隣にいる聖薇に話しかける。勾玉騒動があってからピシリと表情が張りつめたばかりでなく、
思いつめているのかこれから先に思案をめぐらせているのか、それとも単に予想外の事が起こって固まっているだけなのか、
光のあたり加減で表情を読み解く能面のような顔つきになっていて、何を考えているのか分からない。

岬「(これじゃあ何を話しても頭に入らない)」

残りの2人も同じようなものだ。どちらもどこか気まずげに食事を口に運ぶだけで、一向に言葉をかける気配が見えない。

岬「(まずは他愛もない会話でもして、この場を何とかしないと)ああ、美味しいね、早乙女さん」
聖薇「えっ、は、はい」

急にナイフが皿の上を滑る。ハッとして生気が戻り、慌て気味に言葉を返す。

聖薇「ええ、とても」
岬「僕だとここまで作れるようになるのに何年かかるだろう。
  みんなが頑張ってくれたから、こんなに美味しくなったんだろうね。そうでしょ、あずみちゃん」
あずみ「あっ?う、うん、そうよ!仔羊焼きも牛肉煮込みも頑張ったんだからね。
    白ワインと鶏のだし汁の匂いを嗅ぎながらパセリとニンニクと生パン粉を混ぜ合わせて……
    面白かったよね千早ちゃん?」
千早「そうね。私はトチモチのところが一番面白かったわ。トチなんて昔話でしか聞いた事なかったから。
   今まで料理はパスタをゆでる位しか出来なかったけど、私も作れるようになれるかも」

ようやくにしてワイワイガヤガヤと話に花が咲きはじめる。
異様な緊張を吹き払おうと、皆が話に乗っかるように積極的に話をはじめてくれた。

407 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/17(日) 14:08:30 ID:7G/ANOe6
岬「(さて、これで委員長さんが偏見をといてくれるといいんだけど)」

話を盛り上げた2つ目の目的は達成されただろうか。実際の頑張りをみて彼女への偏見が解消されたかどうか、
確認のため聖薇の方へ顔を向け、状態を観察してみた。


先着で
★聖薇の反応→! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER・ダイヤ→聖薇「あなたが好きだというテレビゲーム、今度私にもおしえてもらえないでしょうか」
           進んで理解しようとする姿勢もみせた
ハート→聖薇「この間は申し訳ありませんでした」 頭を下げこの間の非礼を詫びる
スペード・クラブ→聖薇「ええ、よく頑張ってくれたみたいですね」 特に変化は無かったようだ


一旦用事のため中座いたします。続きを夜に書けるように努力いたしますが、
無理であった場合はその旨報告いたします。

408 :森崎名無しさん:2019/02/17(日) 14:39:02 ID:???
★聖薇の反応→ クラブK

409 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/17(日) 19:53:02 ID:7G/ANOe6
済みません、今日は投稿出来そうにありません。何卒もう少しお待ちください。

410 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 20:16:30 ID:pdz/FjeI
★聖薇の反応→ クラブK ★
→聖薇「ええ、よく頑張ってくれたみたいですね」 特に変化は無かったようだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみ「トチノミ結構あったねー、他のはホントに手伝い程度だけど、
    十個や二十個なんてもんじゃなくて、それこそ山盛りはあったんじゃない。
    むき出しの実をを金槌でつぶした後、トーシに通して灰を洗い落として、って」
千早「トーシにとおし……ふふっ、ふふははあははっ!ちょ、ちょっと、あずみっ」
あずみ「やっちゃった。まったく、いつもいつもこんなしょーもないことで笑わないでよ」
千早「だって、それは、不意打ちじゃない」

他愛もない話から思いがけないツボに入ったらしく、如月さんが相好を崩した。
見慣れた光景らしくあずみちゃんはあきれ顔で応対している。
肝心の料理での貢献に話が及ばなかったためだろう。
隣の委員長さんは通り一遍の感想をつぶやいただけで、大きな進展は見られそうにない。

*あずみ・聖薇間の関係改善はありませんでした。


そうして食事は終わり、あずみちゃんと如月さんは早乙女婦人に連れられて食器の後片付けへ向かう。
僕はぼんやりと外を眺めながら椅子に座っていると、ビニールカバーを携えた聖薇がこちらへと向かってくる。
中に白い紙が入っているところを見ると、解答用紙が入っているのだろう。

聖薇「答案を返却します。よく内容を確認して、間違えたところを見直してください」

予想の通り聖薇から紙が渡される。手に取ってばさりと机に広げ、結果を確認する。

聖薇「国語86点、算数86点、理科82点、社会82点、フランス語100点。合格です。
   まだ少し足りないところがありますが、この位なら1人でも大丈夫でしょう」

無事合格ラインの80点を全て突破した。このまま大きく欠伸でもしたい気分だったが、
合格報告もそこそこに相手が手招きをしながら僕を呼び出すので、やむなく向かって行くと両手に
はち切れんばかりに新聞紙が詰まった紙袋を持つ早乙女婦人の姿が見えた。

411 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 20:18:07 ID:pdz/FjeI
そして婦人の脚のすぐ後ろには、今時民芸館でしかお目にかかれないような、臼と杵も見える。

早乙女「聖薇、これから外へ出すから、広場まで通る廊下に新聞紙を敷きつめて。階段の段差は厚めにね。
    岬君は悪いけど、このお母さんと一緒に外まで運んでくれない?」


早乙女「そうそうそのまま、まっすぐ、あ、ちょっと右に回って。このままだとドアにぶつかるわ」

要請に従い、臼の縁一点のみを床に着けるようにして、早乙女婦人と共にゴロゴロと臼を転がす。
時折くる指示にそって慎重に運んでいき、階段や曲がり角といった難所を何とか通り抜けていった。

ゆっくり臼を転がしていく中、今この目の前にいる婦人にだけでも、
先の異変について告げるべきではないかとの考えが、ふっと頭に浮かんだ。
この時間からして3少女は全員外に出払っている。そう思って顔を向けたが、


くすっ


そんな「におい」が顔から自分へとしみ入り、言葉が出てこなくなってしまった。

岬「(昔見た映画でこんなシーンがあったな)」

題は忘れてしまったけれど、似た「におい」のする映画を思い出した。
恋仲の新聞記者と王女が止む無く分かれた後、旅行からの帰国に際しての記者会見時の事だ。
ただの記者と王女に戻った会見場で最後に王女が去る場面で、立ち去る時に他の記者達に一言ずつあいさつをするシーンだ。
恋仲の記者と対面する時、目も口も顔の筋肉も動いていなかったのに他とは明らかに違うもの。
あの表情とも空気ともいえない「におい」を目の当たりにして、僕は何も言えなかった。

岬「(やっぱり、ただ者じゃない)」

臼運びを手伝う妙齢の女性を横目にして、ますます僕は疑念を深めていくのだった。

412 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 20:20:35 ID:pdz/FjeI
早乙女「さて、これから皆さんには餅つきをしてもらいます。
    杵を持ち上げて突く人と持ち上げている間に餅をこねる人、かなり疲れるから交代でするように。
    くれぐれも岬君が男の子だからって、杵ばかり突かせないようにね。
    私は晩御飯の準備やお餅につける餡や味噌の準備があるから後の詳しい事は聖薇に訊いてね」

新聞紙を敷きつめた広場の上に、ズンと臼と杵が鎮座し、中にはモチ米とすり潰した黄土色のマロニエがたっぷりと入っている。
これを食べられるようにするには5分や10分ではすむまい。
覚悟を決めて説明を聞き役割分担を決めた後、力を込めて思い切り杵を臼へと叩きこんだ。


・休憩時に話しかける相手

A あずみ
B 聖薇
C 千早

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

413 :森崎名無しさん:2019/02/23(土) 20:22:32 ID:4IQDcXLM
A

414 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 20:59:01 ID:pdz/FjeI
A あずみ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A 岬「初めてきてみて、どうだった?この店(今日は聖薇との縁ができればいい)」
B 岬「初めて会ってみて、どうだった?風紀委員長ではない聖薇さんは(少しでも仲良くなってくれるといいんだけど)」
C 岬「如月さんとここに聞いてた曲って何?(千早とは仲が良いのかな。そこのところも確かめてみよう)」
D 岬「サッカーの具合はどう?(僕がいない間、ちゃんとやってるかな)」
E 岬「中古の壊れかけたものでもいいからさ、余ったゲーム機ある?(上手い事タダで手に入れられないかな)」
F 岬「お母さんと会ったけど慌てて帰っちゃったんだ。何か知ってる?
   (あれは絶対何かある。何か情報を得られないだろうか)」
G 岬「あずみちゃん、詳しい事はあとで話すけど……本来君には関係ない事なんだ」
(一旦こちらから距離を置かせることで断るタイミングを失わせ、その後の関係の進展から引き受けるように持って行く)
H その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、これら選択肢を選択した後、さらに分岐します。

415 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/23(土) 21:17:14 ID:pdz/FjeI
本日はこれまでにいたします。
なお、最近Twitterを中心に、勝手ながらキャプテン森崎やキャプテン岬に
ついて宣伝しておりますが、もし初めてきたという方がいらっしゃいましたら、
まずは1さん、2さんが投稿したキャプテン森崎をお読みください。質量ともにそちらが優れていますし、
また、こちらは本編を下敷きにして執筆しているので、先に読んでもらえると
説明が少なくて助かるという側面もあります。(笑)

416 :森崎名無しさん:2019/02/23(土) 21:53:04 ID:4IQDcXLM
B

417 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/02/28(木) 19:45:53 ID:???
済みません、仕事の都合により今週は続きを投稿出来そうにありません。
どうか御了承をお願いいたします。

418 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:20:01 ID:Zm1hGbuI
B 岬「初めて会ってみて、どうだった?風紀委員長ではない聖薇さんは(少しでも仲良くなってくれるといいんだけど)」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
何とか両者和解の糸口はつかめただろうか。そうなる事を願って今回の食事会に2人をくっつくよう話を持っていったのだが。

あずみ「どうだったって。どうだったも何も、あいつ岬君と2人きりだったじゃない。
    たまに出る時も親の所へ行くばっかで、あたしの方には来てないわよ」

交流の機会さえなかった。そうあずみの返事を聞いて、心の中でため息が出た。確かにテスト中は部屋でこもりきりだった。
さらに言えば食事の時も勾玉の件があるにせよ、互いに一言も交そうとしていなかった。
どちらも自分から仲直りしようという意思自体が無い、という事なのだろう。

岬「(これは思った以上に難しそうだ。まいったなあ、これからの為に協力してもらいたいのに)」

関係改善が予想以上に難しいと分かり、頭を抱えたくなる。そんな僕の気持ちなどつゆ知らず、
すぐ隣に座る女の子はブツブツと愚痴をつぶやいてくる。

あずみ「絶対に前世は鬼軍曹よ、教官になったら戦地に立つ前に3人や5人は死んでるよあれ。
    それを聞いた風して聞き流さないとやっていけないこっちの身にもなってみ……」
聖薇「聞こえてます!」
あずみ「うわっ!」

餅をこねていた聖薇が振り向き、苛立だしくあずみを睨みつける。

あずみ「まったく驚かせないでよ、こっちはたまったうっぷんを吐き出してるところなのに。あー、千早今だよ打ち下ろしちゃって」
聖薇「私の手を潰させる気ですか!いえ、それよりも早川さん、今まで私の話を聞き流していたんですか!?
   あれだけ話して少しは頭に残っていると思ったら……」
あずみ「あれ、アンタあたしが聞いてると思ってたの?あんな般若心経みたいな堅苦しい文句、あたしだけじゃなくて他の誰も」
聖薇「早川さん!」

419 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:21:14 ID:Zm1hGbuI
殴りかかるような語気であずみちゃんを襲う。攻撃を受けた相手はニヤニヤと小馬鹿にした笑みを浮かべて立ち上がる。

あずみ「顔まで般若になったらいよいよ誰も聞きゃしないって。それじゃ岬くん、ちょっとだけエスケープしてくるわ、んじゃ!」
聖薇「こらっ、待ちなさい!」

すっと飛び出すようにあずみちゃんは走り去る。聖薇も慌てて追いかけていき、この場は僕と千早の2人しかいなくなった。

岬「はは、いや、早川さんも早乙女さんも元気だなあ」

思わぬ展開に戸惑いを隠しきれない風に、1人残った千早に語りかけてみる。
こう困った様子を見せれば、何かしらの助け舟を出してくれるだろう。
その読み通り、気まずい空気を流す言葉が、千早の口から出てくれた。

千早「そうね。本当に、2人とも元気ね。もう少し落ち着いてくれるといいのだけど」

すっかり慣れっこになっているのだろう。表情も語調も変わらず、餅つきの役を変え臼の前にかがみこんで、つぶやき続ける。

千早「早乙女さんは完璧主義というか四角四面というか、他人に厳しく自分にはそれ以上に厳しいって人だから、
   良くも悪くも自由奔放な早川さんとは馬が合わないんでしょうね」
岬「そうか、2人とも良い人だし、早く仲直りしてくれるといいんだけど」
千早「大丈夫よ、いつもの事だから。学校でも大抵こんな感じ、トムとジェリーみたいなものよ。
   いつも早乙女さんが早川さんを追いかけ回して、大した事も起こらず終わって、
   しばらくしたら元通り。だから気にしなくて大丈夫よ」

420 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:22:23 ID:Zm1hGbuI
少々の悶着はあったが、どうにか千早とかわりがわり餅をついてこねくり回し、どうにか次の段階に進められるところまでになった。
つき上がった餅を聖薇の母の所へ持って運ぶと、これからの調理は
テーブルについてからのお楽しみ、という理由で料理の場から遠ざけられる。
重い杵を振り上げ続けた疲れがずしりと襲ってきた事もあり、店内の端にある長椅子に腰かけて一息入れる事にした。

休んでからそう時間がたたないうちにトムとジェリー、もといあずみちゃんと聖薇が現れ僕の座る長椅子へと座りに来た。
あずみちゃんは僕の右隣へドカリと荒々しく座った後、ムスッとした顔をそらして頬杖をついたまま黙りこくっている。
聖薇の方もプイと横を向いたまま、一言も口をきこうとしない。おおかたどこか遠い所で舌戦を繰り広げてきたのだろう。

そんなピリピリした空気などどこ吹く風といった顔で、千早はビニール小袋から
砂糖をまぶしたナッツを取り出し、口の中に摘まみ入れている。
レジの横にいくらか小銭が置いてあるところを見ると、代金は支払っているようだ。

ナッツをポリポリとかじりながら、あちこちに陳列された商品を見回している。レーニンとコーヒー豆が同居したコーヒー缶、
品の良い彩のビンに入った香水やオーデコロン、武骨でクラシックなつくりのカメラと、
多種多様な商品群を通りながらうろうろと歩いていた千早が、あらと小さくおどろいて立ち止まり、銀色の板を手に取った。

421 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:24:09 ID:Zm1hGbuI
チャンスだ。椅子周りのうっとうしい空気から逃れるべく千早の下へ歩み寄る。

岬「どうしたの」
千早「えっと、ちょっと懐かしいのが目に入ったから」

僕の問いかけに反応する形で、手に持つものを僕の目の前へみせてくれた。
大きさは電卓ほどだが、その他の外見は電卓とは大きく異なっていた。横長の本体の中央には液晶画面が据えつけられているが、
そこには様々なキャラクターや風景が、下絵のようにうっすらと描きこまれている。
画面枠線の外には移動方向を示した矢印とボタンが四方に4つずつついてあり、
画面の下にはキリル文字で「электроника ин 02」と記されていた。

千早「ボタンの配置と絵の感じからして、昔遊んだ『ミッキーマウス』じゃないかしら。
   海外でもゲーム&ウオッチって人気なのね」

言われてみれば、日本にいた頃そんなものを見た気がする。ここにあるのは文字からしてソ連製だろうが、
見れば見るほど昔見た記憶の中のものと重なってくる。

岬「(プライドないんだろうか)」

自然とそんな感想が頭に浮かぶ。キャラクターのウサギとオオカミのバタ臭さも相まって、濃厚なパチモノ感が漂ってくる。
そんな何とも言えない気分になっている間に、千早はもう1つ別のゲーム&ウオッチを取っていた。

422 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/10(日) 21:28:57 ID:Zm1hGbuI
岬「あれ、また別のを。如月さん、それ買うの」
千早「ええ、もうすぐ優の誕生日だから、プレゼントに」
岬「(ふーん、もうすぐ優の誕生日か。僕も参加してみようかな?何しろ優の危険が迫っているんだし、
   それとなく知らせておかないと。命の恩人なんだから、断られる事はないだろうし。
   ただ、予定が後で何かと重なると面倒だから、今は誕生日だけ訊いておこうかな。
   それとも行かないでおこうかな。その分の時間を有効に使えるし。どうしよう)」


A 自分も誕生会に参加できないか尋ねる
B 優の誕生日を尋ねるだけに留める
C 参加しない(当該週の自由行動は消費されなくなります)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



ゲーム&ウオッチを間に千早との会話を交わしているところで、今日はこれまでと致します。
千早が手に持つパチモノゲーム&ウオッチについては、
『электроника ин 02』と単語を入れて検索してください。
(本当はURLを入れたかったのですが、入れると何故かエラーとなるので、断念しました)


423 :森崎名無しさん:2019/03/11(月) 04:06:50 ID:2UFBe+mQ
A

424 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/16(土) 21:14:27 ID:VuWvlDkE
A 自分も誕生会に参加できないか尋ねる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
折角の機会だ。凶運の星の下に置かれてしまった男の子の下におもむき、
どうにかして自分の置かれた状況を知ってもらわなければならない。
ゼビウスの絵の事をはじめとした、優自身にも興味がない訳ではない。
何より勾玉が示した優の守護者の1人、千早との関係を進展させて、
何としてでも引き受けさせねばならない。

そんな思いで千早に、弟御の誕生日参加の申し出を行ってみた。申し出を受けた千早の返事は……


先着で
★千早の返事→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→千早「今度一緒に、プレゼントを探しに行きませんか?」
ダイヤ→千早「今度母さんの代わりにゲーム機買いに行くのだけれど、
       レクチャーしてもらえないかしら」
クラブA→千早「済みません、その日は敵が襲撃するものですから……くっ」
     岬「あっ(まだシャルポワさんと和解してないか)」
それ以外→千早「ええどうぞ、優も喜びます」

425 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/16(土) 21:48:55 ID:VuWvlDkE
本日はこれまでと致します。それにしても如月さんの描写、今は小学校6年生とはいえ、
「らしさ」がなかなか出せている気がしません。もっと精進しなければ。

426 :森崎名無しさん:2019/03/17(日) 00:33:52 ID:???
★千早の返事→ ハート9

427 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/17(日) 09:41:53 ID:hI6TfS7w
おはようございます。少しだけですが投稿させていただきます。
私事により次のレスを投稿しましたら一旦休止いたします。次の投稿は
判定の時間次第で判断し、続きを書けない場合はその旨報告いたします。


★千早の返事→ ハート9 ★⇒それ以外→千早「ええどうぞ、優も喜びます」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
快く出席への許可が得られた。あとは細々とした情報を尋ね、準備を進めるばかりだ。
そう思って千早に幾つかの事を尋ねてみる。聞き出した結果は以下の通りだ。

先着で
★如月優の誕生日 10月! card+! card+! dice日★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcard・diceの間のスペースは埋めてください。

日にちは以下の週に割り振られます。
1〜3日→第1週  4〜10日→第2週  11〜17日→第3週
18〜24日→第4週  25〜31日→第5週

第5週となった場合は特別週とみなし、通常の週のような練習時間・自由時間の存在しない、誕生会専用の週となります。
現実の1983年10月のカレンダーとは異なっておりますが、誕生日決定に伴う
便宜上の理由で変更を加えた事を、どうか御理解願います。
なお、合計数が32になった場合、投票者が自由に日にちを設定できるものとします。
その際のトラブルを避けるため、これは「ID欄は空白にして」投稿を行ってください。

428 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/17(日) 09:43:30 ID:hI6TfS7w
先着で(ただし上の誕生日判定の後で)
★誕生会のメンバー ! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→ダイヤ+ トニーニョ
ダイヤ→ハート・スペード+天ケ瀬、こずえ、聖薇
ハート・スペード→クラブ+あずみ、双海姉妹、シャルポワ
クラブ→如月一家4人+岬

429 :森崎名無しさん:2019/03/17(日) 10:38:22 ID:hB7k9y46
★如月優の誕生日 10月 ハートJ + ハートK + 2 日★

430 :森崎名無しさん:2019/03/17(日) 14:45:10 ID:???
★誕生会のメンバー  ハート7

431 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/17(日) 16:06:18 ID:hI6TfS7w
今日はこれ以上投稿出来そうにありません。来週までお待ちください。

432 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/23(土) 21:03:57 ID:kzsdGeLw
申し訳ありませんが、今日は話をまとめられなかったので、続きは
来週までお待ちください。

433 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/03/31(日) 22:14:13 ID:VKCendUQ
1レスだけですが、投稿を行わせていただきます。


★如月優の誕生日 10月 ハートJ + ハートK + 2 日★→10月26日(第5週)
★誕生会のメンバー  ハート7 ★→如月一家4人+岬+あずみ、双海姉妹、シャルポワ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(10月26日か。これから話す事について、家族に話す時間が1月もある。
   話が重すぎて胸の奥にしまっておくとしても、それだけあれば心の整理もつく。
   万一問題が起こっても十分なフォローができる)」

誕生日の日取りを確認しながら、密かに胸を撫でおろしていた。これだけ時間があれば不測の事態にも対処できるだろう。

岬「そうか。楽しみだなあ賑やかそうで」
千早「そうね、優の友達が来てくれるみたいだから、少なくとも退屈はしないと思うわ。
   早川さんに真美と亜美、それとポワロも」
岬「(ポワロ?ああ、シャルポワの事か。ちょっと言いよどんだり、呼び捨てにしているところをみると、
   わだかまり解けてそうにないなあ。もう少しそこのところ、話を振ってみた方がいいかな。
   いや、まだ勾玉の件も話してないのに、余計な事を抱え込むはめになるかもしれない。さて、どうするかな)」

A 話してみる(さらに分岐)
B 話さない。面倒事は増やしたくない
C 話さない。聴きに徹して情報収集だけにとどめる

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

434 :森崎名無しさん:2019/04/01(月) 18:16:32 ID:???
A

435 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/06(土) 21:05:24 ID:gtgTVhYw
今週も1レスしかできません。現在モチベーションが落ちている状態でして、あまり執筆できないでいます。
もちろんこれからも書き続けますが、なにとぞご容赦願います。



A 話してみる(さらに分岐)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(さて、どうなっているのかな)」

千早の内情を探るべく、急いで思案をめぐらせる。

岬「(胸の事だけで意固地になっているなら笑い話で済むけど、そこまで単純な人だろうか)へえ、色んな人が来るんだね」
千早「ええ、優がゲーム好きになったのは早川さんのおかげだし、真美達が優を引っ張り出してくれなかったら、
   あの子の歓心が外に向かう事も無かった。来てくれるのが楽しみ」

さりげなく千早の人付き合いを尋ねた頃には、千早の言葉は柔らかいものになっていた。

岬「(へえ、あずみちゃんやイタズラっ子達とねえ。目的の情報は引き出せなかったけど、中々面白いな。
   ただ本来訊きたかったシャルポワの事は分からなかった。どうするかな)」


A 優の交友関係について尋ねる(さらに分岐)
B 優の過去について尋ねる
C 本来の目的通り、千早とシャルポワとの間柄について尋ねる
D その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

436 :森崎名無しさん:2019/04/06(土) 23:15:30 ID:SrJcSCkM
B

437 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:40:23 ID:m9q3xldo
          第24話『事が起こってしまった故に』



B 優の過去について尋ねる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(どうも引っかかるな)」

千早とやり取りを交わしていて、フッと違和感が差し込む。

岬「(『関心が外に向かう事もなかった』?
   どういう事だ、何かあったのか?それまでは外の世界に興味が無かったという事になる。訊いてみよう)
   そうか、優君は今色んな事に興味があるんだ」
千早「え、ええ」
岬「昔はそうじゃなかったみたいだけど、そのあたりの事について教えてもらえないかな」
千早「あの、それは」
岬「僕は命を賭けて優君を守る」

目の前の少女はハッとした顔になって、僕に見入る。彼女が次の反応を示す前に、語り続ける。

岬「僕は優君の力になりたい。前に間一髪で助かった時、あの子の口から出た言葉が『カセットは大丈夫ですか!?』
  怖がりも泣きもせず第一にそれ、その次に出たのが『ありがとうございます』だった。
  そう言って僕にお辞儀する姿を見て、優君は本当に優しい子なんだって感じたんだ。
  そんな子に2度と危ない目に遭ってほしくないし、優君の事をもっとよく知って友達になりたいと思っている。
  だからお姉さんの如月さんから、優君について訊きたいんだ」

弟と友達になりたい。誠意を込めた申し出を丁寧に、しかし叩きつけるような勢いで千早に告げる。
僕が語る勢いにたじろいだのか、視線をそらして黙り込んでいた。

438 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:41:45 ID:m9q3xldo
千早「そうよ、岬君は優を助けてくれた。大丈夫よ」

しばらくして、自分に言い聞かせる口調でつぶやいた後、僕に触れるか触れないかの距離まで近づき、そっと袖を引く。

千早「ちょっと外へ出て、人がいない所で」

そう言われてチラリと視線を横に動かしてみる。
あずみちゃんと聖薇はにらみ合いに飽きたのか、2人とも椅子から離れ店内をブラブラしている。

岬「(視線がこっちに向く気配もない。それでも外か、よほどデリケートみたいだ)」

どうもただ事ではなさそうだ。そんな気配を悟られぬよう何気ない具合に2人へ外出すると告げ、外に向かう。
マロニエを横に抜けル・エストと大通りの中間まで来たところで千早が立ち止まり、口を開く。

千早「岬君は、PTSDって知ってる?」

聞き慣れない言葉が耳に飛び込む。PTSD。意味を考える間もなく答えが返ってきた。

千早「日本語で『心的外傷後ストレス障害』。強い精神的ショックが心にダメージを与え、
   その後遺症で強い恐怖や緊張を引き起こす症状よ」

そこまで告げてから視線を僕ではなく大通りへと向ける。騒音こそパリにしては静かだが、
車は欧州屈指の大都市らしく引っ切り無しに行き交っている。そんな車の群れを見てから僕の方に向き直し、告白した。


千早「優は昔、車に轢かれたの」

439 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:43:53 ID:m9q3xldo
千早「昔、まだ日本にいた頃、私と優の2人でお祭りに出かけた事があった。
   その帰り道に落とし物を拾おうとした優へ、車が飛び込んできた」

そう言った後、千早はギュッと堅く目をつぶった。幼い日の惨劇が脳裏を駆けめぐったのだろう。
嫌な記憶を振りちぎるように頭を振った後、話を続ける。

千早「万一の覚悟を、とまで告げられたほどの大怪我だったけど、何とか命は取りとめた。
   動かなくなった腕もリハビリのおかげで動かせるようになった。でも心は」

そこまで語ったところで千早の口が詰まる。僕は千早の袖を軽くつまみ、もう一方の手で通路路肩を指さし、
促すように自分から縁石に腰を下ろす。一連の仕草から意思を察してくれたらしく、
かすかに頭を下げ僕の隣へ寄り添うように座り、切なげに息をついた後、話を続けた。

千早「撥ねられた時の激痛か生死の境をさまよった体験のせいか。
   退院してからも優は苦しい苦しいとうめき続けて、眠る事もできなかった。
   起きている時も時々、カチカチと歯を鳴らしながら金縛りにあったみたいに体が動かなくなった。
   母さんに連れられてアメリカに渡り、PTSDを診てもらえるお医者さんに出会ってから、
   だんだん落ち着いてきて不眠も金縛りも無くなった。これで大丈夫だと思ったのだけど」

440 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:46:19 ID:m9q3xldo
千早「フランスに来る少し前、朝早く起きてみると優が自分の部屋で絵を描いていたの。
   尋ねてみると夜から一眠りもせずに描き続けていたって。叱ろうとしたら表情も変えずにこう言ったわ。
  『だってぼく、明日死ぬかもしれないんだよ?1枚でも多く描いて生きてたんだっていうしょうこを残したいんだ』」

岬「明日、死ぬかあ」

あまりの言葉に、ため息と共にうめきに似たつぶやきが出てしまった。

岬「(『雨の予報が出てたから傘持っていくよ』
   そんなレベルで自分の短命を確信してしまっているなんて。これからの事をどうやって伝えれば)」

生還の代償は大きく、僕が背負うべき責任は途方もなく大きいものとなった。だが僕には頭を抱える事すらできなかった。

千早「岬君に優を助けてもらってから、段々怖くなってきたの。
   自分の命なんて長くないからいいやと思って、道路に飛び出したんじゃないかって。
   優にきいたら本当にそう言いそうな気がする。岬君、わたし、どうしよう!怖い、怖い……」

愁声を越えて悲哀極まり、頭を伏し顔を手で覆い震えだす。
そんな千早に対しかける言葉も見つからず、ただ黙って背中をさする事しかできなかった。

441 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:48:03 ID:m9q3xldo
そうしてしばらく一緒にいて千早の震えも止まった頃に、コホンと1つ、小さな咳が横から聞こえる。
ギョッとして振り向くと、聖薇とあずみが数歩分横に立っていた。
聖薇の顔は憂色深く、あずみは申し訳なさげに顔をそらしている。

聖薇「岬さん、如月さん。料理ができたと母から言伝がありました。一緒に行きましょう」
千早「早乙女さん、早川さん、聞いてたの?」

赤くなった目を2人に向けて、分かり切った事を尋ねる。
聖薇は眼鏡の縁を押さえたまま押し黙る。何と言っていいのか分からないのだ。

呼びかけに答えたのは、あずみだった。

あずみ「あたし達、確かに全部聞いちゃった。でも信じて、あたしは千早の事友達だと思ってる。
    だから私にできる事は何でもするし、悪い事言う奴がいたらブン殴ってやる。
    コイツだってあたしにとってはいけ好かない奴だけど、困っている人がいたら
    その人のためだけに一生懸命頑張ってくれる。だから大丈夫。そうでしょ、聖薇?」

聖薇「はい。私は非力ですが、力があろうがなかろうが苦しむ人悲しむ人を助けるのは
   風紀委員長、いえただの人間としての聖薇として当然のつとめ。痛苦を取り除くのに力を尽くします。
   ですからどうか、私達を信じて、頼ってください」

私心の無いまっすぐな言葉に、千早は目頭を押さえながら体を起こし、ありがとうと小さな声で答え、
2人に連れられてル・エストへと向かって行ったのだった。

442 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/14(日) 22:52:09 ID:m9q3xldo
話が長くなり、選択肢もありませんが、本日はここまでにいたします。

なお、優君の設定については、鈴木貫太郎P様の動画
『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来』の「そのなな」と「そのはち」
での設定を参考にしております。設定利用の許可をくださいました
鈴木貫太郎P様、誠にありがとうございました。

『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来 そのなな』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17543021

『【超NovelsM@ster】 ありえたかも知れない未来 そのはち』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17559429

443 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/21(日) 22:16:28 ID:HA8Joy+M
すみません、私事で本日は投稿を休ませてください。
文章自体は書き上がっていますので、こちらの都合により明日か明後日の午後か夜に
投稿いたしますので、何卒もう少しお待ちください。

444 :森崎名無しさん:2019/04/21(日) 23:14:28 ID:HA8Joy+M
すみません、私事で本日は投稿を休ませてください。
文章自体は書き上がっていますので、こちらの都合により明日か明後日の午後か夜に
投稿いたしますので、何卒もう少しお待ちください。

445 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:31:54 ID:4xvP23YM
              第25話『Sub rosa』



洗面所にて身なりを整え食卓に向かいドアを開けると、シャンデリアに赤いバラが爛々と掲げられていた。

あずみ「あっ、バラだ。キレイねー」
千早「いい香り。バラの香りに包まれながらおもちを食べるのも、おいしそう」

あずみちゃんは昼食時に見られなかった、濃いワイン色をたたえた花の色合いに感心している。
千早の方はすっかり元気になったらしく、バラの下で食べる餅の味を思い浮かべているようだ。

聖薇「母さん、これは」

最後の1人は他の2人とは異なり、困惑した顔つきで母親に尋ねる。その母親はくすりとした笑みで問いを受け流し、

早乙女「さあ、皆さんどうぞ」

と、僕達に着席を促していた。あまりにさらりと流され発言の機会を失った聖薇は、
何となく落ち着かない様子で椅子に座らざるを得なくなった。

446 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:32:56 ID:4xvP23YM
席についた僕は、色とりどりに彩られた様々なマロニエ料理を見つめていた。
正面に折り目正しく並ぶ箸を共にして、お椀に餡子が入ったぜんざいが鎮座し、そのぜんざいを要とした扇状に、
焼いてきつね色がかった草焼餅、クルミやジャガイモが入っているまぜ餅、
餅の傍らに醤油、すりおろしたゴマにきな粉が添えられたものが、それぞれ小皿により分けられていた。

これだけの説明だと単に雑然とした、洋式空間にそぐわぬ不調和な配膳というだけで終わる。
けれども、この早乙女の母親が食卓を整えると、まるで清潔な前衛芸術とも言うべきものをそっと用意したような、
さり気なくも目が覚める清新な空間が生み出されていた。

千早「はむ、あむ、はむ」

すっかり和やかな雰囲気の中、心底幸せそうな顔をして、箸に2つも餅をつまみながら頬張っている。

あずみ「アクが強いっていうからどんだけ苦いかと思ったけど、結構イケるわ。そう思うでしょ岬君も」

口にゴマときな粉をまぶしたあずみちゃんが、僕に同意を求めてくる。
栗のような実をつぶし、もち米とこね合わせてできたこの餅、
ほのかに青臭みを感じる他は苦みも渋みも無く、かえって単調なもち米餅にクセを与えてくれている。

岬「うん。いくらでも食べられそうだよ」
早乙女「ふふ、よかった」

447 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:34:45 ID:4xvP23YM
マロニエ餅の味に満足した僕達を見て、母親は満足げだ。その満ち足りた表情で母親は、娘へと話しかける。

早乙女「おもちね、ふふ、懐かしいわ。聖薇は覚えているかしら」
聖薇「覚えている、とは」
早乙女「あら、忘れた?まだ小さかった頃に、初めて聖薇がおもちを口に入れた時の事。
    食べようとしたはいいけど、いつまでたっても噛み切れなくて、泣いちゃったでしょう」

えっ、と聖薇が軽く声を上げた後、ギクリとした顔つきになる。
案の定、僕の隣にいるきな粉まみれの少女は、仇敵の過去の失態を知ってニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべていた。
とうの母親はそんな事は気づいてもいないという風に話を続ける。

早乙女「昔の事を思い出すわ。母さんもその時の聖薇ぐらいの頃は、
    やっぱりおもちを噛んでも噛んでも噛み切れなくて、泣きそうになったの。
    そんな時におばあ様、聖薇にとってはひいおばあ様が、私を膝に乗せて昔話をしてくれたものね」

心なしか語調がうっとりとしたような気がする。聖薇の方はというと
こちらも初耳だったらしく、興味津々といった顔で母に尋ねていた。

聖薇「ひいおばあ様が。どんな話をしてくださったのですか?」

448 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:36:07 ID:4xvP23YM
早乙女「うちの、早乙女家のご先祖様についての話よ。
    昔々、安芸の国、早乙女家が広島の大名だった毛利家に仕えるお侍様だった頃の話。
    関が原で敗者となった毛利家は領地を減らされたうえ、広島から山口へと移るよう命令されたのは知っているわね。
    家来である早乙女家もついていかなければいけなくなった訳だけれども、
    その頃の家中は身分が低く貧しかったから、更に狭くなった見知らぬ領地への移住、
    それ以前にそこまで行くまでの食べ物すらなくて、みんな途方に暮れていたそうね。
    調達の目途もつかず困り果てた一族の当主は、
    早乙女家代々の守り神を祀る鏡山に向かって、これからどうすべきかを伺おうとしたの」

何やら聞き覚えのある地名が耳に入る。既に母親は聖薇だけではなく、僕達全員を見据えるように視点を移していた。

早乙女「巫女の体を借りて現れた神様は当主に、2つの授け物を渡しました。
    1つ目は鎮守の森になる実から作られたトチ餅よ。
    神力のこもった餅を噛み続ける間空腹を感じず、力尽きる事無く歩き続けられると告げられたの。
    お告げに従い一族皆神様の餅を移動中ずっと噛みながら向かったら、
    他の食べ物を一口も入れず1人も欠ける事無く、領地に無事たどり着けたというわ」

聖薇「広島から山口まで。大変だったでしょう」
千早「お餅にそんな力が」
あずみ「あんたのところ、昔は結構苦労してたんだねえ。で、もう1つの授け物って?」
早乙女「ふふふ、それはね」

449 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:37:22 ID:4xvP23YM
友達の家の昔話に、皆すっかり関心が向かっている。母親はニコニコとしながら、再び語り継ぎ始めた。


早乙女「もう1つはこれから一族に試練が訪れる前に、事前に察知し覚悟を固められるようにと渡されたわ。
    玉のように高貴な光沢を放ち、神社の祭具にして生命の象徴、
    そして危機を感ずるや持ち主を照らし出し、覚悟の時を告げる、勾玉をね」



勾玉。



その言葉で僕も皆もハッとした。和気あいあいの空気がピシリと締まる。母親だけは微笑を崩していないが、
その顔から体から、神託時の沙織さんと同じ底知れぬ威圧が発せられていた。

早乙女「岬君」
岬「は、はい」
早乙女「あなたが持っている勾玉について、詳しく教えてください。
    どうしてあなたがこれを持っていたのか、何を告げられたのか、
    そしてあなたがどう行動していきたいかについて」

450 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:39:34 ID:4xvP23YM
僕は勾玉に関わる事全てを、包み隠さず話した。
沙織さんの事、無間神社でのやり取りと下されたお告げ、光る勾玉に込められた意味。
あずみは何度も目を丸くし、千早は何回も顔を蒼ざめ、
聖薇はじっと目をつむり口を堅く締めながら、僕の話を聴きいってくれているようだった。

早乙女「それで、いつまでに行動しなければいけません」
岬「遅くとも1年後というところしか、分かりません。もう1度神社に出向いて伺ってこないと」
早乙女「そう」

この段階に至ってもこの母親は、子供の悪ふざけ話をのぞき聞きでもしているかのような
笑みを崩さぬまま、僕の話を聴いている。

岬「(そのくせこの人を見つめるたびに、息が詰まるような、威力を感じる。こんな事は何でもないというのか?)」
早乙女「岬君」
岬「は、はいっ!」
早乙女「そろそろ訊かせてください。あなたはどうすべきと思うか、そしてどうしたいか」

遂に訊かれた。いつかは誰かに問われると考え、それゆえに何日も1人思い考え悩み、
それでいて決意がつかなかった選択を、遂に決めなくてはいけない。

岬「(僕は……こうする)」

451 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:42:50 ID:4xvP23YM
【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】
【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】【WARNING!】
                                   
今回の選択で重大な事、優君の生命と岬君の進退を決めなければなりません。
この判断次第で今後の護衛そして交流関連の判定に差が発生します。

ミスとなる判定を選択しましてもその後の選択で十分に取り返しはつきます。
ただ、いかに創作の物語であっても人1人の命と多くの人達の将来に影響を及ぼすものであり、
真剣に考えて選択する事を望んでおります。


A 岬「皆さん、どうか僕に命をください」
B 岬「僕1人でも優君を助け出します」
C 岬「正直、逃げ出したくてたまりません」(判定あり)
D 岬「(じっと黙って、3人の反応を探ってから答えよう)」(判定あり)
E 岬「(ただじっと見つめる事で、答えとするしかない)」(判定あり)
F 岬「皆さんの心の整理がつきましたら、無間神社へ来てください。そこで決心を述べます」
G 岬「警察などに通報すべきではないかと、僕達には手が負えません」
H その他、自由回答(要3票)


2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
なお、今回に限り投票開始は平成31年4月23日の午後9時からとなります。
【本日午後9時以前の投票は無効になる】ので、何卒ご了承願います。
議論はそれまでもそれからもよく考え議論して、選択を行ってください。

452 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/04/23(火) 14:46:49 ID:4xvP23YM
人生の岐路に立ったところで、本日はこれまでと致します。
なお、大連休中の投稿については、旅行に出かけるためおそらくは
投稿できないかと思います。文章が書きあがりましたらスマートフォンから
登校したいとは思いますが、どれだけ書き進められるかは分からない以上、
皆様はどうか気にせずに連休を楽しんでいてください。
万一投稿が出来ましたら、Twitterにて報告いたします。
それでは皆様、大連休が良いものとなりますように。

453 :森崎名無しさん:2019/04/24(水) 20:18:59 ID:lLJjOYzg
A

454 :森崎名無しさん:2019/04/24(水) 23:04:28 ID:JQLR6fPw
F

455 :森崎名無しさん:2019/04/26(金) 16:25:14 ID:N+S+9yP2


456 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:11:15 ID:FNnDkHv+
F 岬「皆さんの心の整理がつきましたら、無間神社へ来てください。そこで決心を述べます」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(ここで決意表明をするのは簡単だ)」

命を賭けて優君を守ってみせる。
そう宣言してしまえばこの場の雰囲気と、実際にパリの大通りで
トラックから助け出した実績から、見栄や騙りとは思われないだろう。
ひょっとしたら尊敬され、見る目と待遇も良くなるかもしれない。

岬「(でも、今はまだ早い)」

護衛にあたってのパートナーとなる3人をちらりと見回してみる。
あずみ、千早、聖薇。
どの顔も僕からの打ち明け話で表情が重く沈んでしまっている。同時に、僕がどんな事をこれから口にするかという、
緊張と不安もこみあげているようだ。とても喜び勇んで助太刀を申し出てくれる風ではない。

千早「警察に頼んで犯人を捕まえてもらえばいいんじゃないかしら。私達ではとても」
あずみ「な、なによ、こわいの?」
千早「怖いに決まってるじゃない。私だって優を自分の手で守りたい。
   でも話だと相当凶悪な相手、小学生がどうにかできる相手じゃない」

事が重大過ぎるのだろう、実の姉である千早ですら自ら関わり合いになる事を避けようとしている。
あずみの方も虚勢を張るのが精一杯で、とても凶悪犯に立ち向かっていけそうもない様子だった。

457 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:12:37 ID:FNnDkHv+
早乙女「失礼、少し離れてよろしくて」

あずみと千早の会話にかぶさる形で、母親が離籍を求める発言をする。僕ははいとだけ答え、3人は無言でうなずくと、
後ろを向いて棚の引き出しを開け、何枚かの新聞か雑誌の記事の切り抜きを取り出し、机の上へと広げた。

早乙女「ここ最近のパリで起きた事件の記事よ」

近くに置かれた記事を手に取ってみる。勉強したとはいえ、まだ全ての単語を理解できる訳ではない。
それでも幾つも記事を眺めてみて、知らぬ間にパリのあちこちで起こっていた凄惨な事件の数々に、身震いがする想いだった。

岬「(『日本人男性3人殺害。全員全身を切り刻まれる』
   『女性2人の遺体が相次いで発見される。性的暴行の後ナイフ等の狂気により殺害か』
   『捜査中の警官2名殺害1名重体、犯人は現在も単身逃走中』……警官でも、ダメか!)」

襲い掛かって来るであろう敵の残忍ぶりが目に浮かびそうになる。加えて捕まえるべき犯人に返り討ちにあったばかりか、
ほとんど身辺が明らかになっていないところを見ると、相当に厄介な相手だと考えざるを得なかった。
そう思案に暮れていた時、僕達の頭越しに声が投げかけられた。

早乙女「認めたくないけれど、フランスでも起きているのよ、聖薇」

458 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:17:54 ID:FNnDkHv+
様子を見ようと振り向き、聖薇の方を向き、驚いた。一目で分かるほどに顔色が失せ、震えだしているじゃないか。
どうフォローすべきかと思いをめぐらせ始めたところで、今度は僕に言葉が降りかかってきた。

早乙女「さあ、そろそろ本題の返事を聞かせてもらえないかしら」

容赦なく回答を迫ってくる。ただでさえ緊迫した状況の中、犯人の凶悪ぶりを細かく伝え娘を追い詰める母の意図は何か。
ともかくここは正直に話し、相手の反応をうかがう他は無い。

岬「皆さんの心の整理がつきましたら、無間神社へ来てください。そこで決心を述べます」

できるだけ動揺を押さえつけ、目の前の相手に挑むようにして答える。僕からの返事を受け取ったその相手は目をつむり、
じっと黙りはじめた。ジリジリと心を削るような沈黙の後、相手は目を開きピンと右人差し指を上げる。

早乙女「ヨーロッパの昔の風習で、秘密の会議や打ち明け話をする際は天井に薔薇を吊るし、
    話の内容を外部に漏らさぬよう互いに誓ったと聞きます。
    ここで交わした話はそれぞれ自分の胸にとどめ、みだりに口外しないように」

バラの背後に神様がいるかのような神妙な面持ちで、他言無用を告げる。指を元に戻した後、目の前の女性は、語った。

459 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:20:13 ID:FNnDkHv+
早乙女「岬君、如月さん、早川さん、そして聖薇。
    あなた達が悩みぬいた末に出した結論がどのようなものであっても、私は決して否定しません。
    ただ、1人の人生の先輩として、少し言わせてもらいます。
    悩んで悩んで悩みぬいてそれしか考えられなくなった時、ハッと自分の中から出てきた声が、自分の本心です。
    その本心が聞こえたら、絶対にその言葉を守りぬきなさい。
    その為に世間の常識と正義を敵にし、プライドを捨てねばならなくなっても、
    自分の大切なものを守るために戦いなさい。
    それが選択する、いいえ生きるという事です」

どうするにしろ覚悟を決めて戦いぬけ。そう宣言を下されて返す言葉がある筈もなく、ただ黙る他なかった。
ジッと声も殺した沈黙の中、突然ブウンと外から音が聞こえ、思わずビクリとする。

早乙女「ちょうどいいタイミングで来てくれたわ」
岬「ちょうどいい、って」
早乙女「タクシーよ。あなた達が外に出ている間に手配したの。こんな具合では歩いて帰る元気もでないでしょうし。
    お代はこちらで全て出していただきますのでご心配なく」

言われてみて窓の外を見ると、西空に薄っすらと紅色が差し込みはじめていた。
時間がたっていた事を意識した途端急に体が重く、鈍くなる。
重大事の話をした事のストレスが今になって体にのしかかってきたらしい。
ここは好意に甘えておく事にして母親に食事と足の提供、打ち明け話への傾聴に礼を述べた後、ル・エストを後にした。

460 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:21:28 ID:FNnDkHv+
明かされた話の整理ができていないためか、同乗するあずみも千早も一言も話そうとせず、無言のまま別れる事となった。
そうして最後に1人自宅の前で降ろされ、一息ついて空を見上げると、
建物で狭くなっていたはずのパリの空が、広く高く感じられてしまった。



岬「(これからどうなるんだろう?)」



考えまいとしていた思考が空を眺めて浮かんでしまう。
きりの無い事だと振り切るように顔を向け直し、手すりにつかまって階段を上る。
そうやってドアの前に着き鍵を開けて中に入った途端、糸が切れた人形のようにドアにもたれて倒れこみ、
父が帰るまで1歩も動けずにうずくまっていた。

461 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/02(木) 20:28:38 ID:FNnDkHv+
以上で本日の投稿、そして創作開始から1年半かけて、ようやく、ようやく、プロローグが終わりました!
次回は本編での説明事項や変更点について紹介した後、遅くとも次々回から本編を開始いたします。
岬君、サッカーします!


最後に、3日後の5月5日は我らが主人公岬太郎君の誕生日です。当日に記念イラストを投稿いたしますので、
Twitterにてご鑑賞してくだされば幸いです。

「キャプテン岬の人」
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC

462 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/05(日) 09:54:05 ID:???
今日5月5日は岬太郎君の誕生日です!誕生日祝いに拙いながらもアタリ2600で
遊ぶ岬君を描いてみました。よろしければこちらからどうぞ。

https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC/status/1124818666619412481

463 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/11(土) 17:12:42 ID:Al7h3fQs
申し訳ありませんが、今週は投稿を休ませてください。5日の岬君誕生日イラストの準備や
10日のアタリ2800発売36周年報告など趣味に走り過ぎて、余力を使い切ってしまいました。
何とか来週の土日に投稿できるよう頑張りますので、どうかもう少しお待ちください。

464 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:30:30 ID:BJFd4I9w
前回の投稿を終えて、ようやくプロローグである入学待機期間が終わり、岬君が
日本人学校に入学します。この物語の物語の区切りの際に、適当に決めていた
物語の進行システムを整理したく、いくつか変更を申し上げたいと思います。


1.描写方法の一部変更
 これまで主人公の岬君への感情没入を促すため日常会話からサッカー描写まで1人称視点で描写しておりましたが、
筆力の不足によりこれからは試合中の描写は他キャラクターの心情も描写した、1人称+3人称、
つまり他作品と全く同じ形式で描写いたします。

2.感情値
 各キャラクターが岬君に対して抱く信頼・友情等の度合いを示します。この数値は
0〜13までであり、初登場時のキャラクターが岬君に抱く初期感情値は4になります。

0⇒敵対:陰に陽に敵対、サッカーでは妨害や分派工作を引き起こす。指示には極力従わない
1・2⇒不信:サッカー判定で指示に従わない事がある
3・4⇒普通:特になし
5〜9⇒信頼:自分よりの発言やフォローを行ってくれる事がある
10〜12⇒親友:サッカー時に岬に関わる行動で+1補正
13⇒???⇒??????

次レスにてこれまで登場したキャラクターの現在の感情値について紹介します。

465 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:34:47 ID:BJFd4I9w
天ヶ瀬(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/31

サッカー部員共通(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/31

聖薇(+2、つまり4→6)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/79
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/431

あずみ(+2、つまり4→6)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/251
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/602

直(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/540

千早(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/688

優(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/688

亜美(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1536464753/82

真美(+1、つまり4→5)
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1536464753/139

なお、夕子や絹代、絵理のように特段の変化を記していない人は4です。
あずみや聖薇、千早の母親など同年代以外のキャラクターはカウントしておりません。

466 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:39:17 ID:BJFd4I9w
3.「倦怠感」の設置
 ドリブル、パス、ブロックなどの各項目それぞれに設けられます。項目につき5つまでカウントされ、
該当項目の練習回数が5つになると、その項目の練習レベルが1下がります。その倦怠感への対策は以下になります。

一、サッカー関連の雑誌を買う
 ル・エストで販売されているソビエツキ・スポルトなど
 サッカー練習の効率を上げる資料を読む事で、下がった練習レベルを戻す事が出来ます。この方法の長短は以下の通り。
長所:読む事で確実にレベルが上がる
短所:所持金が無ければ使えない、雑誌の内容により上げたい練習とズレが生じる恐れあり

二、ゲームセンターで遊ぶ
 アタリフランスもしくはナムコフランスのゲームセンターでプレイする事により、ストレス解消を図り、
倦怠感を解消させます。この方法の長短は以下の通り。
長所:1と違い、その日1日のプレイで全ての練習の倦怠感を解消します。
   また判定により他人と交流できる可能性あり。
   (アタリとナムコでは若干異なりますので、機会を見つけて知ってそうな人に尋ねてください)
短所:プレイ代金がかかります。具体的には2× 50 フラン。

三、友達と遊ぶ
 仲の良い人達と遊ぶ事で、ストレスを解消します。遊びには外で遊ぶ事と家でテレビゲームをする事の2つがあります。
(電話をしてからどちらにするか尋ねられます)

三の一:外遊び
長所:相手との関係進展チャンス、練習項目のうち1つ分の倦怠感が解消される
短所:選択肢によってはマイナスになりうる
三の二:テレビゲーム
長所:相手の得意ジャンル選択により好印象が得やすくなる、また練習項目のうち2つ分の倦怠感が解消される
短所:ゲーム機を持っている家でないと選べない、能力が下がるおそれあり

なお、ゲームソフトはアタリフランスにて1本160フランで購入できます。
(80年代前半のゲームソフト平均価格は20〜30ドルであり、83〜85年の交換レートは1ドル8フランとしているため)

467 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:44:45 ID:BJFd4I9w
これまでのように物語は1月4週、1週分を最低単位として進んでいきます。
1週間の行動コマンドは以下のように進みます。

学校内⇒練習時間⇒自由時間

3つのフェイズを1つずつ行っていく形になります。練習時間についてはこれまで通りですので、
「学校内」と「自由時間」についての変更を説明いたします。


T.学校内

@自分の教室、A上級生の教室、B下級生の教室 C音楽室、D情報室、E校庭、そして
F誰とも会わずまっすぐ帰宅

のどれかを選ぶ、Fを選んだ場合、2分の1の確率で練習時間か自由時間のどちらかをもう1回多く利用できます。
それ以外の場合は、その場所にいるであろう人と交流を行えます(誰もいない場合もあります)。
場所によって会える人が変わってきますし、複数の箇所で会える人もいます。


468 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:46:50 ID:BJFd4I9w
U.自由時間

これまでは、
A サッカーの練習に出かける
B パリのどこかに出かける(さらに分岐)
B1 所持品を使う・持ち歩く(さらに分岐)

となっていますが、簡略化の為B1は廃止します。所持品は原則常日頃持ち運ぶものとし、
明らかに持ち運びが不自然なもの(冷蔵庫を持ち運ぶなど)は事前にその旨を伝えます。
そしてBを選んだ後についてですが、

A 日本人学校
B 天ケ瀬家
C ヴォルテール通り
D ル・エスト
E 【アタリフランス(早川家)】
F 【双海家】
G 如月家
H 15・16区周辺を散歩する
I1 15・16区以外の散歩(要行き先の記述。
            これが採用された場合、この週の日常生活は選択できなくなります)
I2 15・16区以外の散歩(要行き先の記述。交通機関(註)を利用します)
J その他、自由回答(要2票)

現状の選択肢のうち、日本人学校とヴォルテール通り、I1とI2の選択肢は廃止いたします。
代わりに「無間神社」と「ナムコフランス」を追加し、如月家は電話での事前確認が可能になるものとします。
(学校に通い担任から連絡表を渡される形でクラスメイトの住所と電話番号が伝えられる)
また、Hは「15・16区周辺を散歩する」から「居住地域周辺を散歩する」に変更します。

469 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/17(金) 22:52:09 ID:BJFd4I9w
変更後の選択肢は以下のようになります。

A 【天ケ瀬家】
B ル・エスト
C 【アタリフランス(早川家)】
D 【双海家】
E 【如月家】
F 無間神社
G ナムコフランス
H 居住地域周辺を散歩する
I その他、自由回答(要2票)


以上で変更内容についての報告を終わります。多くの変更を行ったため、どこかで
齟齬があったり変更内容を忘れてしまうかもしれませんが、その際はどうか遠慮なく
ご指摘をお願いいたします。

それでは次回より、物語を再開いたします。なにとぞもう少しお待ちください。

470 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/25(土) 17:21:30 ID:29osmXDg
設定の追加、83年10月現在のアタリ2600の価格は1200フランとします。
カセット(1本160フラン)と並んで岬君の収入源となりうるものとなりますので、覚えておいてください。
詳細はスレ主によるツイートを御参照願います。

https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC/status/1132197229702180864

あと、これは最近になってようやく気付いたのですが、アナザーカンピオーネの作者様が
物語のネタ帳を公開してくれました。

http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1398138423/959-983

Twitterでも色々と三杉君に対する思いを綴っていますので、よければこちらもどうぞ。

https://twitter.com/irumi_inoldays

岬君の物語についてはただいま執筆中であり、明日には投稿できるかと思われます。
なにとぞもう少しお待ちください。

471 :森崎名無しさん:2019/05/25(土) 20:22:56 ID:???
三杉「こ、これが特製ブルガリアヨーグルト!」

特製ブルガリアヨーグルトがあれば三杉も大復活!

472 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:02:44 ID:QYGgiLiY
>>471
一口食べれば心臓病も治り、ZEROシステムの洗脳も解け、
ついでに身長もグングン伸び視力も回復し異性にもモテモテ、
そんな現代の霊薬こと、ブルガリアヨーグルト!……なんてなりそうな勢いですね。
ル・エストあたりで導入した方がいいのかなあ。


さて……


ついに!キャプテン岬本編がはじまりました!
これまでの計1スレ半を費やした展開はほんのプロローグ。
これより本番、岬太郎君の物語が本格的にはじまりまーーーーーーーーーーーーーーーーす!

473 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:04:57 ID:QYGgiLiY
   第1章 パリ留学編 
     第1部 日本人学校
       第1話「岬太郎の入学、そして入部」



岬「日本からやってきました、岬太郎です。よろしくお願いします」

昭和58年10月3日、ようやくパリ日本人学校へと入学する事ができた。
転校は今まで数え切れない程繰り返してきたが、今度ばかりは違う。
遠い異国の地という事もあるが、これから何年もの間ここが根城になるのだ。絶対にヘマはできない。
幸い、ワイワイガヤガヤと新参者をネタにしゃべるクラスメイト達に、警戒の色は見られない。

夕子「この人が、如月さんの弟君を助けたの」
千早「ええ、私の目の前でね。岬君がいなかったらどうなってたか。感謝してもしきれないわ」
夕子「そうなんだ、男の子ってスゴイんだなあ……」

クラスメイトの一部からは尊敬のまなざしさえ投げかけられている。優を助け出した事はあえて学校には伝えなかった。
上から「偉業」として讃えられるよりも、コミュニティ内の口コミを通した方が
自然に、変な邪推が入る事なく伝わってくれるだろう。
そうして自己紹介も終わって指定された席に座った後、丸山先生が皆へと話しかけてきた。

丸山「さあ、新しく入ってきた岬君への説明も兼ねて、新校舎引っ越しの件について話をするわね。
長い事決まらなかったけど、ようやく決まりました」

丸山春子先生はそう告げた後、黒板の方を向きチョークで描きだし始めた。
この先生はあずみや聖薇、千早の母親と同じか少し若い位の年頃、ふんわりとしたパーマに血色の良い丸顔、
そしてハキハキとした声で、いかにも元気そうだという印象の先生だ。

474 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:06:50 ID:QYGgiLiY
その先生がカツカツと亀の甲羅のようなパリ市地図を描き、その内の一点にグリグリとチョークを押し付ける。
位置からしてこの日本人学校を指しているのだろう。そこから左下に手を動かして左端の出っ張り、
位置と大きさからみていつも練習に行くブローニュの森だろう。そこを通り抜けてちょうどパリの外へ出た所で再び手を止め、
またもチョークを押し付けて点をつけてから、こちらを向いて話しだした。

丸山「この学校はみんな知っての通り、昔の貴族のお屋敷を手直しして出来たものです。
   ですからここに大勢通うようになってきてからスペースが手狭になってきました。そこで来年4月から
   中学部の皆さん、つまりここにいるあなた達6年生から上は全員、
   ここから引っ越して別の場所に通ってもらう事になります」

引っ越しという言葉を改めて聞いて、周囲はざわつきはじめた。大人はとっくに忘れてしまっただろうが、
僕ら子供は月1度の席替えが少なくとも前後3日はおしゃべりのネタとなり、
年1度のクラス替えでは友達と離れ離れになってしまうと、
学校にベルリンの壁でもできたかのごとく嘆き悲しむ人が出る人種である。
そんな子供人達が一生に一度もないであろう学校替えという一大イベントを前に、心穏やかでいられるはずもなかった。

丸山「はいはい静かに、いよいよお待ちかねの新校舎発表なんだから、うるさくして見逃さないようにね」

パチリと茶目っ気たっぷりにウィンクを飛ばした後、最後に点打ちした場所を指でたたきながら、発表した。

475 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:08:51 ID:QYGgiLiY
丸山「みんなが気になる引っ越し先はココ!ブローニュの森の隣、パリ市の境にあるシュレンヌのマンションに移りまーす!
   そのマンションの写真がこちら!」

ハイテンションになりながら、机の上に置いたA3程の紙を掲げ、校舎と思われるマンションの姿を皆に見せる。
そこに見えるマンションはお洒落というかなんというか、語彙が足りずに上手く表現できないのがもどかしくなるが、
センスのいい建物、いや建築物だった。

丸山「このマンションの幾つかの部屋を間借りして学校にしますから、皆さん住んでいる人達にお行儀よくしなさいね。
   この新学校は遠い所にありますから、学校への登下校はバスを使う事になります。集合場所は決まり次第また伝えます」

バス通学ときいて再び教室が騒がしくなる。楽が出来ると喜ぶ子や金持ち気分に浸る子で賑わっていたが、
僕は何か引っかかるものを感じて、聖薇の方を向いてみた。

相手の方から見て死角となる位置から眺めていると、聖薇は先生に向かいほんの一瞬、
ざわめきを乱さない程度に軽くであったが、頭を下げる姿が見えた。

岬「(お辞儀、か。母親を通じて、いや母親が働きかけてくれたんだろうか)」

想像の通りならあの母親は相当な有力者という事になり、そうなれば早乙女電子の社長だったという話も
単なるホラ話ではないかもしれないという事になるが、遠くからのぞき見るだけで真相が分かる訳も無く、
引っ越しの話は終わって授業へと移っていくのであった。

476 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:14:34 ID:QYGgiLiY
*岬による人助けが口づてに伝わっていった事で、岬に対する感情値が以下のように変化しました。
(あずみ、聖薇、千早は既に知っているため変化なし)

天ヶ瀬(5→6)
サッカー部員共通(5→6)
夕子(4→5)
絹代(4→5)
直(5→6)
亜美(5→6)
真美(5→6)



天ヶ瀬「来たか、岬が来るのを今か今かと待ってたぞ!」
あずみ「待ってたぞー!」

放課後、自分が所属する部活動を決めるべく、サッカー部の臨時部室に入ると、
ドアの前で天ケ瀬とあずみちゃん、そしてサッカー部の部員達が大賑わいで出迎えてくれた。

丸山「あらあら、すごい歓迎ぶり。これなら1回位は勝てるかもしれないわね」

後ろでこの光景を微笑ましく見守っているのは、僕らの担任丸山先生。学業終了後に彼女から部活動選択について教わった後、
方向が同じという事でついてきた人だ。この反応を見る限り彼女がサッカー部の顧問なのだろう。
主要人物3人がうっかり八兵衛で成り立っているような部に一抹の不安を覚えたが、
そんな事には気にもかけずに先生は僕達を部屋の奥へと誘導していき、備え付けの黒板の前に立って話し始めた。

丸山「全員集まったところで、岬君への連絡を兼ねて今後の目標を確認するわね。当面の目標は周りの
   同年代フランス人学校のチームと戦って1勝する事。これは岬君の参加と早川さんの復帰で勝ち目が見えてきそうだから」
   置いておく事にして、これから来年の、84年8月の西ドイツはハンブルグで開催される
   日本人学校対抗親善試合大会について話すわ」

477 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:16:23 ID:QYGgiLiY
岬「(ハンブルグというと、たしか若林が留学に行った場所のはず。もしかしたら会えるかな)」

丸山「このパリの他に今回は5校、ベルギーのブリュッセル校にオランダのアムステルダム校、
   西ドイツのハンブルグ校とデュッセルドルフ校、そしてイギリスのロンドン校とトーナメント形式で戦う事になるわ。
   この中で気を付けるべきはアムステルダムとロンドンの2つ。これはアムステルダムの先生から聞いた話だけど、
   あそこには日本で活躍した子が多数入ってきてるそうで、オランダの同年代の子達ともいい勝負が出来ているというわ。
   そしてロンドンの方だけど、これについては天ケ瀬君」

天ヶ瀬「はい」
丸山「あなたの口から語ってくれた方がいいわね。あなたが直接、脅威を目の当たりにしたんだから」
天ヶ瀬「分かりました」

顧問からの要請に従い、体育座りをしていた天ケ瀬が立ち上がり、先生の代わりに僕らへと向かい合う形で、話し始めた。

天ヶ瀬「親父の仕事の都合で今年の夏休みはイギリス中を巡っていたんだが、ロンドンの公園で見かけたんだ。
    日本人の、岬位の子供が明らかに年長の、高校生ぐらいの年頃とガタイのイギリス人を何人も相手にして、
    ある時は抜き去り、またある時は対格差を物ともせず吹き飛ばしていたんだ。あの切り返しとパワー、
    ひょっとしたら岬よりも強いかもしれない」
岬「(僕よりも?それは相当な相手だな、一体誰……)」

478 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:19:05 ID:QYGgiLiY
天ヶ瀬「だが、俺の目に止まったのはイギリス人相手に圧倒した奴の表情だった。
    ほほ笑んでいるはずなのに感じられる残忍ぶり、必要とあらば顔色も変えず妊婦の腹を引き裂けるような感じの、
    遠くから眺めて恐怖を感じたのは初めてだった。あの白髪は夢に出てきそうだ……」

岬「(残忍?小次郎なら容赦はないだろうけど、イギリスまで留学できるとは思えないしなあ。
   それに白髪って、誰なんだろ?)」

天ヶ瀬「俺からは以上だ。先生、もう戻ってもいいですか」
丸山「ええ、ありがとう。さて、これで親善試合については終わりだけれども、何か質問はあるかしら」
岬「(質問か、何を訊こうかな)」



A ロンドンの謎の少年について尋ねる
B アムステルダムのチームについて尋ねる
C 周辺のフランス人学校のチームについて尋ねる
D その他、自由回答(要2票)

1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

479 :森崎名無しさん:2019/05/26(日) 12:23:45 ID:GP1JbSMQ
C

480 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 12:29:51 ID:QYGgiLiY
何を聞き出そうか考えているところで、今日はこれまでといたします。
ちなみにこの丸山先生はスレ主創作のオリキャラという訳ではなく、昭和版アニメ『キャプテン翼』にて
翼や石崎達の担任となった、アニメオリジナルキャラクターになります。
埋もれてしまったキャプつばキャラの掘り起こしも、このキャプテン岬の目的の1つでもあります(爆)


Twitterでも彼女について画像付きで記しておりますので、もし興味のある方はこちらをどうぞ。
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC/status/1124278960894775297

岬君が通う学校や転校先についてもTwitterでつぶやきますので、良ければこちらもどうぞ。
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC

481 :森崎名無しさん:2019/05/26(日) 13:51:21 ID:???
ということは昭和版アニメ『キャプテン翼』のオリジナルキャラ東一中の小野田も登場するということでしょうか?

482 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/05/26(日) 19:45:40 ID:QYGgiLiY
>>481
恥ずかしながら今こうして指摘されるまで、小野田君の事を知りませんでした。
調べてみると彼についての関心がむくむくと湧いてきたので、彼の登場を前向きに検討したいと思います。
ただ、スレ主の想像や願望も交えたものになるため、皆様のイメージとはずれた人物像になるかもしれませんが、
そこのところは何卒御了承願います。

483 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/02(日) 21:58:05 ID:JIgFu7NU
今週の投稿はお休みさせてください。

484 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:31:17 ID:t0TyXqb6
C 周辺のフランス人学校のチームについて尋ねる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(親善大会の事は、後で訊こう)」

近隣学校の状況を尋ねる事に決めた。今日明日にでもあるかもしれない現地人との初交流を少しでも有利にしたいという思惑が……

天ヶ瀬「……」

目と目が合う、瞬間ウソをひっこめた。いや確かにそう言う意図もあったが、それ以上に今目の前に見える
天ヶ瀬の表情に目が行く。顔が引きつっていて、とても遠くで見ただけのようには見えない。

岬「(迂闊に話しかけたらとばっちりまで来るかもしれない。気にはなるけどここは話題を変えよう)
   先生、よければ今このあたりの他の学校について、教えてもらえないでしょうか」

丸山「あら、大会に興味が向くかと思ったけれど。まあいいわ、教えてあげます」

そう言って先生は手元に持っているノートを開いた後、ノートと黒板を見比べながら、
チョークでポジションと能力値について書きだしていった。


★フランス人中学校生の平均的フィールダー能力★
ポジション/左から順にドリブル・パス・シュート・タックル・パスカット・ブロック・せりあい値
FW/16、16、14、12、10、10、12、合計90
MF/15、16、13、12、11、11、12、合計90
DF/13、12、12、14、13、13、13、合計90
GK/12(せりあい)、17(パンチング)、15(キャッチ)

丸山「ガッツは全員600、これはうちも同じぐらいね、早川さんは500より少し多いぐらいだけど。
   フランス側の戦力は私が何年もの間サッカー部の顧問やってきて、何十回も観察した結果だから、信用しても大丈夫よ」

485 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:32:24 ID:t0TyXqb6
丸山「そして、うちのところはこんな感じ」

★我らが日本人学校のフィールダー能力★
●FW
・中江/12、11、13、11、10、8、9、合計74
・秋山/12、11、13、11、10、8、9、合計74
・あずみ/15、11、15、13、9、11、11、合計85
●MF
・渋沢/12、12、11、12、10、8、9、合計74
・黒田/12、12、11、12、10、8、9、合計74
・永井/12、12、11、12、10、8、9、合計74
・天ケ瀬/14、13、15、14、13、14、14、合計97
●DF+GK
・西園寺/10、11、8、12、11、11、11、合計74
・大杉/10、11、8、12、11 、11、11 、合計74
・金子/10、11、8、12、11 、11、11 、合計74
・藤田/10、11、8、12、11 、11、11 、合計74
・塩野/12(せりあい)、13(パンチング)、11(キャッチ)


岬「(うわあ、やっぱり)」

予想はしていたが、周囲との実力差は大きい、2周りも差を付けられているとなると、
天ヶ瀬とあずみちゃんが頑張ったところで勝利できなかったはずだ。

岬「(けど、僕が入れば話は違う。この位なら僕の立ち回り次第で試合をものにする事ができるはずだ)」
丸山「さあ、話はこれで終わり、早速練習に向かうわよ」

486 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:33:31 ID:t0TyXqb6
             第2話『ならず者蹴球部隊との賭け』


部室で説明を受けてから数十分後、僕達はブローニュの森のシュッセ運動場へと来ている。

丸山「ふーう、ようやくついたわねえ。運動場も空いてるし、今日はちゃんと練習できそう」
岬「(今日は?それに『ちゃんと練習』って)」

これまでに何度か訪れた時のように、運動場には僕達以外の人達が何人もいて、思い思いに体を動かしている。

岬「(人の入り具合で満足に練習もできないって事か。やっかいな……)」
???「おーす、負け犬ども!」

ふと後ろからガラの悪い声が投げつけられる。振りむくと髪は金、瞳は青、こちらの先輩方と同じ年頃のフランス人達が、
どう見ても友好的には見えないニヤケ顔を浮かべてこちらに近づいてくる。

ならず者A「ちゃんとバカンス中にサッカーしてたかあ?2カ月もあれば少しはマシになっただろ?」
ならず者B「いいかげん上手くなってもらわねえと、こっちまで鈍っちまうんだよ。他との試合で負けたらテメエらのせいだな」
ならず者C「ま、今回もムリじゃねえの?最後に試合したときなんか、怖じ気ついて何人もここに来てなかったからな!」

487 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:35:24 ID:t0TyXqb6
ならず者D「今も女まで呼ばないと人数そろわないみたいだしな、もう戦うまでもないだろ、ハハッ!」
あずみ「なによ!言わせておけば」

殴りかかろうとしたあずみちゃんを、手首を掴んで制止した後、先生の顔を見てみる。
これ程険悪な空気が漂っている中、先生の顔に怒りや怯えといった類の表情にはなっておらず、
先程と変わらぬ平然とした顔で異国のならず者達を見すえていた。

天ヶ瀬とあずみちゃんは憎々しげな顔でならず者達を睨み、それ以外の人達はどこか気圧された自信のない顔つきで、
心持ち視線が下に向きながら押し黙っている。
ともあれ互いに沈黙しながら向かい合う形になった。と思ったのだが、
相手からの天ケ瀬を指して叫んだ爆弾発言で、状況は動き出した。


ならず者E「ハハハハハ!思い出したぞコイツ!ロンドンで恥をさらしたポンコツだぁ!!」
天ヶ瀬「んなっ!」

思わぬ言葉に目を見開いた後、苦虫を噛み潰したような顔へと表情が染まっていく。
相手は天ケ瀬の感情を気に掛けるはずもなく、ペラペラと暴露していく。

ならず者F「マジかよ!そいつぁダッセーな!」
ならず者E「そうそう、マジマジ!それもよ、最後なんかゴール飛び越える位吹っ飛ばされたんだぜ!
      その程度の実力じゃ、また俺達の勝ちは圧勝で決まりよ!」
岬「(年下に吹っ飛ばされた!?これは相当な実力者だ、日本以外にもこれ程のプレーヤーがいるのか)」

488 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:37:14 ID:t0TyXqb6
天ヶ瀬の醜態が口に出されるにつけ、彼らから楽勝ムードが目に見えそうになる程になっている。
そんな彼らから発せられた言葉が、僕にひらめきをもたらしてくれた。

ならず者G「今日は俺、チョーシいいんだ、ハットトリックいったら100フランな!」
ならず者H「バカ言え、ハットトリック決めるのはオレだ。お前より先にハット決めるのに200賭ける」
ならず者I「今日はDFでも決められそうな気がするぜ!オレが決めたら……」


岬「いいかげんにしろっ!」


反射的に体が突き動いた、ように勢いよく彼らの前に飛び出す。
賭け、それに金額。これら単語からあるアイデアが浮かんできた。

ならず者I「見ねえ顔だな、テメエはだれだ?」
岬「岬太郎、日本人学校のサッカー部員だ!僕達は君達にいつまでも負け続けるだけの存在じゃない!」
ならず者I「ナマいってくれちゃって、新入りらしいから教えてやるよ。
      こいつらはオレらに負けて負けて20連敗、敗北率150%よ!試合が終わって負ける100%に、
      後半はじまる前から負けが見える50%!お前らはせいぜいオレらのカケ用道具がおにあ」
岬「なら今度は僕と賭けろ!」

ノッてきた。敵方の他の仲間も賭けを制止する様子も見られない。
激しい怒りの顔を叩きつけながら、僕は宣言する。

岬「僕の手持ちは400フラン、全財産鍵集めれば1000はある。
  今度勝負して負けたら全部、お前達にくれてやるっ!お前達も口だけじゃないなら賭けてみろ!」
ならず者A「言ってくれるじゃねえか、いいぜ」

489 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:38:51 ID:t0TyXqb6
集団の後ろにいたならず者が鷹揚に声をかける。周りが異議を唱えないところから見て、この少年がキャプテンだろう。

天ヶ瀬「お、おいみさ」
ならず者A「ただし!せっかく賭けてやるんだ、もっと儲からないとな。1000じゃ1人頭100フランにもなりゃしねえ、
      そうだな、2200出せば相手してやろうじゃねえか。受けなかったら
      お前らの弱虫ぶりケチぶりをパリ中に広がるから覚悟しておけ」
丸山「はいはい、そこまで」

僕と相手との口論を先生がさえぎった。右手には開ききったノートを手の平いっぱいに広げて支えている。
左手は手のひらを地面から見て垂直に立てていて、キリスト教徒が聖書を前に宣誓するような身振りで、僕らに告げる。

丸山「エキサイトするのはサッカーだけにしなさい。あなた達、賭け試合する気ね」
ならず者A「ああ、そうだ。悪いか」

他校とはいえ先生相手に悪びれもせず答えた。この分だとこの手の金のやり取りは慣れっこになっているのだろう。
先生はそんな横柄な態度には全く関心なしといった風らしく、顔色も変えずに言葉を返す。

490 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:41:00 ID:t0TyXqb6
丸山「約束を守らなければね。守る分には、借りた金を返すため金策に走り回って返済するのも、良い社会勉強になるから」
ならず者A「ほーお、毎日の勉強や勝てないサッカー部の練習だけじゃなく、
      世の中の仕組みまで学ばせるとは、教育熱心な先生ですなあ」
丸山「御託を並べてないでここに書きなさい。あなた達の氏名と学校名、賭ける金額を記す事。
   もし裏切っておかしなマネをしたら、あなた達の先生に伝えるべき事を伝えるだけよ」
ならず者A「へっ、チクってうやむやにしようってか?」
丸山「大丈夫よ、約束を守る限りそんな事はしないわ。それに」

先生は懐に手を入れ、1枚の赤みがかった紙切れを取り出し、ならず者達に見せつける。

丸山「あなた達が勝ったら、私が1人分200フラン、合計2200フラン出しましょう。岬君の分と合わせて3200フラン、
   賭け金が多い人が多くもらうようにしなさい。ま、負けたら関係のないこ」

「3200フラン!」

フランス側メンバーの誰かが叫び、それ以外のメンバーも色めき立つ。無理もない、
フランスでも細々と流通し始めた日本の漫画が何十フランもし、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
買っていく子供としては、山分けとはいえ3200フランとは山のような大金だ。

491 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:42:37 ID:t0TyXqb6
ならず者B「言ったな、後悔するなよ!」
丸山「出なかったら学校に訴えるなり警察に行くなり自由にしなさい。
   それより私達がここまで出す以上、あなた達も賭け金はそれなりに持ってこないとね」
ならず者B「当然よ!お前らとは物持ちが違うからな」
ならず者C「どうせ勝つんだ、気前のいいとこ見せてやるぜ!」
ならず者D「みんなわりい、オレハットトリック決めるから、1000フランぐらいもらっちゃうわ」
ならず者E「ちょうど昨日、小遣いが入ったんだ、取り分が増えるぜ!」
丸山「はいはい、受け取りたかったらここに記入しなさいね」

やいのやいの、既に勝って賭け金を受け取ったかのような高揚した様子で、敵方は湧き立ち
喜び勇んでノートに名前と賭け金を記帳していく。どれくらいの額になったかというと……


先着で、
★クレベーユ ! powerフラン
セルビー ! powerフラン
デュイソン ! powerフラン★

★ギュイーズ ! powerフラン
モンモランシー ! powerフラン
テナルディエ ! powerフラン★
(続きます。次のレスを投下するまで投稿は行わないでください)

492 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/08(土) 19:44:25 ID:t0TyXqb6
★ブリュイ ! powerフラン
マルタン ! powerフラン
ピラーグ ! powerフラン
ブーアン ! powerフラン
ギャロス ! powerフラン★

と書き込んで下さい。!とpowerの間のスペースは埋めてください。
投票チャンスを増やすため、投票は1人1項目(★〜★)でお願いします。




岬君が儲けのタネを見つけ、丸山先生が賭け試合を了承したところで、本日はこれまでと致します。
岬君の算段については次回か次々回でもう少し詳しく説明します。
なお、再来週の投稿についてですが、松山光・三杉淳誕生祭の準備と私事により、投稿ができないかもしれません。
投稿できないと確定した時点でお知らせしますので、なにとぞご了承ください。

493 :森崎名無しさん:2019/06/08(土) 20:22:18 ID:???
★クレベーユ  231 フラン
セルビー  454 フラン
デュイソン  13 フラン★

494 :森崎名無しさん:2019/06/08(土) 20:44:31 ID:???
★ギュイーズ  315 フラン
モンモランシー  419 フラン
テナルディエ  358 フラン★

495 :森崎名無しさん:2019/06/08(土) 20:48:26 ID:???
★ブリュイ  742 フラン
マルタン  537 フラン
ピラーグ  813 フラン
ブーアン  432 フラン
ギャロス  409 フラン★

496 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/16(日) 12:28:43 ID:DNkmwWcQ
★クレベーユ  231 フラン
セルビー  454 フラン
デュイソン  13 フラン★
★ギュイーズ  315 フラン
モンモランシー  419 フラン
テナルディエ  358 フラン★
★ブリュイ  742 フラン
マルタン  537 フラン
ピラーグ  813 フラン
ブーアン  432 フラン
ギャロス  409 フラン★
⇒合計4723フラン
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(……凄い額だ)」

次々と書き入れられる金額が目に入り、ゴクリとつばの音がのどに響く。
周りに聞こえてはいないかと、ヒヤリとさえしてしまった。

岬「(4723フラン。円にすると10万円以上だ。これをそっくり手に入れてしまえば、何年もの間お金に困る事はなくなるだろう。
   巻き上げる前に『ほんのわずかな差で負けてしまった』と感じるように上手く勝てば、
   相手は負けを取り戻そうとムキになって挑戦し続ける。
   後は時々負けてやっていけば、少なくとも半分は手元に残せる、
   そして収益を今以上に増やす事だってできるはずだ。問題は)」

僕の横や後ろで先生とならず者、そして事の発端たる僕をチラリチラリと交互に視線が飛び交っている。

497 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/16(日) 12:30:52 ID:DNkmwWcQ
岬「(『お前のせいで大変な事になった、どうしてくれる』と言いたげな
    この先輩達をやる気にさせないといけないんだよなあ。そしてやる気を出させた後は、
    なるべく少ない分け前で満足してもらわないと。そのためには)」

協力者が必要だ。金儲けのシステムを維持し、自分の存在を分かりづらくする存在が必要となる。

岬「(でもその前に)」

賭け試合の話が一通り決まってからだ。幸い取り決めは先生が滞りなく進めてくれている。

テナルディエ「……っと、これで終わりだ。金の調達もしなきゃならんだろ、5日後の9時か10時、この運動場で試合だ。
       雨が降ったら立ち合いの元、延期するか決める。これでどうだ」
丸山「そうね、こっちも問題ないわ」
テナルディエ「そうか、じゃ、決まりだ。忘れずに来いよ、金づるさんよ、じゃあな!」

試合の取り組みが彼らと先生との間で締結され、彼らは運動場から去っていった。
その先生は残った僕らの方に向いてわざとらしく咳をする。
皆催眠術から覚めたかのようにハッとした顔になり、口々に先生へ苦情を申し立てた。

渋沢「先生、いくらなんでもあんまりですよ!勝手に決めるなんて!」
大杉「俺達あいつらに20連敗してるんですよ!20連敗!」
西園寺「だいたい岬の奴が勝手に……」

パアン!

先生が勢いよくノートを閉じた。予想外の動きに皆がたじろぐ瞬間、語った。

丸山「これで、勝つしかなくなったわね」

498 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/16(日) 12:32:10 ID:DNkmwWcQ
フフンと笑みを浮かべながら、挑発的に言い放つ。

丸山「なあにその顔、そんなに負けたがってるのかな」

煮え切らぬ顔で黙る先輩達に、さらなる挑発を重ねてきた。
そこまで言われてさすがに思う所があるらしく、少しずつ口を開きはじめる。

永井「いや、自分達だって負けたくないですよ。でも」
大杉「いくら練習しても勝てないし、これ以上こっちから恥をさらしたくないです」
西園寺「少し周りより上手いからって、思い上がりもたいがいに……」


天ヶ瀬「いいけげんにしろテメエら!」


ブローニュの森にまたも怒号が響く。公衆の面前で辱めを受けてから沈黙していた天ケ瀬が、沸騰している。

天ヶ瀬「テメエら全員サッカーやめちまえ!頭踏みつけられて当然みたいな顔しやがって!
    俺は1人になっても、アイツらに頭を下げはしないぞ!」
丸山「そこまで」

激昂したサッカー部部長の口に人差し指をそっと当てて制止した後、先生が宣言する。

丸山「騒いでも何しても、約束をした以上試合は行います。
   確かにこれまで負け続けてきた相手ですが、嫌だからといって私達が無様なふるまいをさらすと、
   異国の人達は私達だけではなく、日本や日本人全体をさげずむようになります。
   何より、あなた達は以前に比べ成長しました。臆する事がなければ必ずいい勝負ができると、私は信じています」

そこまで語った後、ことさらに声を張り上げて、さあ練習をはじめましょうと呼びかける。
先輩達の動きは重く、迷いが身体に反映されているのがありありと分かった。

499 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/16(日) 12:33:26 ID:DNkmwWcQ
岬「(いい展開だ)」

練習終了後のクールダウンの体操を行いながら、開始前の展開を振り返っていた。

岬「(先生や天ケ瀬が目立ってくれたおかげで、非難の矛先が僕以外に向かってくれた。
   これで先輩達への手間は少なくなって、その分を協力者の方へ注ぐことができる。)」

練習が終わって全員運動場から去り、ブローニュの森から抜け出て、自宅位置を基にした集団帰宅班を作った後で解散し、
他の人達がいなくなり目当ての相手と2人きりとなったのを見計らい、声をかけた。

岬「あずみちゃん」
あずみ「ひゃっ!な、なによ!」

心ここにあらずだったらしく、呼びかけに驚きすっとんきょうな声を上げていた。

岬「ごめん。ちょっと相談したい事があって」
あずみ「そ、相談?えっとあの」
岬「練習前の、あのこと。僕が意地を張って迷惑をかけちゃったあの事について、思うところがあるんだ」
あずみ「あ、あの、その事だけど、ちょっといい?」

あずみちゃんの方も思うところがあるらしい。僕が本格的に話へ入ろうとする前に、相手の方から
話しかけてきた。協力者候補が話しかけてきた内容は、以下の通りだった。

500 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/16(日) 12:34:46 ID:DNkmwWcQ
先着で
★あずみの発案 ! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JORER:ダイヤ・ハート+ あずみ「あ、あの……あの時の岬君、カッコよかったよ……」
ダイヤ・ハート:スペード+あずみ「今度また、一緒に練習しない?あたし、絶対に勝ちたいの」
スペード:クラブ+あずみ「あたし、岬君達の役に立ちたい。明日の夜8時に、うちに来てくれる?」
クラブ:あずみ「あたし、いいお金儲け思いついた!」岬「(おっ、これは話が早く済みそうだ)」



そろそろあずみに協力をという前に相手から話があった、というところで今日はこれまでにいたします。
なお、来週は松山光・三杉淳誕生祭への準備のため、投稿は休ませてください。
何を作ったか見たい方は、こちらのTwitterをどうぞ。

https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC

501 :森崎名無しさん:2019/06/16(日) 12:35:39 ID:???
★あずみの発案  ハート7

502 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/23(日) 16:20:21 ID:CUuOZBZY
今週の投稿はお休みさせてください。代わりと言ってはあれですが、
本日6月23日はガラスのエース、三杉淳の誕生日です。その記念イラストを
Twitterにて投稿しましたので、よろしければご覧になってください。

三杉淳誕生日記念イラスト
https://twitter.com/sc3loyupbCmTqIC/status/1142448595196497921

503 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/29(土) 16:28:47 ID:V6oe0aho
★あずみの発案  ハート7 ★
あずみ「今度また、一緒に練習しない?あたし、絶対に勝ちたいの」
+あずみ「あたし、岬君達の役に立ちたい。明日の夜8時に、うちに来てくれる?」
+あずみ「あたし、いいお金儲け思いついた!」岬「(おっ、これは話が早く済みそうだ)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どんな事を言い出すか。そういえばあの場所では先生や天ケ瀬、ならず者達に目が向かい、
彼女には全くといっていいほど関心を払っていなかった。どんな反応を

あずみ「やるねえ!」

勢いよく手のひらが僕の肩に打ちおろされる。もっともスピードの割には痛みはほとんど感じない。

あずみ「よく言った!あんのムカツク奴らにタンカをきって!あたしすっごくスーッとしたんだから!」

上機嫌で僕の肩をポンポンと叩き、先の挑戦を褒めたたえた。
その後も興奮収まらないらしく、ハイテンションの口調で僕が語りたかった事を口に出してくれた。

あずみ「それとねえ!あたし、すっごいアイデアひらめいたんだよ!」
岬「アイデア?なんのこと」
あずみ「商売はんじょー金もうけ!賭け金の話してる時にひらめいたんだけどさ、うちのゲーセン通していけば、
    ずっとずーっと儲けられるの!えっとね」
岬「しっ」

得意げに儲け話を披露しようとするあずみちゃんの唇に、そっと人差し指を当てて、たしなめた。

504 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/29(土) 16:29:56 ID:V6oe0aho
岬「ダメだよ、そんな大切な事を路上で軽々しくしゃべっちゃ」
あずみ「ふえ、あ、そうね」

不意をつく仕草に意表をつかれたのか、うろたえ気味におとなしくなって、僕の話を聴いてくれた。

岬「その話は別の時にきかせてくれないかな、それよりも今は試合の事を話そうよ。
  あそこまで言った以上、必ず試合に勝ちたい。日数は少ないけどできる事はあるだろうし、するべきだと思う」
あずみ「それもそうね。それじゃ、また一緒に練習しない?今からまんべんなく練習するだけじゃなくて、
    将来有望な選手をマンツーマンで鍛え上げれば、勝ち目も増えると思うんだけど」
岬「そうだね、そうしよう」

後日の個人レッスンへと話題が移っていくにつれ、僕の方も少々考えが変わってきた。
相手が金儲けに乗り気な以上、こちらから色気を見せるより
相手の気分を引き立てて、相手から切り出させる方が良いだろう。

そう考えて僕は彼女と別れた。そして約束の日、彼女と会って練習を行う事となった。

505 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/29(土) 16:31:35 ID:V6oe0aho
A ドリブル 凄く上がりやすい+α
B パス  凄く上がりやすい+α
C シュート 凄く上がりやすい+α
D タックル 凄く上がりやすい+α
E パスカット 凄く上がりやすい+α
F ブロック 凄く上がりやすい+α
G せりあい 凄く上がりやすい+α
H ガッツ 凄く上がりやすい+α

*(初期状態の上昇ポテンシャル。()内はガッツ)

・凄く上がりやすい
JOKER→+2&必殺技のフラグ習得!
13→+2! (+10)
7〜12→+1! (+5)
1〜6→効果がなかった


あずみとどのような練習をするかを選択してください。友達との共同練習のため、若干のプラス補正が付きます。
共同練習の場合ではどちらにも効果が適用されます。
なお、投票の際はID欄を空白にして投票してください。先着1名で決定いたします。


*参考、岬の能力値
ドリブル、パス、シュート、タックル、パスカット、ブロック、競り合い、ガッツ
21、21、19、19、21、20、19、705
*参考、あずみの能力値
15、11、15、13、9、11、11、510

506 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/29(土) 16:33:53 ID:V6oe0aho
私用につき一旦離れます。続きが投稿できるかについては3〜4時間後を目途に報告しました。

507 :森崎名無しさん:2019/06/29(土) 18:15:56 ID:bg8VISzc


508 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/29(土) 20:04:35 ID:V6oe0aho
明日は私用で朝早く出かけなくてはいけなくなった為、本日の投稿はこれまでと致します。
続きは明日の午後からとさせてください。試合を開始できるところまで進めるよう努力いたします。

509 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 13:01:38 ID:rP/hjaG2
E パスカット 凄く上がりやすい+α
――――――――――――――――――――――――――――――――
先着で
★岬の83年10月の特別パスカット練習→! card
あずみの83年10月の特別パスカット練習→! card★
と書き込み、!とcardの間の隙間を埋めて下さい。数値で分岐します。

JOKER→+2&共同必殺技習得!
13→+2!&共同必殺技のフラグ習得!
10〜12→+2! (+10)
4〜9→+1!
1〜3→効果がなかった

*岬とあずみのパスカット値:それぞれ21、9
*岬のパスカット練習倦怠感:0→1(5になると練習レベルが1下がります)


なお、前回提示した練習のデータ上昇は正しくは以下の者になります。訂正して
お詫び申し上げます。
また、共同必殺技につきましては、片方が習得した場合未収得側も技が使えるようになりますが、
本人が習得できるようになるまでマイナス補正(−2)がつくものとします。

・凄く上がりやすい+α
JOKER→+2&共同必殺技習得!
13→+2!&共同必殺技のフラグ習得!
10〜12→+2!
4〜9→+1!
1〜3→効果がなかった

510 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 13:24:26 ID:???
★岬の83年10月の特別パスカット練習→ ダイヤ7
あずみの83年10月の特別パスカット練習→ スペード9

511 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 13:33:17 ID:???
質問です
練習倦怠感を解消するにはどうしたらいいのでしょうか?

512 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 13:34:29 ID:2Wg99gDs
★岬の83年10月の特別パスカット練習→ ハートJ
あずみの83年10月の特別パスカット練習→ スペード2

513 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 13:50:23 ID:rP/hjaG2
>>511
倦怠感の解消については>>466に記しております。一部記述にミスもありましたので、訂正も兼ねて再掲いたします。
         3.「倦怠感」の設置
 ドリブル、パス、ブロックなどの各項目それぞれに設けられます。項目につき5つまでカウントされ、
該当項目の練習回数が5つになると、その項目の練習レベルが1下がります。その倦怠感への対策は以下になります。
        一、サッカー関連の雑誌を買う
 ル・エストで販売されているソビエツキ・スポルトなど
 サッカー練習の効率を上げる資料を読む事で、下がった練習レベルを戻す事が出来ます。この方法の長短は以下の通り。
長所:読む事で確実にレベルが上がる
短所:所持金が無ければ使えない、雑誌の内容により上げたい練習とズレが生じる恐れあり
         二、ゲームセンターで遊ぶ
 アタリフランスもしくはナムコフランスのゲームセンターでのプレイで、
 ストレスを解消し倦怠感を解消させます。この方法の長短は以下の通り。
長所:1と違い、その日1日のプレイで全ての練習の倦怠感を解消します。
   また判定により他人と交流できる可能性あり。
   (アタリとナムコでは若干異なりますので、機会を見つけて知ってそうな人に尋ねてください)
短所:プレイ代金がかかります。具体的には2×! numフランと判定で変化します。
   不足した場合は残金0で止まります。
                三、友達と遊ぶ
 仲の良い人達と遊ぶ事で、ストレスを解消します。遊びには外で遊ぶ事と家でテレビゲームをする事の2つがあります。
(電話をしてからどちらにするか尋ねられます)
              三の一:外遊び
長所:相手との関係進展チャンス、練習項目のうち1つ分の倦怠感が解消される
短所:選択肢によってはマイナスになりうる
             三の二:テレビゲーム
長所:相手の得意ジャンル選択により好印象が得やすくなる、また練習項目のうち2つ分の倦怠感が解消される
短所:ゲーム機を持っている家でないと選べない、能力が下がるおそれあり

なお、ゲームソフトはアタリフランスにて1本160フランで購入できます。
(80年代前半のゲームソフト平均価格は20〜30ドルであり、83〜85年の交換レートは1ドル8フランとしているため)

514 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 14:05:00 ID:???
どうもありがとうございます
うーんどれも一長一短なんですね…
そんなにうまい話は無いって事ですか

515 :キャプテン岬の人 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 14:28:56 ID:rP/hjaG2
>>514
お礼の言葉をありがとうございます。

この倦怠感とその対策についてはバランス調整の他に、「サッカー以外の人生を楽しむ岬君」を
描きたかったためでもあります。この倦怠感抜きのシステムのままであると、能力上昇を優先して
サッカー練習に専念した選択となる事を、私は危惧しておりました。
確かにその方が効率は良いですし、下克上のカタルシスも大きくなりますが、
せっかくの青春をサッカーだけに費やすという事は、私としては望んでいませんでした。
もっといろんな経験をし様々な人と関係を結んでほしい。そう思って
倦怠感等の設定を追加いたしました。

どうか青春を過ごそうとする岬君を応援してやってください。


なお、これより遅い昼食に入りますので、続きは後になります。
本日中に投稿いたしますので、なにとぞお待ちください。

516 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 19:28:31 ID:rP/hjaG2
そして、特別練習から数日後。
渡仏後初の賭け試合が行われる日、目が覚め服を着替え朝食をとり身繕いを済ませたところで電話が鳴る。
受話器を取るとサッカー部キャプテンの声が聞こえた。

天ヶ瀬「家にいるか、これからすぐ部室に来い。ミーティングだ」
岬「えっ、ミーティングはあと2時間後じゃ」
天ヶ瀬「あれは表向きだ。実際の方向付けはその前に行う。すぐに来い、分かったな」

有無を言わせず言いたい事だけ言ってさっさと切ってしまった。仕方なく学校に行き部室に入ると、
教室の椅子に座って腕組をした天ケ瀬がいる。

天ヶ瀬「よく来た。これからフォーメーションとかのどう試合をするかについて詰めていくぞ」
岬「あ、あの、勝手に決めていいんでしょうか」
天ヶ瀬「大丈夫だ。先生はこう言う事を俺達に一任してくれている。
    他の奴は何年も前からほとんど意見も出さんから、ミーティングが今ほとんど形骸化してしまっている。
    だが岬は違うだろう。あそこまで言い切ったからには絶対に勝つ。
    その為にはこういった場にも積極的に発言するだろうと思ってな、呼んできた。で、まずはこれを見ろ」

黒板を指さす。そこにはサッカー部のと思われるフォーメーションが記されていた。

517 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 19:30:59 ID:rP/hjaG2
−H−J− Hあずみ J中江or秋山
−−−−− 
−−I−− I天ケ瀬
F−−−G F黒田 G永井
−−E−− E渋沢
AB−CD A西園寺 B金子 C大杉 D藤田
−−−−− 
−−@−− @塩野


天ヶ瀬「これがいつもよく組んでいるフォーメーションだ。これからこれをどうするかを決めるんだがその前に」

チョークを手に持ちフォーメーション図の横に大きく



と記した。

天ヶ瀬「お前の希望を聞いておきたい。お前は、どこでプレーしたいと思っている?」

518 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 19:32:57 ID:rP/hjaG2
岬「(来たか)」

試合前に訊かれるであろうとした質問が来た。この時になる前にあれこれ考えた事でもある。

岬「(この試合、僕が注目されるのは簡単だ。点を取って攻撃を防いで、縦横無尽に活躍して尊敬を一身に集められるだろう。
   だが、敵側はどうだ。あまりに活躍して圧勝したら2度と試合をしなくなるかもしれない。
   そうなったら稼ぎのタネが無くなる。マークがきつい所にパスを出したりして、
   程々に勝てるよう試合をコントロールしないといけない。
   そのために僕が就くべきポジションは……ここだ)」


A 岬「FWです」
B 岬「MFです」
C 岬「DFです」
D 岬「GKです」天ケ瀬「なにィ!」(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



再び私用が入ったため、再び中断いたします。再開は午後9時〜10時台を予定しております。

519 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 20:20:20 ID:2Wg99gDs
B

520 :森崎名無しさん:2019/06/30(日) 20:20:41 ID:XbE+nd8I
B

521 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/06/30(日) 21:01:40 ID:rP/hjaG2
済みません、こちらの事情により今日はこれ以上投稿出来なくなってしまいました。
明日か明後日には、なんとか投稿出来るようにしますので、少々お待ちください。

522 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/02(火) 21:42:44 ID:ikezHPZg
B 岬「MFです」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
天ヶ瀬「ほう、どうして」
岬「MFこそサッカーの展開に一番関わる大事なところだと、考えたからです。
  色んな学校のサッカーをプレイして感じたのですけれど、どれ程攻撃と守備が優れたチームであっても、
  MFが貧弱なところは攻撃でFWまでボールをつなげられず、
  相手が攻勢になればDFとGKは連続攻撃にさらされ、そう遠くないうちにゴールを奪われてしまいます」
天ヶ瀬「なるほどな、日本であちこちのサッカー部にいたんだ。その通りなんだろう」

部員からか先生からか、目の前にいるキャプテンは自分の過去を大雑把につかんでいるようだった。
そうだとすればありがたい。僕が話す内容はそれ相当の経験を踏まえたものとして聞いてくれるはず。
その証拠はあれこれ観察する必要も無く、相手の口から発せられてきた。

天ヶ瀬「じゃあ、今日の試合どうしたらいいと思う。具体的にはフォーメーションだが、少しは意見があるんじゃないか」
岬「(きた)」

意見を求められた。僕はここまでに検討した思案をまとめてみる。

523 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/02(火) 21:43:53 ID:ikezHPZg
いつものフォーメーション
−H−J− Hあずみ J中江or秋山
−−−−− 
−−I−− I天ケ瀬
F−−−G F黒田 G永井
−−E−− E渋沢
AB−CD A西園寺 B金子 C大杉 D藤田
−−−−− 
−−@−− @塩野

岬「(これが今までのフォーメーション。この陣形をいじって都合の良いものにすれば、
   試合展開をコントロールしやすくなるはずだ。今日までに考えたフォーメーションは3つ)」


3−1−3−3
G−H−J Hあずみ
−−−−− 
E−I−F I天ケ瀬
−−−−− 
−−D−− D岬
−−−−− 
−ABC− 
−−@−− 

岬「(この「1」のところに僕が入る。これならパスの送り箇所が6つにもなって、
   状況を見てパスを送り試合展開の「調整」も簡単になるだろう。
   それにこれならDFの数も少なくサイドは空いていて、相手は得点を入れやすいだろう。
   そうなればこっちは得点を入れる必要が生じて、僕が活躍できる機会も増えるはずだ。
   試合展開だけを考えればこれでいいけど、意中の相手に活躍の場を増やさしてさりげなく
   友好的になってもらうのも良いかもしれない。その場合には、まずこれだ)」

524 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/02(火) 21:46:29 ID:ikezHPZg
3−3−1−3
−−−−− 
G−H−J Hあずみ
−−−−− 
−−I−− I天ケ瀬
D−E−F E岬
−−−−− 
A−B−C 
−−@−− 

岬「(これはキャプテンの副官として活躍する場合。
   チャンスをできるだけ多く提供して活躍させてあげて恩を売るにはこの陣形が確実かな。
   あずみちゃんに恩を売る場合は、こういう風になる)」

5−4−1
−−−−− 
−−J−− Jあずみ
−−−−− 
−H−I− H岬 I天ケ瀬
F−−−G 
C−D−E 
−A−B− 
−−@−− 

岬「(FW1人しかいないとなったら、得点のチャンスは彼女が一番多くなる。
   彼女のフォローでもう少し前に入っておけば「調整」もサポートもこなせる)」

525 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/02(火) 21:49:20 ID:ikezHPZg
岬「(さて、どれにしよう)」


A 3−1−3−3にする。
B 3−3−1−3にする。
C 5−4−1にする。
D 通例通り4−4−2にする。
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
AとBは表記が似ておりますので、選択の際はお気を付けください。
訂正する場合はIDが必要となりますので、必ずID欄は空白にしてください。

526 :森崎名無しさん:2019/07/02(火) 21:57:18 ID:7fzGgIWw
A

527 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/02(火) 22:15:45 ID:ikezHPZg
A 3−1−3−3にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「フォーメーションについてですが、僕はこうした方がいいのではないかと思います」

問いに応じる形で立ちあがり、黒板に意図するフォーメーションを記しながら、本来の目論見を伏せて説明する。

岬「今回の試合はただ勝つだけではなく、みんなの劣等感や無力感を解消するべき
  試合にすべきだと思いますし、それができる試合だと思っています。
  格上の相手と思っていたチームから大量の得点をもぎ取って大勝すれば、
  過去に何連敗していてもお釣りがくるほどの高揚感を感じ、自信を取り戻す事ができるでしょう」

この部の部員の実力から見てチャンスを与えても得点につながるとは考えにくいが、
このフォーメーションを薦める理由としては妥当だろう。僕からの進言に対し目の前のキャプテンはというと。


先着で
★キャプテン天ケ瀬の判断→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→天ケ瀬「……今日は、お前がつけてみろ」 懐からキャプテンマークを取り出したぞ?
ダイヤ・ハート→天ケ瀬「いいだろう、それでいこう」
スペード・クラブ→天ケ瀬「駄目だ、今日の今日で変えたら混乱がおきる」



本日の投稿は以上といたします。続きはいつも通り土日に投稿したいと思います。

528 :森崎名無しさん:2019/07/02(火) 22:48:48 ID:Hif1kwtc
★キャプテン天ケ瀬の判断→ スペード9

529 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 13:28:56 ID:e5Dh67Po
これより投稿をはじめようと思いますが、投稿前に1つ、申し添える事があります。
以前に申し述べた「倦怠感」についてですが、告知前の入学前の練習についてはカウントしておりません。
現在はパスカット練習においてのみ1つ溜まっている状態となります。
それではこれより投稿を開始いたします。



★キャプテン天ケ瀬の判断→ スペード9 ★⇒天ケ瀬「駄目だ、今日の今日で変えたら混乱がおきる」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
じっと目をつむって考えているのだろう、しばらく沈黙の時間が流れてから、答えが返ってきた。

天ケ瀬「駄目だ、今日の今日で変えたら混乱がおきる」
岬「(やっぱり駄目か、何の根回しもしてなかったからなあ)」

あれこれ思案を重ねた上での提言は、あっさりと断られてしまった。だが、全く考慮対象外という訳ではなかったらしい。

天ケ瀬「岬はボランチに入ってもらう。攻守両軸共に活躍して、ウチの初勝利に貢献してもらうぞ」

530 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 13:30:43 ID:e5Dh67Po
−H−J− Hあずみ J中江
−−−−− 
−−I−− I天ケ瀬
F−−−G F黒田 G永井
−−E−− E岬
AB−CD A西園寺 B金子 C大杉 D藤田
−−−−− 
−−@−− @塩野


岬「(ポジションの希望は通ったか。条件は厳しくなったけど、何とか試合の調整はできるかな)はい」

そうしてフォーメーションをまとめ終わったところで、
天ケ瀬がドカリと荒々しく腰を椅子に下ろし、僕に語りかけてきた。
精一杯威厳を保っている。そう見せようとしているように見えた目の前の先輩が発した言葉は、ひどく気弱なものだった。

天ヶ瀬「この試合で勝てなかったら、俺はサッカー部を辞めようかと思っている」

531 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 13:33:35 ID:e5Dh67Po
岬「えっ」
天ヶ瀬「ブローニュではああ言ったが、もう俺もつらくなってな。いくら練習しても、周りを励ましおどしすかしても、
    一勝すら出来ず何十連敗だ。気力も尽きる。それにお前は俺がフランスで出会ったサッカー仲間の中で一番上手い。
    そのお前を加えても勝てないとなったら、いよいよ俺達に闘志のかけらもなくなり、
    サッカー部は解散も同然になるだろう。……これが、最後のチャンスなんだ」
岬「(うわあ、入っていきなり廃部なんて冗談じゃないよ)
   大丈夫です。他の先輩達もやる気を出してくれますし、成長している人もいます。
   キャプテンが元気を無くしたら、みんなのファイトもしおれてしまいますよ」
天ヶ瀬「あ、ああそうだな、すまん。しょげたところで勝ちが厳しくなるだけだ。岬」
岬「はい」
天ヶ瀬「今日の試合、必ず勝つぞ」
岬「はい!頑張ります!」

キャプテンとしての義務感から、無理無理闘志をしぼり出したような感がする。
少しでもやる気を出してもらおうと景気よく声を張り上げたが、天ケ瀬の動きは鈍いままだった。



その数時間後にミーティングがはじまった。天ケ瀬の言葉通り発言を求められても、皆口を開くことなく黙りこくっていた
(あずみちゃんは布陣論議にまるきり関心なしという顔だったが)
ままに終わり、試合を行うべくブローニュの森へと向かったのだった。

532 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 13:36:12 ID:e5Dh67Po
              第3話『初試合』



ブローニュの森に着き、準備体操を済ませ、各自ポジションにつく。
その間敵の面々はニヤニヤとイヤミな笑いをこちらに飛ばし、あれこれと煽り立ててくる。

テナルディエ「今日はお手柔らかに頼むぜ。金を払わず逃げる奴らを取っ捕まえるのは骨だからな」

金の為なら死人の衣服もまさぐりそうな卑しさと貪欲さを漂わせて、敵チームのキャプテンが挑発する。
そっくりそのまま返すと我らのキャプテンも言葉を返すものの、どことなく生彩を欠いている。

丸山「はいスポーツマンが口汚く罵らない!正々堂々、スポーツマンシップにのっとりましょう!」

そう言って口撃を止めさせたのは、今日の試合の審判兼実況中継の丸山先生。
性に合っているのか、いつもよりノリノリになっている気がする。
ともかく両チームのキャプテンは互いに向かい合い、先生が上に放ったコインをじっと見やっていた。結果は……


先着で
★コイントスの結果→! dice★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とdiceの間のスペースは埋めてください。

偶数→日本人学校側が先攻
奇数→フランス人学校側が先攻

533 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 15:46:14 ID:hEVc2Zt2
★コイントスの結果→ 1

534 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 15:46:29 ID:???
★コイントスの結果→ 4

535 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 15:59:43 ID:e5Dh67Po
【試合前解説開始】
岬父「皆様お久しぶりです。太郎の父、岬一郎です。大変長らくお待たせいたしましたが、」
   ようやくにして試合をはじめられる運びとなりました。敵チームの人員の能力値は一般的な
   日本人学校のメンバーより上ではありますが、太郎の敵ではありません。
   また天ケ瀬君や早川嬢よりも低いため、十二分に勝利を望めるでしょう」

(フランス人学校 4−3−3)
−−@−− @ギャロス
A−−−B Aブリュイ Bマルタン
−C−D− Cドレセーヌ Dブーアン
−−−−− 
E−I−F Eフォンテーヌ Iテナルディエ Fモンモランシー
−−−−− 
G−H−J Gクレベーユ Hセルビー Jデュイソン
−−−−− 

(日本人学校 4−4−2)
−H−J− Hあずみ J中江
−−−−− 
−−I−− I天ケ瀬
F−−−G F黒田 G永井
−−E−− E岬
AB−CD A西園寺 B金子 C大杉 D藤田
−−−−− 
−−@−− @塩野

536 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 16:03:31 ID:e5Dh67Po
岬父「なお、この試合のみ、活躍時および勝利時に特別ボーナスがあります。
   今後の展開を良くするのに必ず役立つ事でしょう。具体的な内訳は以下のようになります」

◎得点ボーナス(岬のアシストが必要)
あずみor天ケ瀬がゴール⇒あずみor天ケ瀬の感情値が+1
上の2人以外がゴール⇒当人の感情値が+2、それ以外のメンバーの感情値が+1

◎勝利ボーナス
全員の感情値が+2

岬父「また、この試合は賭け試合である以上、あまりに大勝ちすると相手が怒りのあまり
賭けを無かった事にしようと暴れ出す可能性があります。
そうなってしまうと賭けが無かった事にされてしまいますので、程々の勝ちを心掛けください。
暴発の可能性は以下の通りになります」

1点差で勝利⇒100%賭けは成立
2点差で勝利⇒クラブで暴発(1/4の確率で暴発)
3点差以上で勝利⇒ダイヤ以外で暴発(3/4の確率で暴発)

岬父「最後に、この試合に勝てなければゲームオーバーとなります。
   前後半合計60分の草サッカー相手に勝てないようでは、この先の強敵には勝てないでしょうから。
   くれぐれも油断なきよう……」
【試合前解説終了】

537 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 16:16:01 ID:e5Dh67Po
★コイントスの結果→ 1 ★⇒フランス人学校側が先攻
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
丸山「コインは裏、フランス側が先攻ね」
テナルディエ「よし、来たか。そんじゃとっとと決めるとするか」
天ヶ瀬「……来るぞ、しっかり守れ」

攻守が決まり、天ケ瀬が後ろへと下がる。意気揚々としてフランス側はボールに足をつき、

ピイイイイイイイイイイイイイイッ!



遂に、フランスに来て初めての試合が始まった。



テナルディエ「さあ行くぜ!わざわざ金を取られに来たことはほめてやるぜ!」
クレベーユ「オレにくれよ、今日は調子が良いんだ!」
テナルディエ「おう、やってやれ!」

パシュッ!

538 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 16:18:13 ID:e5Dh67Po
天ヶ瀬「来たぞ!黒田、岬、向かって行け!」
黒田「お、おう!」
岬「はい!(ここが初陣、手抜かりはできないぞ)」
クレベーユ「ハハハ、来やがれ!」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★クレベーユ ドリブル 16( ダイヤ3 ) +( 5 + 2 )=★
★黒田 タックル 12( スペードA ) +( 2 + 5 )+(人数補正+1)=★
★岬 タックル 21( スペードJ ) +( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→クレベーユ、ドリブル突破、日本人学校ピンチ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがフォロー)(西園寺がフォロー)(天ケ瀬がフォロー)
≦−2→日本人学校ボールに。



ついに岬太郎、サッカーに挑む!といったところで一旦これまでといたします。
本日再び続きが投稿できる場合はその旨報告いたします。

539 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 16:20:53 ID:e5Dh67Po
済みません、誤ってスペースを入れ忘れておりました。
こちらで!とcard、!とdiceとの間のスペースを埋めて書き込んでください。

★クレベーユ ドリブル 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★黒田 タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★岬 タックル 21(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

540 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 16:41:30 ID:???
★クレベーユ ドリブル 16( クラブA ) +( 6 + 3 )=★

541 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 16:43:46 ID:???
★黒田 タックル 12( スペードK ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

542 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 16:46:09 ID:???
★岬 タックル 21( JOKER ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

543 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 16:46:59 ID:???
★岬 タックル 21( ダイヤ2 ) +( 2 + 6 )+(人数補正+1)=★

544 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 16:50:50 ID:???
岬君だけじゃなくて黒田先輩も全力出しすぎですよ

545 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 21:31:46 ID:???
カードがクラブA VS JOKERだから天国と地獄の差

546 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 21:56:34 ID:???
帰宅してスレをのぞいたら岬君がJOKERを出していてビックリしました。
お陰で当初の予定を変更して大幅な描写が必要となったため、物語の投稿は明日に
延期させてください。その代わりと言ってはアレですが、>>544に答えるためにも、
次レスにて行う質問に対し、回答してくださらないでしょうか。

>>545
笑いの神がクレベーユに、勝利の女神が岬に舞い降りた感があります。
はたしてこのまま岬君に女神が居続けてくれますでしょうか。

547 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/06(土) 22:09:29 ID:???
黒田先輩は今回頑張っていますが、実は岬とあずみの事前の働きかけにより、
先輩方はある程度やる気を取り戻しています。
(当初予定では自信喪失ペナルティを付ける事も考えていました)

その事に関するエピソードですが、これについて述べた方がよろしいでしょうか。
内容自体はこれからの物語に影響を与えるというものではありません。
ID欄を空白にしてこれはという方針に投票してください。要2票になります。


A 一旦試合を中断してそのエピソードを紹介する
B 次スレ以降にて、埋めネタとして投稿する。
C 必要ない。後日没ネタとして数行程度で語ってくれればいい
D その他、自由回答(要3票)

548 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 22:13:18 ID:tSZJuW+M
B

549 :森崎名無しさん:2019/07/06(土) 22:19:39 ID:4E2cUDoA
B

550 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:30:21 ID:FGZNKsbk
B、次スレ以降にて、埋めネタとして投稿するが選ばれましたので、このエピソードは
3スレ末尾、展開によっては4スレ目で投稿する事にいたします。それではこれより投稿を開始いたします。



★クレベーユ ドリブル 16( クラブA ) +( 6 + 3 )=25★
★黒田 タックル 12( スペードK ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=22★
★岬 タックル 21( JOKER ) +( 4 + 5⇒12 )+(人数補正+1)=34★
≦−2→日本人学校ボールに。そして岬が新技取得!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
クレベーユは確信していた。いつものようにアジアの弱小チームを叩き潰し、ストライカーたる自分が赫々たる戦果を挙げる事を。

クレベーユ「(今日は金がかかってるんだ、1点でも多く手に入れて、1フランでも多くせしめてやる!)」

意識は3200フランの取り分へと飛んでいた。相手の事など眼中になかった。

黒田「うおらっ!」

ビュウッ!
シュッ!

数日前まで沈んでいた敵チームが勢いよく飛び込んできた事などチラリとも気にかからなかった。
続いてきた2人目も抜き去り、いよいよ得点のチャンス域に入る。

クレベーユ「(よし、ここで突っ込む!)」

意気揚々とボールを蹴りだそうとする。しかしその足は、空しく空を切った。

クレベーユ「(あれ、ボールが……ない!どこいった!?)」

551 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:31:29 ID:FGZNKsbk
クレベーユはテナルディエからパスを受け取った。である以上、テナルディエからは彼の一部始終が見えていた。

テナルディエ「(当然だぜ、一丁前に向かってきたところで、俺達のストライカーに勝てるもんか)」

負ける事など毛ほどにも思っていなかった。そう思っていたのは1人目を抜き去った時までだった。
次の相手との勝負となるや、あっという間にボールを奪われてしまった。それだけならまだしも、
ボール奪取が涼やかささえ感じる程の鮮やかさの為か、ストライカーはボールを捕られた事さえ気づかずに走っている。
まるでトラック走者がバトンを受け渡すように、ごく自然にあっさりと、ボールは相手に移っていた。

ストライカーがボールを蹴ろうとした足が空振りしたのを見て、ようやく意識が戻り、叫ぶ。



テナルディエ「後ろだクレベーユ!」
クレベーユ「なあっ!?」



552 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:33:36 ID:FGZNKsbk
岬「(『下馬威』だ)」

シャマウィ。出会い頭の衝撃。この初舞台のお目見えを直前に、昔父が語った言葉を思い出した。
たしか政治の根本について、そして学校での振る舞いについてのアドバイスとして、父が語ってくれた言葉だ。



『二人以上の他人が集まれば、いずれが風上、いずれが風下に立つか、が問題となる。
その「場」がざわめく。そして、ざわめきの場に原始の、いわゆる「政治」が始まる。
初めに政治は、威丈高な身振り素振りと、図々しい自己顕示の衝突する「場」で起きた。
いわば「下馬威」で始まる。出会い頭にかますハッタリのことだ。
機先を制する恫喝である。いや、強烈な自己主張と、それを押し通す技量のことだ』(※1)



岬「ここで重要なのはやたらと威張り散らす事ではない、いかに相手にインパクトを与えるかだ。
  こうも父さんは言っていた。そして傍目には控え目に感じるように振舞えばなおよしと。
  この試合はこれからの僕の価値を知らしめサッカー部を掌握する第一歩だ。
  だけど僕の体力、そして収入源の確保という面から見て、得点にはそう多く絡めない。なら)」

先輩を抜き去った相手に向かいながら、心の中で叫ぶ。

岬「(舞うような華麗なプレイで、皆を魅了させるまで!)」

553 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:36:20 ID:FGZNKsbk
岬「(まず左脚を伸ばしてスライディング。かわす余裕ができる位の速さでね)」

当然相手は動きを見抜き、軸を切り替え左に逃げようとする。

岬「(狙い通り、後は本命の右脚を突き出してボールを刈り取る!)」

左手を地に着けてぐっと押し出し、相手の右脚がボールから離れた瞬間を見計らって、勢いよく飛び出しボールを払い取った。
この一連の流れを流れるように一瞬で行ったためか、相手は取られた事にも気づいていない。
そしてボールを完全に確保して立ち上がったところで、敵はようやくボールを取られた事に気付く。


丸山「あ、あっと、み、岬君ボールを取りました!
   キックオフからの強襲であっという間に日本人学校側へ突入するかと思いきや、
   岬君のスライディングで阻止されました!」

ハッと我に返った先生が実況を始める。その声が発端となって、衝撃が両チームに広がった。


クレベーユ「なあっ!?」
セルビー「な、何やってんだよクレベーユ!」
デュイソン「そんなガキに遊んでるんじゃねえ!」
テナルディエ「(バカな!クレベーユは良い動きをしてたんだぞ!)」
モンモランシー「(気のせいか、随分あっさり取られたような)」
フォンテーヌ「(まぐれだ!あんなガキにあんな事ができるもんか!)」
ブリュイ「しっかりしろよ!」
マルタン「俺たちゃお前に賭けたんだぞ!」
ドレセーヌ「俺なら抜いたな」
ブーアン「いや、お前DFだろが……」
ギャロス「もっとしっかりしろー!」

554 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:38:19 ID:FGZNKsbk
あずみ「(当然よ、元全国大会優勝校キーマンの岬君に勝てるもんか)」
天ヶ瀬「(俺の目は間違っていなかった。岬が一緒ならこの試合、勝てる!)」

自分を見知っていた面々は信じた相手が間違ってなかった事に安心し、

黒田「さ、サンキュ、岬!」
永井「す、すげえ」
中江「や、やったな岬!」

同じMFと攻撃陣は自らと隔絶した新入りの力量に驚き、

西園寺「おお、止めたか!」
大杉「ふーっ、よかったぜ」
金子「これでしばらく攻撃が来ないぞ」
藤田「俺達じゃ止めるのキビシイからなあ」
塩野「(今日は失点少なくなりそう)」

守備陣は思い思いに語らっていた。


※岬がJOKERを出した事により、タックルフラグを習得&回収し、
フェイントタックル(1/4でタックル力+2)を習得しました!

555 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 14:41:05 ID:FGZNKsbk
岬「(さて、これからどうしようかな。このまま一気に攻めるのが一番確実だろうけど、それだと目立ちすぎるな。
   あずみちゃんに渡してシュートさせるのが次善の手だけど、
   ゴールまでまだ距離があるから、1度はドリブル突破してもらうか、遠くからシュートしてもらう事になる
   天ヶ瀬にボールを戻すのがいいかな。その方が無難だけどこれといったメリットはない。
   あるいは再度パスでMFの永井に渡すか。マークが薄いから簡単に渡せるし、あずみちゃんよりは
   向かってくる人も少ないけど、そこから先に進めるかどうか。どうしようかな)」


A このままドリブルで突き進む
B あずみに渡す
C 天ケ瀬に渡す
D 永井に渡す
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

556 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 15:24:47 ID:KvKBj942
C

557 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 15:50:13 ID:FGZNKsbk
C 天ケ瀬に渡す
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(ここは天ケ瀬に渡そう。まだ時間はある。フォローに回れば大事にはならないだろう)キャプテン!」
丸山「ボールは日本人学校のキャプテン、天ケ瀬君に渡りました。
   当然フランス人学校側が迫ってきます。さあ、突破できるか?」

テナルディエ「これ以上行かせるか!」
フォンテーヌ「ここで止めちまえば同じ事だ!」
天ヶ瀬「ああそうかい、今日はいつもの俺達じゃないんだ、行かせてもらうぜ!」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★天ケ瀬 ドリブル 14(! card) +(! dice + ! dice)=★
★テナルディエ タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★フォンテーヌ タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→天ケ瀬、ドリブル突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がフォロー)(黒田がフォロー)(モンモランシーがフォロー)
≦−2→フランス人学校にボールを奪われる!


【補足・補正・備考】
天ヶ瀬:ダイヤで「強引なドリブル」(+2、吹飛係数4)

558 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 16:02:52 ID:???
★天ケ瀬 ドリブル 14( スペード3 ) +( 3 + 2 )=★

559 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 16:19:29 ID:???
★テナルディエ タックル 12( ダイヤK ) +( 6 + 2 )+(人数補正+1)=★

560 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 16:22:30 ID:???
★フォンテーヌ タックル 12( クラブ5 ) +( 3 + 3 )+(人数補正+1)=★

561 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 16:32:47 ID:FGZNKsbk
★天ケ瀬 ドリブル 14( スペード3 ) +( 3 + 2 )=19★
★テナルディエ タックル 12( ダイヤK ) +( 6 + 2 )+(人数補正+1)=21★
≦−2→フランス人学校にボールを奪われる!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
テナルディエ「負け犬に抜けられる程ナマっちゃいねえんだよ!」
天ヶ瀬「し、しまった!」
丸山『あっと、2対1は無理があったか?天ヶ瀬君、ボールを奪われました!
   さあこれからフランス人学校側はどうするのでしょうか』
テナルディエ「(もう少し行けばあのプレイをしたガキがいる。
        さっきのはマグレかもしれん、もう1度行くか?それとも奴を避けるか?)」


先着で
★コイントスの結果→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→テナルディエ「(俺が身に付けた必殺シュート、みせてやるか)」
ダイヤ・ハート→テナルディエ「(あんなのはマグレだ、今度は俺が行く)」
スペード・クラブ→テナルディエ「(マグレでああも見事にやられるか。パスを出すぞ)
                 (スペードの場合、岬が向かって行くか選択できますが、クラブでは選択不可になります)」

562 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 16:43:33 ID:???
★コイントスの結果→ スペードJ

563 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 16:53:49 ID:FGZNKsbk
★コイントスの結果→ スペードJ ★⇒テナルディエ「(マグレでああも見事にやられるか。パスを出すぞ)」
                  *岬が向かって行くか選択できます
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
テナルディエ「(思い出せ、クレベーユは下手をこいてなかった。それでもやられたんだ、ただ者じゃねえ。それなら)
        走れ、デュイソン!」

バシュッ!

丸山『テナルディエ君大きくパス!逆サイドに渡していくつもりでしょうか!』
岬「(飛びつけば何とか届きそうだけど、行くかな?それともやめとくかな?
   この距離なら向かわなくても非難はされないだろうし。ここは)」


A 向かう
B 向かわない

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

564 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 16:57:46 ID:KvKBj942
B

565 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 17:13:08 ID:FGZNKsbk
B 向かわない
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(ここは先輩方に頑張ってもらいましょう。苦しい展開からの逆転こそ、活躍が栄えるから)」
丸山『パスは悠々と通り、デュイソン君に渡りました!これに向かいうつは永井君!どうなるでしょうか?』
デュイソン「どけよ、抜かれたら惨めだぜ」
永井「どいたらサッカーにならないだろが!」

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★デュイソン ドリブル 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★永井 タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→デュイソン、ゴールを狙いに行く!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(モンモランシーがフォロー)(大杉がフォロー)(藤田がフォロー)
≦−2→永井がボールを奪取する



申し訳ありませんが私用につき、一旦席を離れます。続きは夜になると思います。

566 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 17:23:28 ID:???
★デュイソン ドリブル 16( クラブJ ) +( 5 + 4 )=★

567 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 17:27:55 ID:???
★永井 タックル 12( ダイヤ6 ) +( 6 + 4 )=★

568 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 19:42:19 ID:FGZNKsbk
★デュイソン ドリブル 16( クラブJ ) +( 5 + 4 )=25★
★永井 タックル 12( ダイヤ6 ) +( 6 + 4 )=22★
≧2→デュイソン、ゴールを狙いに行く!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シュッ!

デュイソン「立ちながら寝れるとは流石だなあ!」
永井「ち、ちくしょう!」
岬「(スピード以前に雑な動きだなあ先輩達。ますます僕の動きが勝敗を左右するな)」
丸山『永井君突破される!ゴールへとグングン迫っていきます!
   このチャンスにドリブルで切り込んでいくでしょうか。それとも』
デュイソン「決まってるだろ、FWの華といえばこれだ!」

大声を上げた後、右脚を振り上げる敵FWの姿が見える。間違いなくシュートだ。

岬「(こぼれ弾に対処するか)」
デュイソン「いくぜ、俺が初ゴールだ!」

バシュッ!


569 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 19:43:31 ID:FGZNKsbk
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★デュイソン シュート 14(! card) +(! dice + ! dice)=★
★大杉 ブロック 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 藤田 ブロック 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★塩野 パンチング 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。


MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがねじこみに)(ゴールラインを割る)(岬がフォロー)
≦−2→日本人学校ボールに。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→デュイソンのシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがねじこみに)(ゴールラインを割る)(岬とセルビーがせりあう)
≦−2→岬がフォロー。

570 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 19:46:45 ID:FGZNKsbk
注、ガッツ消費は必殺技でない通常の動きは40、シュートは60消費としています。
また、何も行動していない状態では毎分ガッツが5回復します。

571 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 19:49:07 ID:???
★デュイソン シュート 14( クラブ4 ) +( 2 + 1 )=★

572 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 19:51:13 ID:???
★大杉 ブロック 11( ハートQ ) +( 6 + 6 )+(人数補正+1)=
 藤田 ブロック 11( ハート10 ) +( 2 + 6 )+(人数補正+1)=★

573 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 19:52:42 ID:???
★塩野 パンチング 13( ハート8 ) +( 1 + 5 )=★

574 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 20:26:06 ID:FGZNKsbk
★デュイソン シュート 14( クラブ4 ) +( 2 + 1 )=17★
★大杉 ブロック 11( ハートQ ) +( 6 + 6 )+(人数補正+1)=24★
≦−2→日本人学校ボールに。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
デュイソン「こんな奴らのゴール、いつものようにサッと……」

ビュウッ!

大杉「そこだ!」
デュイソン「うわっ!」

バシッ!
バシュウウ……ッ!

デュイソン「こ、このヤロ、どこから来やがった!」
大杉「どこからって、そりゃこのフィールドに決まってるだろ。いつまでもバカにすんな」

丸山『と……止めました!あわや失点かと思われた日本人学校チーム、ここで大杉君が大金星!
   ボールに飛びかかって見事ゴールを守りました!』
天ヶ瀬「すげえ!すげえぜ大杉!」
岬「(へえ、あそこまでやるとはね。油断してたら僕のボールも止められるな。
   天ケ瀬とあずみちゃんしか見るべき人はいないと思ってたけど、見方を改めるべきかな?)」


*大杉がブロックフラグを獲得しました!次に数値が11以上の勝利でフラグを回収します!

575 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 20:28:19 ID:FGZNKsbk
大杉「さて、これから誰に……近くに岬がいるな。岬!」

バシュッ!

岬「(おっと、ボールが来たか。さて今度はどうしよう。さっきのパスで天ケ瀬が失敗して、
   危うく失点するところだった。
   それを考えるとそのまま天ケ瀬には渡せないな。となると)」


A このままドリブルで単騎突き進む
B あずみに渡す
C 天ケ瀬とワンツーでMF陣を突破する
D 永井に渡す
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

576 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 20:38:27 ID:KvKBj942
B

577 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 20:50:25 ID:FGZNKsbk
B あずみに渡す
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(あずみちゃんに渡そう。一度ドリブルで抜けさえすれば得点のチャンスだ。
   それ以前にやってくるジャマも、僕の技量なら問題ない)それっ!」

丸山『岬君ボールを大きく蹴りだす!向かう先はFW、早川さんの元へ!』
セルビー「ちっ、通してたまるかよ!」
テナルディエ「(うっ、速い!)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★岬 パス 22(! card) +(! dice + ! dice)=★
★セルビー パスカット 10(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★テナルディエ パスカット 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パスは危なげなくあずみに渡った
=1、0→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(天ケ瀬がフォロー)(フォンテーヌがフォロー)

578 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 20:53:48 ID:???
★岬 パス 22( ダイヤA ) +( 2 + 4 )=★

579 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 20:57:38 ID:???
★セルビー パスカット 10( スペード9 ) +( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

580 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 21:05:28 ID:???
★テナルディエ パスカット 11( スペード10 ) +( 3 + 2 )+(人数補正+1)=★

581 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 21:11:37 ID:FGZNKsbk
★岬 パス 22( ダイヤA ) +( 2 + 4 )=28★*≧2以上確定
≧2→パスは危なげなくあずみに渡った
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ビュウンッ!

セルビー「げ、えっ!?」
テナルディエ「(速い!そして取りづらい!本当に年下か?)え、ええい、防げ!」

丸山『岬君、素早いパスで早川さんにボールを渡しました』
あずみ「サンキュー!それじゃ、いっちょやってみますか!」
ドレセーヌ「そうはいくかよ!」

無事渡したと思ったつかの間、敵のDFが突進してきた。

岬「(来たか、彼女の突破能力は他よりマシとは言え、彼ら相手には不安がある。どうするか)」
あずみ「来たわね!ここは……」


先着で
★コイントスの結果→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→あずみ「キャプテン!ボールを高く上げてください!」
ダイヤ・ハート→あずみ「抜く!ここで抜いたらチャンスよ!」
スペード・クラブ→あずみ「ちょっと遠いけど、シュートよ!」

582 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 21:13:12 ID:FGZNKsbk
すみません、間に合えばこちらで投稿してください。


先着で
★あずみの判断→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→あずみ「キャプテン!ボールを高く上げてください!」
ダイヤ・ハート→あずみ「抜く!ここで抜いたらチャンスよ!」
スペード・クラブ→あずみ「ちょっと遠いけど、シュートよ!」

583 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 21:20:55 ID:???
★あずみの判断→ ダイヤ7

584 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 21:35:41 ID:FGZNKsbk
★あずみの判断→ ダイヤ7 ★⇒あずみ「抜く!ここで抜いたらチャンスよ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみ「(早いとこ新技を披露したいとこだけど、ガマンよ。コイツを抜けばシュート成功の可能性が高くなる)
     さあ来なさい、岬君直伝のドリブルテク、見せてあげるわ!」
ドレセーヌ「はっ、メスガキ風情が大口叩くな!」
岬「(あずみちゃんにドリブル教えたかなあ?)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★あずみ ドリブル 15(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ドレセーヌ タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→あずみ、シュート体勢に入る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中江がフォロー)(ブリュイがフォロー)(ブーアンがフォロー)
≦−2→ドレセーヌがあずみのボールを奪った!

585 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 21:38:18 ID:???
★あずみ ドリブル 15( クラブ2 ) +( 5 + 3 )=★

586 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 21:40:09 ID:???
★ドレセーヌ タックル 14( ハート8 ) +( 3 + 2 )=★

587 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 22:15:01 ID:FGZNKsbk
★あずみ ドリブル 15( クラブ2 ) +( 5 + 3 )=23★
★ドレセーヌ タックル 14( ハート8 ) +( 3 + 2 )=19★
≧2→あずみ、シュート体勢に入る!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみ「言ってくれたわね、このゴロツキ!」

彼女達の足がボール越しに交差する。次の瞬間、力で押し勝ったあずみちゃんが、敵の横をすり抜けていった。

ドレセーヌ「コイツめっ!」
あずみ「あらら、メスガキにやられて悔しいのmon bébé(赤ちゃん)?」

こっちまで聞こえるほどの舌打ちが響く。当のあずみちゃんはそんな事は一向に気にもかけず、
ゴールへとグングン向かって行く。

テナルディエ「ちいっ!ブリュイ、ブーアン、シュートコースをふさぐんだ!」
あずみ「(ついに来た!出したくて撃ちたくて仕方なかった、岬君だけにしか見せてないあたしの必殺シュート!)
     あら、それは賢明な判断ね。さあ見なさい、これがあたしのシュート、クラブドライブよーーーっ!」

バシュウウウッ!

588 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 22:16:29 ID:FGZNKsbk
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★あずみ クラブドライブ 18(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ブリュイ ブロック 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★ブーアン ブロック 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★ギャロス パンチング 17(! card) +(! dice + ! dice) =★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。


MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中江がねじこみに)(ゴールラインを割る)(マルタンがフォロー)
≦−2→フランス人学校ボールに。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→あずみのクラブドライブがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(天ケ瀬がねじこみに)(中江がねじこみに)(マルタンがフォロー)
≦−2→ドレセーヌがフォロー。

【補足・補正・備考】
あずみ:クラブドライブ(クラブの際シュート値に+1上乗せ)

589 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/07(日) 22:18:52 ID:FGZNKsbk
早川あずみの必殺シュート、クラブドライブ発射!というところで今日はこれまでと致します。

※1=安能務『春秋戦国志』より。

590 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 22:20:55 ID:???
★あずみ クラブドライブ 18( ハートQ ) +( 4 + 3 )=★

591 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 22:21:16 ID:???
★あずみ クラブドライブ 18( ハートK ) +( 5 + 2 )=★

592 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 22:22:44 ID:???
★ブリュイ ブロック 13( ハート10 ) +( 4 + 4 )+(人数補正+1)=★

593 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 22:24:22 ID:???
★ブーアン ブロック 13( クラブJ ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

594 :森崎名無しさん:2019/07/07(日) 22:27:07 ID:???
★ギャロス パンチング 17( ハート3 ) +( 5 + 3 ) =★

595 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 20:59:50 ID:zsoKG0BU
★あずみ クラブドライブ 18( ハートQ ) +( 4 + 3 )=25★
★ブリュイ ブロック 13( ハート10 ) +( 4 + 4 )+(人数補正+1)=22★*減衰!
★ブーアン ブロック 13( クラブJ ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=21★*減衰!
MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
=2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。

★あずみ クラブドライブ 18( ハートQ ) +( 4 + 3 )+(減衰−2)=23★
★ギャロス パンチング 17( ハート3 ) +( 5 + 3 ) =25★
≦−2→ドレセーヌがフォロー。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中江「な、なんだありゃあ!?」
天ヶ瀬「普通のシュートじゃねえ、いつの間にあんなのを!」
ブリュイ「ど、どれが本体だ!?」
ブーアン「ぼやけてよくわからん!」

年下の少女が放ったシュートに敵味方問わず驚愕する。放物線を描いて落下しようとする瞬間から、
グラグラとボールの輪郭が揺れ、空に空色のインクをにじませるように、ボールの縁が不鮮明かつ曖昧になっていく。
だが、問題はゴールまで邪魔される事無く通っていくかだ。

ブリュイ「ええい、ままよ!」
ブーアン「当たりさえすれば」

グググググ……

パチッ!
バチィッ!

グググ……

敵DF達はともかく脚を伸ばしてボールに向かう。
スピードが遅いためブレ範囲での足滞空時間も長くなり、
いきおい何度もボールは遅くなり揺らぎも細かいものになっていく。

596 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 21:02:10 ID:zsoKG0BU
ギャロス「おっしゃ、それだけトロくなりゃ見えるってもんよ!」

バッ!
バチッ!

とうとう軌道を見抜かれてしまったらしく、ボールはキーパーに大きく弾かれてしまった。

丸山『ああ!なんという事でしょう!
   早川さんの放ったシュートは明らかに普通のシュートではありませんでしたが、
   力及ばず阻まれてしまいました!』

あずみ「ちょ、ちょっとなんで止めるのよー!」
ドレセーヌ「ハッ、結局大した事無いって事だ!」
あずみ「あっ、このヤロー!待ちなさーいっ!」

丸山『ボールはDFドレセーヌ君がキャッチ!さて、ここからどう反撃に移るでしょうか?』


先着で
★ドレセーヌの判断→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ→「(テナルディエに渡しておこう)」
ハート→「(アマっ子が追いついてきたか、今度こそ思い知らせてやる)」
スペード→「(デュイソンがいきり立ってやがるぜ、奴にやるとするか)」
クラブ→「(ミサキってのはやばそうだから、避けていくか)」逆サイドのモンモランシーへパス
JOKER→「(見せてやりますかね、俺達の必殺パスってやつを!)」

597 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:10:04 ID:???
★ドレセーヌの判断→ スペードQ

598 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 21:25:44 ID:zsoKG0BU
★ドレセーヌの判断→ スペードQ ★⇒「(デュイソンがいきり立ってやがるぜ、奴にやるとするか)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
デュイソン「おーいドレセーヌ、ボールをよこせ!」
ドレセーヌ「(いきり立ってやがるぜ、後で絡まれると面倒だ、奴にやるか)わかった、そらよ!」

バシュッ!

丸山『ドレセーヌ君大きく蹴った!これはデュイソン君へのパス……』

バッ!バッ!

天ヶ瀬「渡してたまるか!」
永井「間に合え!」
岬「(これは、僕は間に合わないな。こぼれ球を拾うとするか)」

丸山『おっと、天ケ瀬君、永井君が飛びつく!果たして間に合うか?』


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ドレセーヌ パス 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
★天ケ瀬 パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★永井 パスカット 10(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→デュイソンにボールが渡ってしまう!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(モンモランシーがフォロー)(テナルディエがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→日本人学校ボールに。

599 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:29:20 ID:???
★ドレセーヌ パス 12( ハート9 ) +( 5 + 1 )=★

600 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:32:10 ID:???
★天ケ瀬 パスカット 13( ハートK ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

601 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:34:38 ID:???
★永井 パスカット 10( ダイヤ2 ) +( 5 + 6 )+(人数補正+1)=★

602 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 21:45:09 ID:zsoKG0BU
★ドレセーヌ パス 12( ハート9 ) +( 5 + 1 )=18★
★天ケ瀬 パスカット 13( ハートK ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=21★
≦−2→日本人学校ボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
パシュッ。

天ヶ瀬「来る場所が分かってるボールが取れないとでも思ってたかよ?」
デュイソン「チイッ!」
天ヶ瀬「岬、お前も来い!2人で一気に突破するぞ!」
岬「はい!(今近くにいるのはテナルディエだけだ、周りは味方しかいないし、こぼしてもピンチにはならないな)」
テナルディエ「来やがったか!」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★天ケ瀬 ワンツー 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
★岬 ワンツー 22(! card) +(! dice + ! dice)=★
★テナルディエ パスカット 11(! card) +(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬と天ケ瀬がワンツー突破。
=1→ボールはこぼれ球に。そして永井がフォロー

603 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:46:11 ID:???
★天ケ瀬 ワンツー 13( クラブ6 ) +( 2 + 3 )=★

604 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:48:18 ID:???
★岬 ワンツー 22( クラブ4 ) +( 6 + 6 )=★

605 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 21:51:23 ID:???
★テナルディエ パスカット 11( クラブJ ) +( 2 + 2 )=★

ミサキーヌ強い…強くない?

606 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 22:27:29 ID:zsoKG0BU
★天ケ瀬 ワンツー 13( クラブ6 ) +( 2 + 3 )=18★
★岬 ワンツー 22( クラブ4 ) +( 6 + 6 )=34★*フラグ入手!
★テナルディエ パスカット 11( クラブJ ) +( 2 + 2 )=15★
≧2→岬と天ケ瀬がワンツー突破。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(さあて、僕と君、そして先輩達に僕の腕前をみせてあげよう)」

僕の脚先に向けてボールが来る。シュート1歩手前の強い球速だが、僕にとっては問題でない。
指先にボールをチョンとつつく。ボールはまるで運動のベクトルが定規で引かれ直されたかのように、
それまでの軌道を無視してやや前がかりの垂直にボールが跳びなおる。
そしてストンと家に返ってくるように足元へ降りたボールに、
足先をホウキのようにはらって天ケ瀬へと渡し、敵を抜き去る。

テナルディエ「チイイッ!(何だあれは、何であんなガキが?)」
天ヶ瀬「よし、いいぞ岬!」
あずみ「やるねえ!」

丸山『岬君、軽やかなボールさばきであっさりと突破!
   中盤を突破しようとする日本人学校チームですが、これからどうしていくでしょうか?』


*岬君がワンツーフラグを獲得しました!後1回フラグ入手で覚醒します!

607 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/09(火) 22:30:11 ID:zsoKG0BU
天ヶ瀬「そうだな、ここは……」


先着で
★天ケ瀬流攻め方→! card★
と書き込んで下さい。スートで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ→天ヶ瀬「岬、センタリング内で敵をひきつけろ」岬「はい(隙を見てフリーのFWに渡さないと)」
ハート→天ヶ瀬「このままワンツーで行くぞ!」岬「はい!」
スペード→天ヶ瀬「岬、カウンターに備えてとどまってろ、俺は他の奴と行く」岬「(大丈夫かな?)」
クラブ→天ヶ瀬「岬、このままゴールして来い!」*さらに分岐
JOKER→天ヶ瀬「くらえ野郎ども!」岬「(ええっ、もうシュート?)」



>>605
元の能力もさることながら、活躍ぶりが凄まじいですね。
10分足らずで覚醒済みフラグと入手フラグの2つを手に入れまして。
ミサキーヌじゃない、岬太郎だ!という岬君のメッセージなのでしょうか。


本日の投稿はこれで終わりといたします。

608 :森崎名無しさん:2019/07/09(火) 22:30:50 ID:???
★天ケ瀬流攻め方→ スペード5

609 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/11(木) 20:04:27 ID:h2ylC7Zk
申し訳ありません。いつも投稿にて使用しているマウスが故障した為PCが使えなくなり、
しばらくの間続きを投稿出来なくなってしまいました。連休中に購入するつもりですので、どうか
今しばらくお待ちください。

610 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 10:13:31 ID:E18GrslY
★天ケ瀬流攻め方→ スペード5 ★⇒天ヶ瀬「岬、カウンターに備えてとどまってろ、俺は他の奴と行く」
                 岬「(大丈夫かな?)」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自分抜きで攻め入る事を天ケ瀬は決めた。果たして彼らだけで攻撃を成功させる事ができるだろうか。

岬「(まあ、失敗すればその分均衡状態が保てて、試合を動かしやすくなる。ここはのんびり様子を見よう)」

見物気分で彼らの様子を眺める事に決めた。どこまで上手く行くやら。

天ヶ瀬「ここを抜けばチャンスだぞ!ついて来い!」
永井「おう!」
ドレセーヌ「そうはいくかよ、お前らにそうそうやられてたまるか!」
ブーアン「ここで取り返せばカウンターだ、吠え面かかせてやる!」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★天ケ瀬 ワンツー 13(! card) +(! dice + ! dice)=
 永井 ワンツー 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ドレセーヌ パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
 ブーアン パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→天ケ瀬、キーパーと1対1!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中江がフォロー)(マルタンがフォロー)(ブリュイがフォロー)
≦−2→フランス人学校ボールに。

611 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 11:13:54 ID:???
★天ケ瀬 ワンツー 13( ハート3 ) +( 6 + 1 )=
 永井 ワンツー 12( ダイヤ5 ) +( 1 + 5 )=★

612 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 11:15:46 ID:???
★ドレセーヌ パスカット 13( スペード3 ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

613 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 11:19:22 ID:???
★ブーアン パスカット 13( ハート8 ) +( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

614 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 11:20:41 ID:KawRExA6
すみません、ブーアンについてはこちらで投稿をお願いします。

★ブーアン パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

615 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 11:22:41 ID:KawRExA6
きちんと意をくんでくださりましたので、613さんの投稿は有効になります。
続きをこれより書きますので、もうしばらくお待ちください。

616 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 11:48:20 ID:E18GrslY
★天ケ瀬 ワンツー 13( ハート3 ) +( 6 + 1 )= 20
 永井 ワンツー 12( ダイヤ5 ) +( 1 + 5 )=18★
★ドレセーヌ パスカット 13( スペード3 ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=23★
≦−2→フランス人学校ボールに。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドレセーヌ「ほらよ!」

かけ声一閃、あっという間にボールの連携は断ち切られた。

丸山『あっと、天ケ瀬君ボールを奪われる!日本人学校チーム、攻撃は阻まれてしまった!』

ドレセーヌ「今度は俺達の攻撃だ!それっ!」

間髪入れずにボールが前に送られる。僕に奪われるのを警戒してか、左サイドのモンモランシーへと渡っていった。

モンモランシー「今度はこっちがワンツーってのを教えてやる、デュイソン!」
デュイソン「おう!」
モンモランシー「俺達2人で突破するぞ、さっきの借りを返してやれ!」

天ヶ瀬「大杉、藤田、奪いに行け、ゴールまで奴らに来させるな!」
岬「(今のうちにゴール前へ行っておこう、1対1になる前に)」

617 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 11:50:03 ID:E18GrslY
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。

★モンモランシー ワンツー 16(! card) +(! dice + ! dice)=
 デュイソン ワンツー 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★大杉 パスカット 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 藤田 パスカット 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→フランス人2人が岬と渡り合う!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがフォロー)(テナルディエがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→日本人学校ボールに。

618 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 12:19:18 ID:???
★モンモランシー ワンツー 16( ハート5 ) +( 3 + 2 )=
 デュイソン ワンツー 16( ダイヤ4 ) +( 3 + 2 )=★

619 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 12:19:30 ID:???
★モンモランシー ワンツー 16( ダイヤ10 ) +( 1 + 6 )=
 デュイソン ワンツー 16( クラブ7 ) +( 1 + 3 )=★

620 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 12:20:41 ID:???
★大杉 パスカット 11( スペードQ ) +( 6 + 2 )+(人数補正+1)=
 藤田 パスカット 11( クラブ8 ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=★

621 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 12:20:58 ID:???
★大杉 パスカット 11( クラブ8 ) +( 4 + 3 )+(人数補正+1)=
 藤田 パスカット 11( ダイヤ5 ) +( 4 + 5 )+(人数補正+1)=★

622 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 12:49:51 ID:???
モブ先輩達が頑張ってるな

623 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 13:27:13 ID:E18GrslY
>>622
モブ選手の覚醒と立身はキャプ森の華。本編の中山さんやキャプテン霧雨の金木みたいに、
目にもの見せてくれる人が出る事を願うばかりです。



★モンモランシー ワンツー 16( ハート5 ) +( 3 + 2 )=21
 デュイソン ワンツー 16( ダイヤ4 ) +( 3 + 2 )=21★
★大杉 パスカット 11( スペードQ ) +( 6 + 2 )+(人数補正+1)=20★
=1→ボールはこぼれ球に。そしてセルビーがフォロー。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大杉「今日の俺は一味違うぜ!」

敵のワンツーめがけて大杉が飛び込んだ。それなりにこなれた連携に対し、大杉のはただ飛び込んだだけだったが、

バチッ!

大杉「よっしゃ!」

丸山『あっと大杉君、ボールを弾いた!』

624 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 13:28:56 ID:E18GrslY
テナルディエ「(バカめ、ボールばかり見過ぎだ)」
岬「(おっと足止めはできたか。この位置からすると)」

セルビー「へん、ボールはこっちだ、これで」
岬「そうはさせないよ(先輩が健闘している以上、こっちも活躍しておかないと)」
セルビー「ゲッ!」

丸山『こぼれ球を拾ったセルビー君に岬君が向かう!さて、日本人学校チームはピンチをしのげるでしょうか!?』


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★セルビー ドリブル 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★岬 タックル 21(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→セルビー、キーパーと1対1だ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(クレベーユがフォロー)(金子がフォロー)(黒田がフォロー)
≦−2→岬が悠々とボールを確保する。

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「フェイントタックル」(+2)

625 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 14:21:06 ID:???
★セルビー ドリブル 16( スペードA ) +( 1 + 1 )=★

626 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 14:36:18 ID:???
★岬 タックル 21( スペード10 ) +( 3 + 5 )=★

627 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 15:14:51 ID:E18GrslY
★セルビー ドリブル 16( スペードA ) +( 1 + 1 )=18★
★岬 タックル 21( スペード10 ) +( 3 + 5 )=29★
≦−2→岬が悠々とボールを確保する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
セルビー「よし、いく」
岬「よっと」

風が通り抜けるように、サッとボールをかすめる。彼もまた、テナルディエの怒号が耳に届くまで、
ゴールへ向けて走ろうとしていた。

丸山『岬君、難なくボールを手に入れました!これで日本人学校チームは危機を脱しましたが、
   これからどう戦局を立て直していくでしょうか』

岬「(さて、どうしようかな。本当ならパス回しで落ち着かせるのがいいんだけど、
   このチームの力じゃその前に奪われちゃう。だとしたら)」
フォンテーヌ「ボーっとしてるとはいい御身分だな!」
クレベーユ「お前からボールを奪えばすぐ得点だぞ!」
テナルディエ「行け!一気に行くぞ!(こいつは手ごわい、3人がかりなら!)」
岬「(おっと、まずは彼らをどうにかしないといけないか)」

628 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 15:16:13 ID:E18GrslY
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。

★岬 ドリブル 23(! card) +(! dice + ! dice)=★
★フォンテーヌ タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
クレベーユ タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
テナルディエ タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。


MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→チームの体勢を整わせる時間を稼ぐ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(黒田がフォロー)(金子がフォロー)

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」

629 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 15:24:07 ID:???
★岬 ドリブル 23( ダイヤJ ) +( 4 + 3 )=★

630 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 15:39:01 ID:???
★フォンテーヌ タックル 12( スペード5 ) +( 6 + 1 )+(人数補正+1)=
クレベーユ タックル 12( スペード6 ) +( 1 + 4 )+(人数補正+1)=
テナルディエ タックル 12( クラブ3 ) +( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★


631 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 16:33:08 ID:E18GrslY
★岬 ドリブル 23( ダイヤJ ) +( 4 + 3 )+(やや華麗なドリブル+2)=32★
★フォンテーヌ タックル 12( スペード5 ) +( 6 + 1 )+(人数補正+1)=20
 クレベーユ タックル 12( スペード6 ) +( 1 + 4 )+(人数補正+1)=18
 テナルディエ タックル 12( クラブ3 ) +( 4 + 1 )+(人数補正+1)=18★
≧2→チームの体勢を整わせる時間を稼ぐ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(さあ行くよ、これが僕のプレイだ)」
黒田「(あれ、なんで岬あんなにゆっくりしてるんだ?)」

小石に当たれば止まりそうな歩みのように見える。あんな具合ではたちまち呑み込まれてしまいそうだ。

金子「(あんなにトロいんじゃやられ……えっ!?)」

彼らは知らない。派手な立ち回りはドリブルの巧拙を図れるものでは無いという事に。

彼らがそれを知らなかったために、そしてそれを知っていたのが岬であったために、
彼らは敗北し、岬は勝利した。

632 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 16:34:34 ID:E18GrslY
フォンテーヌ「(俺のつま先を、ボールが抜けていく!)」
クレベーユ「(ギリギリで交わしていったか、だがそのスピードでオレのタックルは交せねえ!)」

勢いよくクレベーユが岬のボールへと飛びつく。足がボールにかかった時、ボール越しに岬の左かかとがかかっている。

クレベーユ「(よし、こぼれたボールをかきだしていけば、って、えっ!?)」

両者の足が衝突する。次の瞬間にこぼれるはずだったボールはほとんどまっすぐ上に伸び、
家に返るように岬の右足へと戻っていた。

クレベーユ「(な、何でボールがあっちに行くんだよ!)」
テナルディエ「(まさか、かかとに一瞬触れただけでボールコントロールしやがったのか?だとしたら)」

戸惑いを感じている間に、相手がキッと鋭く切り返し、テナルディエも抜き去ってしまった。

テナルディエ「(やっぱりだ、こいつ、ただ者じゃねえ!)」
岬「(やっぱり、僕にとっては大した相手じゃないな)」

633 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 16:37:56 ID:E18GrslY
丸山『かわしました!軽やかに、そしておだやかに、相手をかわしました!』

天ヶ瀬「お、おう、何がすごいか上手く言葉にできないが……すげえ!」
あずみ「ヒャー!そのままいっちゃえーっ!」

モンモランシー「やっぱり、あいつスゲエぞ!」
ブリュイ「ええい、こうなれば俺達が総出で」
テナルディエ「騒ぐなテメエら、フォーメーションを崩すなっ!」

岬「(よしよし、これで僕の存在が敵味方に知れ渡った。さてこれからどうしようかな)」


A DF陣まで切り込んで、隙を見てフリーになった誰かにチャンスをあげよう。
B 誰かに高くボールを上げてもらって、オーバーヘッド決めてみるかな。
C できるだけ人を引き付けた後、後方へパスを送るか。活躍はもう少し後にしよう。
D このままドリブルで突っ込んで、ゴール狙ってみようかな。
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

634 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 17:03:25 ID:???
A

635 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 17:28:03 ID:E18GrslY
一旦夕食などの為、席を離れます。続きは本日中に再開します。
なお、634さんの投稿についてですが、IDが表示されていないため、今のままでは
採用する事が出来ません。ID欄を空白にした後に投稿を行ってください。

636 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 17:41:52 ID:3hF3rJ96
A

637 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 18:26:46 ID:E18GrslY
A DF陣まで切り込んで、隙を見てフリーになった誰かにチャンスをあげよう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(それじゃ、ちょっと切り込んでみますか。失敗しなければ先輩達やキャプテンから
   何か言われないだろうし)」

そう決断して敵陣深くまで切り込む。MFは既に突破したのであっという間にペナルティーエリアまで入り込めた。

ドレセーヌ「行くぞブーアン!」
ブーアン「ああ、俺たちゃ守備専門だ、他の奴らとは違うぜ!」
岬「(では、その専門的実力を見せてもらいますか)」

丸山『岬君、抜けられるか?抜けたらチャンスだ!』


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★岬 ドリブル 23(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ドレセーヌ タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★ブーアン タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、飄々とボールをキープし続ける。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(天ケ瀬がフォロー)(ブリュイがフォロー)(マルタンがフォロー)
≦−2→岬がボールを取られてしまった!

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」

638 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 18:41:22 ID:???
★岬 ドリブル 23( ダイヤ10 ) +( 1 + 6 )=★

639 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 18:44:35 ID:???
★ドレセーヌ タックル 14( クラブ7 ) +( 2 + 1 )+(人数補正+1)=★

640 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 18:46:42 ID:???
★ブーアン タックル 14( ダイヤA ) +( 4 + 6 )+(人数補正+1)=★

641 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 19:24:42 ID:E18GrslY
★岬 ドリブル 23( ダイヤ10 ) +( 1 + 6 )+(やや華麗なドリブル+2)=32★
★ドレセーヌ タックル 14( クラブ7 ) +( 2 + 1 )+(人数補正+1)=18★
★ブーアン タックル 14( ダイヤA ) +( 4 + 6 )+(人数補正+1)=24★
≧2→岬、飄々とボールをキープし続ける。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドレセーヌ「おりゃ!」
岬「(遅いなあ、ヤーの復讐の追尾ミサイル位に遅いや。これなら)よっ」
ドレセーヌ「なにィ!」

シュッ!

ブーアン「こっちはそうはいかないぜ、そうりゃ!」
岬「(こっちはちゃんとしたタックルだけど、それじゃ僕の敵じゃないね)よっ、とっ」

サッ、サアッ!

ブーアン「(チイッ、何て切り返しだ!)」

丸山『ああう、凄い!華麗なフェイントを織り交ぜてフランスの守備陣を翻弄します。
   さあ、これは得点の大チャンスといえるでしょう!』

岬「(さて、誰かこっちに向かってきてくれるといいんだけど)」

そんな期待を込めて周りを見回してみる。敵の様子はというと……

642 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 19:27:18 ID:E18GrslY
先着で
★コイントスの結果→!  card★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。


JOKER→その他、自由回答(公序良俗に反する回答は却下、ID欄を空白にしてリクエストしてください)
ダイヤ→マルタン「この野郎!」岬「(彼を抜けば中江(FW)がフリーだ!)」
ハート→ブリュイ「この野郎!」岬「(彼を抜けばあずみちゃんがフリーだ!)」
スペード→テナルディエ「野郎ども、固めて潰すんだ!」岬「(一杯来たけど、抜けば天ケ瀬がフリーだ!)」
クラブ→誰もつられてこない



私用につき、一旦席を離れます。続きは午後8時台を予定しております。

643 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 19:32:50 ID:???
★コイントスの結果→ ハートQ

644 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 20:15:18 ID:E18GrslY
★コイントスの結果→ ハートQ ★⇒ブリュイ「この野郎!」岬「(彼を抜けばあずみちゃんがフリーだ!)」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブリュイ「ええいじれったい、何してやがんだー!」
テナルディエ「あ、あのバカ!」
ドレセーヌ・ブーアン「(好きでバタバタしてる訳じゃねえ!)」
岬「(ブリュイが釣れたか。抜き去ればあずみちゃんにフリーで渡せる。
   この状態でシュートなら流石に点は入るだろう。でもそうしたらその後のほとんどの時間、
   彼女は力尽きて、役立たずになる。ここはもう少し待つか、別人に渡すか、それとも使いつぶす気で彼女に渡すか)」


A このままボールキープに徹する
B 別人にパスを送る(送り先の相手名を添えてください)
C 相手を抜き去ってからあずみちゃんにパスを送る
D その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

645 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 20:19:26 ID:3hF3rJ96
C

646 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 20:32:44 ID:E18GrslY
C 相手を抜き去ってからあずみちゃんにパスを送る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(まあ、前半中は休んでおけば、後半からは動ける事は出来るはずだ。
ここで渡せばフリーでシュートが撃てる。あずみちゃんの歓心も買っておかないと)」

試合終了間際にはもう1発撃てるかもしれない。その間は僕が動き回って敵の動きを封じればいい。
そう考えて彼女へのパスを決意する。

岬「(まあその前に彼を抜かないといけないけど。さっさと済ませよう)」

丸山『今度はブリュイ君が迫る!これを抜けばチャンスだ!』


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★岬 ドリブル 23(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ブリュイ タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、あずみにパスを送る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(マルタンがフォロー)(ドレセーヌがフォロー)(ブーアンがフォロー)
≦−2→岬がボールを取られてしまった!

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」

647 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 20:38:04 ID:???
★岬 ドリブル 23( ハートA ) +( 6 + 3 )=★

648 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 20:42:09 ID:???
★ブリュイ タックル 14( ダイヤ5 ) +( 2 + 1 )★

649 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 20:42:59 ID:j5znYRps
★ブリュイ タックル 14( スペードK ) +( 6 + 6 )★

650 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 21:02:21 ID:E18GrslY
★岬 ドリブル 23( ハートA ) +( 6 + 3 )=32★
★ブリュイ タックル 14( ダイヤ5 ) +( 2 + 1 )=18★
≧2→岬、あずみにパスを送る!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「このボール、君達に渡すわけにはいかない」
ブリュイ「こ、この、チョコマカと!」
ドレセーヌ「ブリュイ!」
ブーアン「今向かいにい」
岬「このボールはサッカーが好きな子のもの!(今度こそ決めてよ、あずみちゃん)」

バシュッ!

丸山『ブリュイをも抜かす!これで6人ぬ、おっとここでパス?』

テナルディエ「(げっ、そっちは)」
あずみ「えっ」

丸山『おっと、ここで早川さんへとパスでした。しかしながら彼女には誰もついておらず、
   絶好のシュートチャンスと言えるでしょう!
   ここで決める事ができるか?先の雪辱となるでしょうか?』

651 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 21:03:47 ID:E18GrslY
岬「決めるんだ、今こそサッカーへの想いをみんなに見せるんだ!」
あずみ「……そうね。そう。あたしはサッカーが好き。
    (フィールドを走りたくて、活躍したくて、一緒にボールを蹴りたくて、練習してきた。
     自分の周りには誰もいない。いなくなるように準備までしてくれたんだ。
     そこまでしてくれたからには、あたしも頑張らなきゃ!)それじゃ、今度こそ行くわよ!」

テナルディエ「(マズい、ブリュイの奴が離れたせいで、フリーになってるじゃねえか!)」
ギャロス「こ、こい、今度も止めてやらあ!」
あずみ「いっけえええっ!」

バシュウウウッ!



★あずみ クラブドライブ 18(! card) +(! dice + ! dice)+(フリー補正+2)=★
★ギャロス パンチング 17(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→あずみのクラブドライブがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がフォロー)(ブーアンがフォロー)(マルタンがフォロー)
≦−2→テナルディエがフォロー。

【補足・補正・備考】
あずみ:クラブドライブ(クラブの際シュート値に+1上乗せ)

652 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/14(日) 21:06:43 ID:E18GrslY
あずみが再度クラブドライブを放ったところで、本日はこれまでと致します。
それにしても642の「コイントスの結果」って、手抜きもろバレですね。もっと気をつけねば。

653 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 21:18:21 ID:???
★あずみ クラブドライブ 18( スペード2 ) +( 1 + 4 )+(フリー補正+2)=★

654 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 21:21:11 ID:???
★ギャロス パンチング 17( ハート9 ) +( 6 + 3 )=★

655 :森崎名無しさん:2019/07/14(日) 21:24:25 ID:???
あの…ギャロスさんの引きの良さが異常なんですけど…

656 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 19:25:31 ID:KLdhSQoQ
>>655
前回は8、今回は9と高値安定してます。そうとはいえまさかあずみが2回も止められるとは……
どうしてこうなった!



★あずみ クラブドライブ 18( スペード2 ) +( 1 + 4 )+(フリー補正+2)=25★
★ギャロス パンチング 17( ハート9 ) +( 6 + 3 )=26★
=−1→ボールはこぼれ球に。そしてマルタンがフォロー。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シュウウウ……

余裕を持って撃ちだされた必殺技。特にミスをする事無く、前回と遜色ない振動したシュートである。

ギャロス「(焦るな、さっきと同じシュートだ)」

言葉を変えれば、相手にとっては防ぎ止めた手がもう一度やってくるという事である。

ギャロス「なめんな、こんなんで入るかよ!」

既に目も慣れた敵キーパーが同じ技を2度防いでも、不思議では無かったという事だろう。

ビュッ!バチイッ!

丸山『弾いた!2度目の気合を込めたシュートも相手キーパーには通じなかった!
   ボールは大きく弾き飛ばされ、マルタン君の元に行きます!』

あずみ「えええーっ!なんでよ、なんて決まらないの!」
ギャロス「へん、トロいんだよ!」

657 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 19:28:36 ID:KLdhSQoQ
マルタン「いいぞギャロス、さて今度こそ」
中江「まだだ、ここで奪い返せば」
マルタン「お前がオレから?いい冗談だ!」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★マルタン ドリブル 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
★中江 タックル 11(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ボールがモンモランシーへと渡ってしまう!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ブーアンがフォロー)(岬がフォロー)(天ケ瀬がフォロー)
≦−2→中江がボールを奪う(さらに分岐)

658 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 19:29:46 ID:???
★マルタン ドリブル 13( ダイヤQ ) +( 4 + 2 )=★

659 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 19:33:30 ID:???
★中江 タックル 11( ハートK ) +( 4 + 3 )=★

660 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 19:46:21 ID:KLdhSQoQ
★マルタン ドリブル 13( ダイヤQ ) +( 4 + 2 )=19★
★中江 タックル 11( ハートK ) +( 4 + 3 )=17★
≧2→ボールがモンモランシーへと渡ってしまう!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
中江「そりゃ!」
マルタン「勢いはいいが、まだまだ!」

バシン!

鼻の差で飛びつく足を越え、前へボールを送り出す。僕達の攻撃は失敗した。

天ヶ瀬「ダメか、戻るぞ!岬も戻れ!」
岬「はい!(この位置じゃすぐには間に合わないな)」

丸山『ボールは中盤左モンモランシー君へと渡りました。そこに向かって行くは永井君、
   反転攻勢となるか、それとも守り切れるか?』

モンモランシー「(ミサキはまだ戻っていない、今抜ければチャンスだ)」
永井「(他には誰もいない、俺1人でも防ぐんだ!)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★モンモランシー ドリブル 15(! card) +(! dice + ! dice)=★
★永井 タックル 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→モンモランシー、ドリブル突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(デュイソンがフォロー)(テナルディエがフォロー)(天ケ瀬がフォロー)
≦−2→永井、大健闘!

661 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 19:48:16 ID:???
★モンモランシー ドリブル 15( クラブA ) +( 4 + 2 )=★

662 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 19:51:43 ID:???
さっきの判定の中江の合計値は18ですよ

663 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 19:52:27 ID:KLdhSQoQ
申し遅れましたが、先のクラブドライブにより、あずみに疲労ペナ、
正確にはガッツ300未満疲労ペナ(-1)が発生いたしました。
ガッツが300以上に回復するまでは解消されません。

664 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 19:55:29 ID:KLdhSQoQ
662「さっきの判定の中江の合計値は18ですよ」

確かにその通りでした!すみません、直ちに展開を訂正します。
投稿してくださいました661さん、申し訳ありませんがもう少しお待ちください。

665 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 20:10:06 ID:KLdhSQoQ
★マルタン ドリブル 13( ダイヤQ ) +( 4 + 2 )=19★
★中江 タックル 11( ハートK ) +( 4 + 3 )=18★
≧=1→ボールはこぼれ球に。そしてブーアンがフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
中江「そりゃ!」
マルタン「うおぉ!」

バチッ!

中江のスピードが予想以上だったのだろう。かわしきれず敵はボールをこぼした。
行き先こそまだ敵の手中にあるが、それも時間の問題だ。

岬「そのボール、いただきます(良かった。まだツキは残ってた)」
ブーアン「(マズい、こいつに奪われたら終わりだ!)みんな、早く来てくれ!」



先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★ブーアン ドリブル 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
★岬 タックル 21(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ブーアン、ドリブル突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ドレセーヌがフォロー)(ブリュイがフォロー)(天ケ瀬がフォロー)
≦−2→岬がボールを取る、チャンスだ!

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「フェイントタックル(+2)」

666 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 20:13:57 ID:???
★ブーアン ドリブル 13( スペード9 ) +( 6 + 2 )=★

667 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 20:25:31 ID:???
★岬 タックル 21( スペードQ ) +( 1 + 2 )=★

668 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 20:38:22 ID:KLdhSQoQ
★ブーアン ドリブル 13( スペード9 ) +( 6 + 2 )=21★
★岬 タックル 21( スペードQ ) +( 1 + 2 )=24★
≦−2→岬がボールを取る、チャンスだ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブーアン「(コイツに取られたら今度こそおしまいだ、抜かんと!)」
岬「(必死さが顔に出ているなあ。それがプラスになってるのか、さっきよりは動きに冴えがあるけど)」

ブーアンからボールを手に入れる。奪うというより行き交うようにあっさりしていた。

ブーアン「ああっ!」
岬「(残念、僕の方がずっと上手いんだよ)」

丸山『岬君、ボールを奪い返しました!日本人学校チーム再びのチャンス!
   逆にフランス人学校チーム、一転して危機に見舞われました!』

ドレセーヌ「ええい、全員で防ぐぞ!」
ブリュイ「ここを越えられたら終わりだ!」
マルタン「コイツさえ止めれば!」
岬「(さて、どう料理しますかね)」


A このまま突破してゴールしちゃおう
B 彼らを抜いた後、フリーになった相手に渡そう
C その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

669 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 20:44:29 ID:YPflzFeE
B

670 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 20:57:37 ID:KLdhSQoQ
B 彼らを抜いた後、フリーになった相手に渡そう
―――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(やっぱり、当初の予定通り、華は他人に譲るとしよう。ゴールまで決めたら恐怖される)
   さあ、行くよ!」

ドレセーヌ「このクソガキが!いいかげん止まれ!」
ブリュイ「3人相手に何度も行けると思うなよ!」
マルタン「(こんな奴が1対1なんて危険すぎる!潰してでも止めんと……!)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★岬 ドリブル 23(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ドレセーヌ タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ブリュイ タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
マルタン タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→あとは誰に渡すかだ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(天ケ瀬がフォロー)(中江がフォロー)(テナルディエがフォロー)
≦−2→岬がボールを奪われた!

【補足・補正・備考】
岬:ダイヤで「フェイントタックル(+2)」

671 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 20:59:07 ID:???
★岬 ドリブル 23( ハート2 ) +( 5 + 5 )=★

672 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 21:06:22 ID:???
★ドレセーヌ タックル 14( スペード8 ) +( 2 + 1 )+(人数補正+1)=
ブリュイ タックル 14( クラブ5 ) +( 3 + 5 )+(人数補正+1)=
マルタン タックル 14( クラブJ ) +( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

673 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 21:25:41 ID:KLdhSQoQ
★岬 ドリブル 23( ハート2 ) +( 5 + 5 )=33★
★ドレセーヌ タックル 14( スペード8 ) +( 2 + 1 )+(人数補正+1)=18
 ブリュイ タックル 14( クラブ5 ) +( 3 + 5 )+(人数補正+1)=23
 マルタン タックル 14( クラブJ ) +( 2 + 3 )+(人数補正+1)=20★
≧2→あとは誰に渡すかだ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
緩急左右縦横無尽。このプレイを自己評価するとこうなるだろうか。
動きのスピードとベクトルの切り替えを何度も瞬時に繰り返して、必死に向かい来る相手を軽々と抜き去った。

ドレセーヌ「えっ!?」
ブリュイ「ぜ、全然レベルが違う……」
マルタン「ギャロスなんとかしてくれー!」
ギャロス「(無茶言うな、ありゃさっきのアマとは違うぞ!)」

岬「(さて、フリーで渡せるのは……)」



先着で
★絶好の渡し先 ! card★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→天ヶ瀬「俺によこせ!」岬「はい、って大きくジャンプしてる!?」
ダイヤ→岬「(天ケ瀬だ)」
ハート・スペード・クラブ→岬「(中江だ)」
クラブA→あずみ「あ、あたしに、ちょうだい!」岬「(息切らしながら来てるよ、仕方がない)」

674 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 21:27:29 ID:???
★絶好の渡し先  クラブA

675 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 21:30:23 ID:???
あずみのやらかし=松山のやらかし説誕生

676 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 21:43:55 ID:KLdhSQoQ
★絶好の渡し先  クラブA ★→あずみ「あ、あたしに、ちょうだい!」
岬「(息切らしながら来てるよ、仕方がない)」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみ「ちょうだい!」

周りを見回すと、鬼気迫る表情でゴールに見えるあずみちゃんが見えてきた。

岬「(マズいなあ、ここは休ませておきたかったんだけど、天ケ瀬も中江もマークに入られちゃってる。それに)」
あずみ「あ、あたしに、ちょうだい!ボールを!ゴールをっ!」
岬「(すっかり頭に血が上ってるなあ、無視したらしこりが残りそうだ、仕方がない)。分かった、決めてっ!」

丸山『岬君、ボールを早川さんに託す!さあ、三度目の正直となるのでしょうか!?』

天ヶ瀬「(大丈夫か?今日のアイツは調子が悪いが)」
ギャロス「何だお前か、お前なら大丈夫だ」
あずみ「ふ、ふざけるなー!あたしをバカにするな、今度こそ、今度こそきめるんだーっ!」

バシュウッ!


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★あずみ ボレーシュート 17(! card) +(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ−1)+(フリー補正+2)=★
★ギャロス パンチング 17(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→あずみのボレーシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中江がねじこみに)(天ケ瀬がねじこみに)(ブーアンがフォロー)
≦−2→テナルディエがフォロー。

677 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 21:47:56 ID:???
★あずみ ボレーシュート 17( クラブ7 ) +( 3 + 4 )+(ガッツ300未満ペナ−1)+(フリー補正+2)=★

678 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 22:04:13 ID:???
★ギャロス パンチング 17( ダイヤ4 ) +( 6 + 2 )=★

679 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 22:35:48 ID:KLdhSQoQ
★あずみ ボレーシュート 17( クラブ7 ) +( 3 + 4 )+(ガッツ300未満ペナ−1)+(フリー補正+2)=25★
★ギャロス パンチング 17( ダイヤ4 ) +( 6 + 2 )=25★
=0→ボールはこぼれ球に。そして天ケ瀬がねじこみに
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あずみ「決める!」
ギャロス「止める!」

目と目が合い、3度目の勝負が行われる。あずみちゃんが放ったシュートは彼女の性格通り、
まっすぐで力あふれる。そして分かりやすい。

ギャロス「そこだっ!」

バチン!

ブレ球を止める相手には、まっすぐのボレーシュートは役不足だった。渾身のシュートは空高く弾かれてしまう。

丸山『ダメだ!早川さんのシュートは通じない!勢いのあるシュートですがギャロス君には通じなかった!』

あずみ「そ、そんな!どうして、どうして……」


*あずみのガッツが200未満になりましたので、「ガッツ200未満ペナ(−2)」が発生します!

680 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 22:37:41 ID:KLdhSQoQ
がくりと力なくへたり込んでしまう。彼女のスタミナが切れかかっているだけではないだろう。

岬「(マズいなあ。このままじゃ後を引くぞ、遅くともハーフタイムには何とかしないと)」

だがまだ、こちらのツキは消えたわけでは無かった。

天ヶ瀬「まだだ!」

空中のこぼれ球を素早く受け取り、シュートに入ろうとする。

ブリュイ「来いよ、決められる物か!」
ブーアン「俺達4人とギャロス相手だぞ!」
ドレセーヌ「いい加減諦めろ!」
マルタン「これでラッキータイムは終わりだな!」
天ヶ瀬「ふざけるな、これだけ後輩達が頑張っていて、キャプテンが引き下がれるか!」

丸山『天ケ瀬君、早川さんに続き、これもボレーシュート!今度こそ決まるでしょうか、それとも今度も止められるか!』

天ヶ瀬「いけっ!」
ギャロス「ええい、何度来ても同じだ!」

バシュウウウッ!

681 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 22:39:03 ID:KLdhSQoQ
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★天ケ瀬 ボレーシュート 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★ブリュイ ブロック 15(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 ブーアン ブロック 15(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ドレセーヌ ブロック 15(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 マルタン ブロック 15(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★ギャロス パンチング 17(! card) +(! dice + ! dice)+(バランス崩しペナ−3)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。


MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がねじこみに)(ゴールラインを割る)(テナルディエがフォロー)
≦−2→フランス人学校ボールに。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→天ケ瀬のボレーシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(岬がねじこみに)(あずみがねじこみに)(ゴールラインを割る)
≦−2→テナルディエがフォロー。


*天ケ瀬の高低浮き球補正は共に1です。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1510457921/189
なお、岬は共に3、あずみは共に2、敵味方の他の選手は共に0になります。

682 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/15(月) 22:44:34 ID:KLdhSQoQ
天ヶ瀬キャプテンがねじこみに向かったところで、今日はこれまでと致します。

>>675
あずみ「あたしはチガウあたしはチガウあたしはチガウ……」

683 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 22:57:47 ID:???
★天ケ瀬 ボレーシュート 16( ハート5 ) +( 5 + 3 )=★

684 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:12:29 ID:???
★ドレセーヌ ブロック 15( ダイヤA ) +( 6 + 1 )+(人数補正+2)=
 マルタン ブロック 15( スペード8 ) +( 1 + 5 )+(人数補正+2)=★

685 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:13:31 ID:???
★ドレセーヌ ブロック 15( ハート10 ) +( 4 + 3 )+(人数補正+2)=
 マルタン ブロック 15( ダイヤ2 ) +( 1 + 2 )+(人数補正+2)=★

686 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:14:34 ID:???
★ブリュイ ブロック 15( スペード10 ) +( 4 + 4 )+(人数補正+2)=
 ブーアン ブロック 15( スペード2 ) +( 4 + 6 )+(人数補正+2)=★

687 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:14:45 ID:???
★ブリュイ ブロック 15( クラブ8 ) +( 5 + 2 )+(人数補正+2)=
 ブーアン ブロック 15( JOKER ) +( 2 + 1 )+(人数補正+2)=★

688 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:16:05 ID:???
★ドレセーヌ ブロック 15( クラブJ ) +( 5 + 5 )+(人数補正+2)=
 マルタン ブロック 15( ダイヤQ ) +( 6 + 2 )+(人数補正+2)=★

689 :森崎名無しさん:2019/07/15(月) 23:17:26 ID:???
★ギャロス パンチング 17( ダイヤ7 ) +( 3 + 5 )+(バランス崩しペナ−3)=★

690 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/18(木) 21:07:33 ID:B95T7/1I
★天ケ瀬 ボレーシュート 16( ハート5 ) +( 5 + 3 )=24★
★ドレセーヌ ブロック 15( ダイヤA ) +( 6 + 1 )+(人数補正+2)=24★
=0→ボールはこぼれ球に。そしてゴールラインを割る。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後輩の敵を討つべく飛びかかる先輩。話としては美談になるだろうが、意気込みを実現させるには実力が足りなかった。

ドレセーヌ「そんなヒョロヒョロのまっすぐが!」
天ヶ瀬「んなっ!」

バチン!

4人がかりでシュートコースが狭まり、彼らを圧倒する能力がない以上、義憤は無謀となった。
ただの1人も守備陣を抜く事が出来ずに弾かれ、ゴールラインを割る。
だが、まったくの無駄という訳では無かった。

丸山『ボールはラインを割りました。が、相手側が最後に触れたため日本人学校側のコーナーキックとなります。
   果たしてこのチャンスをものにできるか?はたまた完全に攻撃を防ぎきるか?』

どうしたものかと思案を巡らせようとする前に、天ケ瀬から指示が飛んできた。


先着で
★ボールの指示先 ! card★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→???「面白いコトやってるじゃないの、チョイと混ぜてもらうかね」
    あずみ「……へっ!?」天ケ瀬「お前は!」岬「(なぜ彼女が?いや、あきらかに『ヘン』だ)」
ダイヤ→天ヶ瀬「守りが厚い、ウチの攻撃力では突破は難しい。一旦後ろに送って立て直すぞ」
ハート→天ヶ瀬「岬は敵を引き付けるんだ。集めたところでスルーして、俺に渡せ」
スペード→天ヶ瀬「岬は敵を引き付けるんだ。集めたところでスルーして、中江に渡せ」
クラブ→天ヶ瀬「岬、行け。お前なら決められるはずだ」
クラブA→天ケ瀬「俺がスルーして通すから、早川、行け」岬「(あっ、使い潰す気だな)」

691 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 21:19:39 ID:???
★ボールの指示先  クラブ7

692 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 21:22:17 ID:???
今見たら684と685が順番を間違えているので無効
686の判定から正しくなっているので結果が変わります

693 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/18(木) 21:30:37 ID:B95T7/1I
>>692
ああ、すみません、また間違えてしまいました!申し訳ありません、展開に合わせて
話を訂正いたします。投稿してくださいました691さん、誠に申し訳ありませんが、
投稿は無効となってしまいました。申し訳ありません。
これより本来の続きを686さんの投稿に従い執筆いたしますのでもうしばらくお待ちください。

694 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/18(木) 21:45:51 ID:B95T7/1I
★天ケ瀬 ボレーシュート 16( ハート5 ) +( 5 + 3 )=24★
★ブリュイ ブロック 15( スペード10 ) +( 4 + 4 )+(人数補正+2)=25★
=−1→ボールはこぼれ球に。そしてテナルディエがフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後輩の敵を討つべく飛びかかる先輩。話としては美談になるだろうが、
意気込みを実現させるには実力が足りなかった。

ドレセーヌ「そんなヒョロヒョロのまっすぐが!」
天ヶ瀬「んなっ!」

バチン!

4人がかりでシュートコースが狭まり、彼らを圧倒する能力がない以上、義憤は無謀となった。
ただの1人も守備陣を抜く事が出来ずに弾かれ、一転して危地に陥る。

丸山『弾かれたボールはテナルディエ君の元へ。
   彼をマークすべき天ケ瀬君も岬君もなく、止める選手が近くに誰もいません!』

天ヶ瀬「し、しまった!」
岬「(前線に送られたら一巻の終わりだ。そうならなくても、せいぜいゴール前でフォローに入れるか、どうか)」

こちらのピンチ、敵にとっては願ってもないチャンスを迎えた。この機に敵は……


先着で
★失点の危機 ! card★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER→テナルディエ「ヒャア我慢できねえシュートだ!」フリーとはいえセンターサークル内からシュートだ!
ダイヤ・ハート→テナルディエ「行くぞフォンテーヌ!」
        岬「(途中で天ケ瀬が追い付けるな。僕はゴール前のフォローか)」
スペード・クラブ→テナルディエ「セルビー!」岬「(パスか、フォローも出来そうにない。失点かな)」

695 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 22:00:36 ID:???
★失点の危機  ハート7

696 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/18(木) 22:19:30 ID:B95T7/1I
★失点の危機  ハート7 ★→テナルディエ「行くぞフォンテーヌ!」
              岬「(途中で天ケ瀬が追い付けるな。僕はゴール前のフォローか)」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
テナルディエ「(このままFWに放り込めば、ミサキは追い付く事さえ出来ない。そうすれば1点は入ったも同然)」

実況が耳に入り、以降の状況を楽観視する。そうなると、当初の目的である賭け金の取り分が頭をもたげてきた。

テナルディエ「(そうなると俺の取り分が減るんだ。なるべく俺達MFで点を取らねえと。その為に)
        行くぞフォンテーヌ!2人で突破するぞ!」
フォンテーヌ「お、おう!」

丸山『テナルディエ君フォンテーヌ君、ワンツーで中盤を駆け抜けます。
   これはMFも攻撃に入ろうという事でしょうか。この攻勢に必死に走る天ケ瀬君が割り込む!』

天ヶ瀬「ま……待ちやがれ!」
テナルディエ「待てと言われて待つかよ!このチャンスを!」



先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★テナルディエ ワンツー 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★フォンテーヌ ワンツー 16(! card) +(! dice + ! dice)=★
★天ヶ瀬 パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ワンツー突破、そしてフォンテーヌがシュート体勢に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(モンモランシーがフォロー)(黒田がフォロー)(永井がフォロー)
≦−2→天ヶ瀬、何とかボール奪取!

697 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 22:28:02 ID:???
★テナルディエ ワンツー 16( ダイヤ8 ) +( 2 + 4 )=★

698 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/18(木) 22:30:23 ID:B95T7/1I
本日はこれまでにいたします。先程は判定の読み間違いで混乱を招き、申し訳ありませんでした。


699 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 22:30:32 ID:???
★フォンテーヌ ワンツー 16( クラブA ) +( 2 + 5 )=★

700 :森崎名無しさん:2019/07/18(木) 23:22:09 ID:???
★天ヶ瀬 パスカット 13( ハート2 ) +( 4 + 3 )=★

701 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/19(金) 20:57:42 ID:IfdI3SmQ
★テナルディエ ワンツー 16( ダイヤ8 ) +( 2 + 4 )=22★
★フォンテーヌ ワンツー 16( クラブA ) +( 2 + 5 )=23★
★天ヶ瀬 パスカット 13( ハート2 ) +( 4 + 3 )=20★
≧2→ワンツー突破、そしてフォンテーヌがシュート体勢に!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
天ヶ瀬「うおりゃ!」

精一杯脚を伸ばして掻き出そうとするが、急いで出した脚に
位置取りが間に合う訳も無く、上をかすめて過ぎ去ってしまった。

天ヶ瀬「だ、ダメか!」
フォンテーヌ「ヒュー!アブねえアブね」
テナルディエ「フォンテーヌ、蹴ろ!」
フォンテーヌ「えっ」

テナルディエの目には後ろから急速に迫ってくる敵、つまり僕が見えていた。

テナルディエ「追い付かれる前に、蹴れ!」
フォンテーヌ「わ、わかった!」
岬「(ゴールに向かえるのは2人、僕はこぼれ球になんとか間に合う程度。失点するかな)」

丸山『フォンテーヌ君シュート体勢に入る!日本人学校チーム、防衛なるか?』

フォンテーヌ「そりゃあ!」


バシュッ!

702 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/19(金) 20:59:38 ID:IfdI3SmQ
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★フォンテーヌ シュート 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
★大杉 ブロック 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
金子 ブロック 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★塩野 パンチング 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。


MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(クレベーユがねじこみに)(デュイソンがねじこみに)(ゴールラインを割る)
≦−2→日本人学校ボールに。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→のがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがねじこみに)(岬とセルビーが競り合う)(永井がフォロー)
≦−2→岬がフォロー。




短いですが、本日はこれまでといたします。

703 :森崎名無しさん:2019/07/19(金) 21:05:47 ID:???
★フォンテーヌ シュート 13( ダイヤ2 ) +( 5 + 2 )=★

704 :森崎名無しさん:2019/07/19(金) 22:30:19 ID:???
★大杉 ブロック 11( ハート3 ) +( 5 + 1 )+(人数補正+1)=
金子 ブロック 11( スペード5 ) +( 3 + 4 )+(人数補正+1)=★

705 :森崎名無しさん:2019/07/19(金) 22:34:16 ID:???
★塩野 パンチング 13( スペード8 ) +( 3 + 1 )=★

706 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/20(土) 13:46:07 ID:P6d4Uubc
★フォンテーヌ シュート 13( ダイヤ2 ) +( 5 + 2 )=20★
★大杉 ブロック 11( ハート3 ) +( 5 + 1 )+(人数補正+1)=18★*減衰!
★金子 ブロック 11( スペード5 ) +( 3 + 4 )+(人数補正+1)=19★

★フォンテーヌ シュート 13( ダイヤ2 ) +( 5 + 2 )+(減衰−1)=19★
★金子 ブロック 11( スペード5 ) +( 3 + 4 )+(人数補正+1)=19★
=0→ボールはこぼれ球に。そしてデュイソンがねじこみに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大杉「(この距離なら!)」

1人目のDFが脚を伸ばして飛びつく。ボールは足をかすめ止める事は出来なかったが、威力を殺すには十分だった。

金子「(よしっ、これなら!)」

スピードが落ちたボールに何とか間に合い、何とかボールを弾き出す。だが、

デュイソン「へっ、ありがとよ、上手いパスだぜ!」
大杉「なにィ!」
金子「し、しまった!」

こぼれ球の行き先は敵FWだった。

岬「(どうしようかな。無理すれば何とか間に合うだろうけど、距離が遠すぎてペナルティがかかるだろうな。
   この距離なら向かえなくても批判はされないだろうし、
   先制させた方が後の「暴発」の可能性も低くなる。ここは)」



A ブロックに向かう(ペナルティ−1)
B ブロックに向かわない

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

707 :森崎名無しさん:2019/07/20(土) 14:09:15 ID:vWYmW6xs
A

クラブA…あずみちゃんがへたばっているし

708 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/20(土) 14:27:29 ID:P6d4Uubc
>>707
クラブA「頑張れ、応援してるぞ!」
あずみ「やめて!」



A ブロックに向かう(ペナルティ−1)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(向かうとするか。得点役にするはずだったあずみちゃんは当面動かせそうにないし、
   今は入れられるのはマズい)」

丸山『防いだと思ったのもつかの間、今度はデュイソン君がかかってきます!』

岬「させない!」

丸山『いや、MFの岬君が戻って守備参加しに来ました!
   ここまでタックルパスドリブルと大活躍を見せてきた岬君、ここでも活躍してくれるでしょうか?』

デュイソン「フン、俺は点取り屋、フォンテーヌとは違うぞ!」

バシュッ!



あずみ「(岬君、とめて)」

709 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/20(土) 14:32:37 ID:P6d4Uubc
先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★デュイソン シュート 14(! card) +(! dice + ! dice)=★
★藤田 ブロック 11(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 岬 ブロック 20(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(強行ペナ−1)=★
★塩野 パンチング 13(! card) +(! dice + ! dice)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。


MAX【攻撃側】−MAX【DF側】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(クレベーユがねじこみに)(デュイソンがねじこみに)(ゴールラインを割る)
≦−2→日本人学校ボールに。

MAX【攻撃側】−MAX【GK側】
≧2→デュイソンのシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(セルビーがねじこみに)(天ケ瀬とセルビーが競り合う)(西園寺がフォロー)
≦−2→岬がフォロー。

710 :森崎名無しさん:2019/07/20(土) 14:40:30 ID:???
★デュイソン シュート 14( スペードK ) +( 4 + 3 )=★

711 :森崎名無しさん:2019/07/20(土) 14:51:37 ID:???
★藤田 ブロック 11( ハート8 ) +( 1 + 3 )+(人数補正+1)=
 岬 ブロック 20( ハート3 ) +( 2 + 6 )+(人数補正+1)+(強行ペナ−1)=★

712 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/20(土) 15:16:40 ID:P6d4Uubc
★デュイソン シュート 14( スペードK ) +( 4 + 3 )=21★
★藤田 ブロック 11( ハート8 ) +( 1 + 3 )+(人数補正+1)=16★
★岬 ブロック 20( ハート3 ) +( 2 + 6 )+(人数補正+1)+(強行ペナ−1)=28★
≦−2→日本人学校ボールに。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シュン!

岬「(ふーん、この程度か、僕がいれば失点する事はないだろうな)よっ」

ぽすっ。

まるで元気な子供が勢いよく家に入るようなさりげなさで、自然に僕の胸へと収まった。

丸山『止めた!岬君、デュイソン君の渾身のシュートを止めました!前半残り7分を切りまして
   試合が動き出すかと思いましたが、ここに来て振り出しに戻りました!』

デュイソン「なあっ!?止めるな!」
藤田「(お、俺は全然追い付けなかったのに……)」
塩野「(あの動き、俺の全力より素早かったぞ!)」
あずみ「(ホッ、よかった)」
岬「(僕の凄さが分かったかな?あと少しで僕の実力は信仰の域にまで高まるはずだ。
   それよりこれからどうしよう、か)」


A 時間まで自分でボールキープし続ける
B センターサークルと敵ゴールの中間までキープした後、味方にパスして流す。
C FWの中江に渡してカウンターを狙う
D その他、自由回答

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

713 :森崎名無しさん:2019/07/20(土) 15:19:05 ID:vWYmW6xs
B

714 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/20(土) 16:33:20 ID:VXaWTNTA
連絡が遅れてすみません、急な用事で自宅を離れなくてはいけなかったため、
続きが投稿できませんでした。そしてこの後も別件の用事のため、
本日分の投稿ができなくなりました。明日はきちんと投稿いたしますので、
なにとぞもうしばらくお待ちください。

715 :森崎名無しさん:2019/07/20(土) 20:05:57 ID:vWYmW6xs
やっぱりCに変更します

716 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 10:36:26 ID:MntFltFA
C FWの中江に渡してカウンターを狙う 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「中江先輩、チャンスです!(前半は0−0で終わらせよう。そして一旦僕の評価への上げ潮を押さえないといけない。
  極端な力の差が印象に残るともう賭けを受けてくれなくなる。抜けている点があるところも印象付けておかないと)」
天ヶ瀬「(大丈夫か?確かに敵は前がかりになってはいるが、それでもそう簡単には抜けられないぞ)」

丸山『岬君大きく蹴りだす!敵FWに取りつかれる前にボールを移しました!そのボールはFW中江君に向かって行く!』

テナルディエ「し、しまった!」
ブーアン「(前にのめりこみ過ぎた、間に合わねえ!)」
あずみ「(あたしの体力が残っていれば、こっちに出してくれたはずなのに……!)」

丸山『中江君ボールを受け取った!慌ててマルタン君が向かってきますが、果たして間に合うか?』

中江「よし、抜くぞ!(相手は急いできて体勢が整っていない、チャンスは今だ)」
マルタン「ふざけるな、お前ごときに抜かれるか!」
岬「(今なら彼でも何とかなるかもしれないしね、まあ頑張って)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★中江 ドリブル 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
★マルタン タックル 14(! card) +(! dice + ! dice)+(強行ペナ−1)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→中江、キーパーと1対1だ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(永井がフォロー)(ブーアンがフォロー)(ブリュイがフォロー)
≦−2→マルタンにボールを奪われる!

717 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 11:05:55 ID:???
★中江 ドリブル 12( ハート10 ) +( 4 + 1 )=★

718 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 11:08:33 ID:???
★マルタン タックル 14( クラブ9 ) +( 6 + 5 )+(強行ペナ−1)=★

719 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 11:47:31 ID:MntFltFA
★中江 ドリブル 12( ハート10 ) +( 4 + 1 )=17★
★マルタン タックル 14( クラブ9 ) +( 6 + 5 )+(強行ペナ−1)=24★
≦−2→マルタンにボールを奪われる!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マルタン「コソコソしてもムダなんだよ!」

こう放言して追走するマルタンは、何mも離れていたにも関わらずあっという間に中江へと追い付いてしまった。

中江「わっ、もう」
マルタン「どけ!」

ガシュッ!

敵に対面してろくに構える間もなく、ボールはマルタンへともぎ取られてしまった。

丸山『あっと、あっという間にマルタン君が詰め寄って突き刺すようなタックル、中江君は反応も出来ませんでした!』

天ヶ瀬「(やっぱりダメか!岬はプレイは上手いがまだ試合の流れを見る目はないみたいだな)」
マルタン「アナグマは地面に引っこんでな!(さて、あと5分ちょい、もう1回は攻撃できるな。
     失敗してもこの残り時間なら大丈夫だろ。ミサキって奴に奪われない限りはな。そのためにゃ)クレベーユ!」

バシュッ!


720 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 11:53:36 ID:MntFltFA
丸山『マルタン君ここでロングパス、中盤を抜けて一気にカウンター返しを図る模様!
日本人学校チームは止める事ができるでしょうか!』

天ヶ瀬「(っと、後輩の指導はまた後だ、これを止めんと)跳べ黒田!」
黒田「おう!」
岬「(こぼれ球を取れる位置についておくか)」


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。
★マルタン パス 12(! card) +(! dice + ! dice)=★
★天ケ瀬 パスカット 13(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★黒田 パスカット 10(! card) +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
カードやダイスの結果で分岐します。★と★の間が1人分の判定になります。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→マルタンのパスがクレベーユに通る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(フォンテーヌがフォロー)(テナルディエがフォロー)(岬がフォロー)
≦−2→日本人学校ボールに。



*このスレでは敵側の選手の覚醒・フラグ獲得はありません。

721 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 11:55:30 ID:???
★マルタン パス 12( スペード10 ) +( 3 + 3 )=★

722 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 12:02:36 ID:???
★天ケ瀬 パスカット 13( ダイヤ6 ) +( 1 + 4 )+(人数補正+1)=★

723 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 12:06:46 ID:???
★黒田 パスカット 10( ダイヤ2 ) +( 2 + 3 )+(人数補正+1)=★

724 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 12:09:37 ID:MntFltFA
これから昼食につき、続きはしばらくお待ちください。

725 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 13:47:33 ID:MntFltFA
★マルタン パス 12( スペード10 ) +( 3 + 3 )=18★
★天ケ瀬 パスカット 13( ダイヤ6 ) +( 1 + 4 )+(人数補正+1)=19★
=−1→ボールはこぼれ球に。そして岬がフォロー。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
天ヶ瀬「なめんな、そんな大味なパスが通じるか!」

マルタンと天ケ瀬の間には距離があった。
パスを出されれば長距離の移動が必要となるが、ボールコースを見極める時間が多く取れるとも言える。

ビシッ!

そのため、完全には止めきれなかったとはいえ、攻撃の流れを阻む事には成功した。

テナルディエ「(チッ、ボールがアイツに)」
岬「(これでよし。後は時間までボール回しだ)」

こうして僕は時間まで敵を引き付けた後でボールを安全圏に渡し、前半を終わらせる事が出来たのだった。

ピイイイイイイイッ!

丸山『前半終了!日本人学校チームVSフランス人学校チーム、0−0と互角の点差で前半が終わりました!
   シュート数も日本人側が4本、フランス人側が3本とほとんど互角、
   この均衡は後半に入ってどのように破られていくでしょうか』

726 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 13:49:41 ID:MntFltFA
前半が終わった。ホッとその場で一息つこうとすると、後ろから天ケ瀬が声をかけてきた。

天ヶ瀬「おう岬、どうだパリでの初試合は?」
岬「はい、外国の人と試合をするのは初めてで緊張しましたけど、頑張ったら何とかなりました
 (極力、才能はひけらかさないように、働きぶりをアピールしよう)」
天ヶ瀬「それは良かった。だがな、前半の終わり頃の中江へのパス、あれはマズかったな。
    他の味方がついていないんじゃ、たちまちやり返されてしまうぞ」
岬「すみません、速く反撃に出ようと焦って
 (よし、日本にいた頃の事を話しておかなかったから、ただの『サッカーの素質がある子』だと思ってくれているな)」
天ヶ瀬「まあ入りたてだからな。これからの練習で順々に覚えていけばいい」
岬「よろしくお願いします。
 (後はしばらく様子を見た後でちゃんと試合を運べば、学習が生きたと思って喜んでくれるはずだ)」

キャプテンとの話が済んだところで、うちのトップストライカーのはずだった、早川あずみの姿が見えた。
3本撃っても決まらなかったのがショックだったのか、疲労に震える脚を動かし、トボトボとベンチへ向かっていた。

岬「(あずみちゃんの事、どうしようかな。自信を喪失しかかっているし、体力も……そうだ、あれだ)」

727 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 13:51:35 ID:MntFltFA
ふと家から持ってきた、早乙女夫人からもらった東側のスポーツ飲料「オリンピア」を思い出した。

岬「(『飲めば選手のガッツを年齢性別問わず100回復させ、さらに最大ガッツを5上昇させる』って触れ込みだったな。
   あの通りなら飲ませてあげればだいぶ良くなるはず。ただ、あげた後でメンタルケアもしないといけないだろうから、
   後半からの試合展開についての話し合いには参加できないだろうな。どうしよう)」


A あずみのフォローを行う
B 後半からの試合展開について発言する

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。



参考:現在の各選手のガッツ(前半終了時点/最大)

岬:630/705
あずみ:230/510
天ケ瀬:530/600
中江:580/600
秋山:600/600
渋沢:600/600
黒田:600/600
永井:600/600
西園寺:600/600
大杉:595/600
金子:595/600
藤田:600/600
塩野:600/600

728 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/21(日) 13:55:32 ID:MntFltFA
切りよく前半が終わりましたところで、本日はこれまでと致します。

なお、このスレの容量限界が迫ってきましたのでそろそろ次スレの副題を募集いたします。
左右の【と】の間に副題候補を入れてください。複数提示もOKです。
これはと思ったものを私が選んで採用いたします。
また、このスレは容量が無くなるギリギリまで続けようと思います。

【】キャプテン岬3【】


729 :森崎名無しさん:2019/07/21(日) 14:09:09 ID:L+EOhtqw
A

730 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/07/23(火) 21:18:16 ID:ORDQOWIY
失礼いたします。今週は私用のため土日含め続きを投稿する事が出来なくなってしまいました。
さらにこの後も用事が重なっており、来月は週1のペースでも投稿できるかどうか難しくなってまいりました。
勿論これからもキャプテン岬の物語は続いていく予定ですが、投稿ペースが緩慢となるのは
避けられない見込みですので、一言申し上げます。

【】キャプテン岬3【】

次スレの副題についてですが、8月1日午前零時まで募集いたします。
その中から良いと思ったものを選んで決定いたしますので、どうか皆様
善きスレ名案を提案してください。よろしくお願いいたします。

731 :森崎名無しさん:2019/07/29(月) 07:34:33 ID:nxcGC+ZI
【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームだもの】

732 :森崎名無しさん:2019/07/29(月) 07:34:34 ID:PTG8fKOU
【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームだもの】

733 :森崎名無しさん:2019/07/29(月) 14:26:17 ID:RKpv54vE
【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】

734 :森崎名無しさん:2019/07/29(月) 18:37:21 ID:???
【適度に】キャプテン岬3【頑張れ】
【ミサキーヌの】キャプテン岬3【幸せ計画】

735 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/03(土) 14:09:19 ID:wGVzFFXo
この酷暑のなかいかがお過ごしでしょうか。これより投稿をはじめたいと思います。

>>731
>>732
副題案の提案ありがとうございます。サッカーもgame、駆け引きや意図の読みあいやりとりを
楽しむものですね。このスレのサッカーも楽しいと思えるような描写になるよう努めてまいります。

>>733
ご提案ありがとうございます。サッカーもゲームも好きな岬君に幸あらんことを願っております。

>>734
2つもタイトル案を提示してくださり、ありがとうございます。
頑張り過ぎる事無く、的確に動いて幸せを探していくのが岬君らしいですね。


736 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/03(土) 14:11:28 ID:wGVzFFXo
フィールドから立ち退いて隅の木陰へと集まる。
先輩達はタオルで汗を拭いたり、飲み水をうまそうに飲み干したりと、思い思いに休息を取り始めた。
ただ1人を除いて。

あずみ「……」
岬「(やっぱり、落ち込んでいるか)」

3度もシュートを失敗したのがこたえたのだろう。木を背にしてうなだれたまま、じっとして動く気配も感じられない。
父さんがここにいれば「『心ここにあらず』とはこういう事か」と絵を描きだしていただろう。

岬「(このままだと間違いなく後半に引きずるなあ。僕に目を向けさせないため、そしてこれから
   僕の右腕として活躍してもらうためにも、何とか立ち直ってもらわないと。そのためには)」

彼女につきっきりで向かわないといけない。そうなればミーティングには参加できなくなるので、
事前の了承を得るべくキャプテンへと声をかけた。

天ヶ瀬「そうか、なら頼む。岬は早川と仲が良いからな」

すんなりと了解を得てから、落ち込む彼女の元へと向かって行く。

岬「(さて、まずはどうしようか)」


A 話しかける(さらに分岐)
B オリンピアを飲ませる(さらに分岐)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

737 :森崎名無しさん:2019/08/03(土) 14:48:51 ID:g7PzRlR2
A

738 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/03(土) 15:09:44 ID:wGVzFFXo
A 話しかける(さらに分岐)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

A 岬「もっと一杯練習して、上手くなって見返そう。僕もずっと隣にいるよ」週1回のマンツーマン練習を促してみる(※)
B 岬「日本にいた頃、何回失敗しても平気な点取り屋がいてね……」気楽な話をして和ませる
C 岬「一緒にごろっと横になろう」とりあえずリラックスさせる
D 岬「ゴールを決める姿より、サッカーを楽しんでいる姿の方が素敵だよ」あえて活躍にはこだわらないところをみせる
E その他、自由回答(要2票)

先に1票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


(※)マンツーマン練習が決定された場合、週1の自由時間が練習に充てられ、その他の自由行動ができなくなります。
   ストーリーの都合上、今年の83年12月第3週まで続きます。

739 :森崎名無しさん:2019/08/03(土) 17:09:44 ID:g7PzRlR2
B

740 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/03(土) 17:24:10 ID:wGVzFFXo
申し訳ありませんが、私用につきしばらく席を離れます。
本日投稿を再開できるかは未定です。出来ないと分かりました時点(午後9時以降)
にてその旨を報告いたします。

741 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/03(土) 21:23:09 ID:96YihVyg
済みません、なかなか文章が浮かばないため、今日はここまでとさせてください。

742 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/04(日) 21:30:35 ID:hSNFBJZ6
今後の予定について申し上げます。

来週土曜日から1週間は帰省と法事のため、しばらく投稿は出来ないかと思われます。時間がとれたとしても
スマートフォンからの投稿となるため、展開進行が相当限られる事が予想されます。
また再来週は仕事の都合により時間が取れませんので、8月全体であまり投稿できないと思われます。
今週は何とか1回は投稿できるように頑張ります。何卒ご理解をお願いいたします。

743 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/09(金) 21:37:42 ID:VYFilvJQ
申し訳ありません。本日、そして来週は投稿が出来ません。
どうか再来週までお待ちください。

744 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/08/24(土) 23:11:09 ID:VxZOoOYE
重ね重ね申し訳ありません。今週も続きを投稿出来ません。
なんとか今月中に一回でも投稿したいです。

745 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/04(水) 19:22:14 ID:???
こちらでの報告が遅くなりましたが、新スレを立ち上げました。

【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1567318078/

ゲーム、テレビゲームにアーケードゲーム、PCゲームといったビデオゲームから、
意図の読み人知れず自己の利益を最大化・盤石化しようともくろむ「GAME」まで、
サッカーと人生に関わる「ゲーム」に勤しむ岬君にご期待ください。

タイトル案を提供してくださりました、731様、732様、733様、734様、
誠にありがとうございました。
キリの良いところまで物語をこのスレで続けた後、次のスレに移ります。
ただ本日はまだ続きが出来ておりませんので、何卒もうしばらくお待ちくださいませ。





746 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/06(金) 21:39:23 ID:Oxd+PjF+
B 岬「日本にいた頃、何回失敗しても平気な点取り屋がいてね……」気楽な話をして和ませる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「ちょっと失礼するね」

押し黙る彼女に声をかけ、隣に座る。肘がつきそうになる程近づいても、ウンともスンとも口をききそうにない。

岬「これからちょっと、ひとり言をつぶやいてもいいかな。別に反応しなくていいからね」

今の様子では論詰めで話をしても届きはしないだろう。それより赤の他人の話なら、少しは気を張らなくてもいいはずだ。

岬「パリに車で僕は日本にいた。その日本にいる間は父さんの仕事の都合で何十回も、
  北海道に埼玉に千葉に静岡、色んな学校を渡り歩いてきたんだ。思い返すたびに一癖も二癖もあるみんなの顔が浮かんでくるよ。
  例えば何回シュートを失敗しても平気な点取り屋がいてね……」
あずみ「何それ、前半3本決められなかったあたしへの当てつけ?」
岬「まさか。印象が強く残った相手だし、思うところも多かったから、話してみたくなっただけだよ」

747 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/06(金) 21:40:45 ID:Oxd+PjF+
静岡県は南葛小にいた頃の、とあるストライカーについて語りをはじめた。トゲトゲしい相手からの問いは、この耳には聞こえない。

岬「静岡にいた頃、実力のあるストライカーがいてね。県大会ではハットトリックも珍しくなかったし、
  全国大会でも彼を完璧に押さえられる実力のあるキーパーなんて、動きから見てそう何人もいなかったんじゃないかな」
あずみ「へえ、凄いわね、あ・た・しと違って」
岬「そう、ただ、そこからが不思議なところでね。全国大会に入ってからはどういう訳か、さっぱり点が入らなくなったんだ。
  別に体調が悪い訳でもない。県大会の相手より弱い相手でも、
  弾かれたり止められたりシュートミスしたりで、何故か決まらなかった。
  それでもその人は少しも落ち込まなかった、いや、落胆という概念がまるでないみたいだった。
  ある日なんか前半に3回チャンスをフイにして、休み時間のミーティングで彼が何て言ったと思う?」
あずみ「さあ?運が悪かったとか?」

岬「そんなレベルじゃなかったよ、こんな感じ」



来生『みんな、待たせたな!ここから俺の力で、一気に逆転してやるからどんどんパスをまわしてくれよな!』


748 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/06(金) 21:46:49 ID:Oxd+PjF+
あずみ「へえっ!?ホント!?」
岬「ホントのホント。それを聞いた時は一瞬、僕は別次元の世界に迷い込んだんじゃないかって、
  バカな事を思ったぐらいだよ。
  そしてそれからもシュートを外し続けて平然としていたんだ。
  あれほど自信喪失って言葉が当てはまらないのは後にも先にも見なかったよ」

かつての知人を誇張も交えて面白おかしく話してみる。これで彼女の心がほぐれてきたかというと……


先着で
★来生式メンタリズムのすすめ ! card★
と書き込んで下さい。数値で分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER⇒あずみ「……そうね!あたしが活躍しないわけ無いわ、ハッハーッ!」
    スキル「何があっても自信を喪失しない」獲得!
ダイヤ⇒あずみ「アハハ、ウジウジしてたのがバカらしくなってきた」ペナルティ解消
それ以外⇒あずみ「それはソイツがソイツだったからでしょ、あたしじゃないよ……」ペナルティ(−2)は解消されなかった



短いですが、本日の投稿はこれまでと致します。
なお、来生の発言は本編5スレの255レスにあります。

【森崎有三】キャプテン森崎5【浦辺の額傷の謎】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1134732283/255

749 :森崎名無しさん:2019/09/06(金) 22:00:03 ID:???
★来生式メンタリズムのすすめ  スペードQ

750 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/07(土) 13:44:15 ID:kE43zp0+
★来生式メンタリズムのすすめ  スペードQ ★
⇒あずみ「それはソイツがソイツだったからでしょ、あたしじゃないよ……」ペナルティ(−2)は解消されなかった
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その後もかつてのチームメイト、来生の言動をユーモラスに、
そして極力説教臭くならないように彼のあり方の有意義さを語ってみたが、彼女の心を晴れあがらせる事は出来なかった。

あずみ「結局そんなんでも全国大会では不動のレギュラーだったんでしょ?そんなノーテンキでいられるのは、
    ソイツがソイツだからよ、あたしじゃないよ……」
岬「(これは重症だな、それでも代えは今の彼女よりヒドいからなあ)」

どうすべきか密かに悩み始めた時、コホンと軽く咳つく音が聞こえる。振り返ると、天ケ瀬が後ろに立っていた。

天ケ瀬「時間だ。フォーメーションは前半と同じ。岬、早川、いくぞ」

休憩時間は終わっていた。他の人達は立ち上がってグラウンドに向かおうとしている。
やむなくケアを打ち切り立ち上がったところで投げかけられた言葉に、今回ばかりは僕も同意せざるを得なかった。

天ケ瀬「試合の事は、試合で解決するしかないな」

751 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/07(土) 13:45:25 ID:kE43zp0+
*あずみに自信喪失ペナルティが発生しました。試合終了までにあずみが得点を入れる事で解消されます。
 それまでの間は全能力が−2追加されます。試合終了までに得点を入れられなかった場合は、さらに判定が入ります。



*ハーフタイムに入り、全選手のガッツが200回復しました。

参考:現在の各選手のガッツ(後半開始時点/最大)

岬:705/705
あずみ:430/510
天ケ瀬:600/600
中江:600/600
秋山:600/600
渋沢:600/600
黒田:600/600
永井:600/600
西園寺:600/600
大杉:600/600
金子:600/600
藤田:600/600
塩野:600/600

752 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/07(土) 13:46:45 ID:kE43zp0+
キリが良い所なのでこのスレはここで終わらせ、次スレにて後半の試合を描写いたします。

このスレは、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。


ATARIFrance.Inc
コレコ・インダストリーズ
水瀬国際電気(MEC)
早乙女電子
片桐エレクトロニクス


次スレもよろしくお願いします。
このスレの残りレスは質問があれば、答えられる範囲で答えて消費します。

753 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/07(土) 22:19:37 ID:kE43zp0+
申し訳ありません。後半開始前に挿入するはずだった幕間の挿話を
記述し忘れておりましたので、このスレの残りレスはその話の記述に充てさせてください。
試合終了後の展開にも関わりますので、それまでに投稿したいと思います。

754 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 21:58:25 ID:g84lLHEI
幕間話、ハーフタイム前後のフィールドの外にて



亜美「真美隊員、ただいま隊長を発見した。繰り返す、隊長を発見した。OK?」
真美「OK亜美隊員、こちらも所在を確認した。これより監視任務に入る」

バカンスは終わり、フランス人もすっかり日常のサイクルに戻った10月の晴れた日、
ブローニュの森も各地から憩いを求めてやってきた人達で賑わっています。
この幼い双子も凝り固まった学校生活によるストレスから逃れるべく、金網の向こうの日本人学校サッカーチームを見やって、
要人監視任務という名の観戦をしようとしています。

亜美「さてよーやく隊長もとい、あずみねーちゃんの雄姿を拝むワケですが、カンガイ深いものがありますなー」
真美「あのあずみ姉ちゃんが毎日毎日、トラックボールを回さず
   サッカーボールを持って走り回ってるんだから、何かあるんだよゼッタイ」
亜美「スルドイ意見だよ真美。人生は転機というものがあって、それを逃すとせっかくヒロイン的立ち位置で登場しても、
   特にカンケイが進むことなく終わってしまう。その後は1コマ2コマ顔が出れば御の字、
   各種ヒロインイベントで自分だけ呼ばれもしない悲哀を味わうことになるのだよ」
真美「1カ月の学校生活ですっかりヤサグレたね亜美。いつ集英社から抗議が来るか、真美はヒヤヒヤだよ」

755 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 21:59:59 ID:g84lLHEI
亜美「そうかな、あ、笛鳴った。試合はじまったよ、ねーちゃ」
真美「しっ!」

応援しようと声を上げかけた亜美の口を、真美が急いでふさぎます。
妹から抗議が飛んでくる前に、制止の原因となった人物を指さしました。

亜美「げーっ、聖薇!」
真美「だからうるさいって!早くかくれよう!」

2人はすぐに近くの植え込みの後ろへと隠れました。幸い相手に気付かれる事はなく、無事避難する事ができました。

真美「あ、あぶなかったー……」
亜美「見つかったら亜美達、骨のズイまでしぼられたあげく、ナベに叩き込まれて芋煮にされちゃうところだったよ」
真美「それには真美も賛成だよ。どこからともなく現れてはあれダメこれダメ、恥ずかしくないように振る舞えってうるさいし、
   逃げても果てしなく追っかけてお説教だし。ありゃ前世は鬼軍曹、部下をシゴいてシゴいてウラまれて、
   戦争の時に流れ弾を装って撃ち殺されるタイプだよ」
亜美「ドーカン。しかしあれだね、その鬼軍曹、どーも様子がヘンですぞ。
   さっきからずっと同じところばかり見ているような気がするのだよ」

756 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 22:01:44 ID:g84lLHEI
真美「ん?そりゃどうして」
亜美「HAHAHA、ネンネですなあ真美ちゃんは。年頃の女があんなにヤローどもを見つめている理由なんて、
   あの中にホの字のヤローがいる以外にありえないのだよ」
真美「ええっ、あの鬼畜メガネが!?」
亜美「そうだよ。いや、ここにカメラがあればケッテーテキシュンカンとやらをものにして、
   それをネタにあれこれいいなりにさせることができたのになー」

本人が聞けばどれだけ柳眉を逆立てたか分かりませんが、この2人の会話が危険な域に達する前に、
試合の流れを伝える先生の声が双子の耳に届きました。

丸山『岬君、素早いパスで早川さんにボールを渡しました』

真美「うおっ、姉ちゃんにボ→ルが来たよ!」
亜美「おっしゃ、そのままシュ→トまでいっちゃえーっ!」


こうして観戦している間に当初の名目も要注意人物への警戒もどこへやら、声を出して尊敬する
姉貴分を応援していましたが、その甲斐もなく活躍を見せる事ができないまま、前半が終わってしまいました。


真美「ふー、ゼロゼロかあ」
亜美「姉ちゃんのシュート、あんなにブレてて決まると思ったんだけどなあ。相手のキーパーは空気を読むべきだよ」

757 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 22:03:03 ID:g84lLHEI
亜美「ま、あんなスゴイの出せるなら、後半こそ決まるっしょ。他のヤロー達がパスを出せば今度こそだよ」
真美「そーだね。他の人ががんばってくんないと。その点で岬にーちゃんはスゴかったね。
   一番初めのタックルはすっごいあざやかだったし、ドリブルは囲まれてもゴボウ抜きだし、シュートもあっさり止めちゃうし。
   カッコイイよあれ。やっぱり姉ちゃんがサッカーがんばりだしたのって」


聖薇「双海さん」


亜美「えっ……げえっ!」
聖薇「会うなりゲエッとは、随分な挨拶ですね亜美さん」


呼ばれて振り返ってみると、先程まで好き勝手に呼んでいた相手がいるではありませんか。2人は、自分の将来を絶望しました。

亜美「(もうダメだ、おしまいだあ……)」
真美「(さいごに まみが みたものは あおぞらの なかで あやしく ひかりを なげかける たいようの またたきだった)」

758 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 22:04:11 ID:g84lLHEI
悲嘆にくれる2人に対し、目の前に渡されたものは叱責でも懲罰でもなく、白く形の整ったソフトクリームでした。

聖薇「そんな隅で隠れていないで、開けたところで、応援しましょう。
   早川さんも、友達にのぞき見されるより堂々とエールを呼びかけられる方が、喜ぶはずでしょうから……」

どうもおかしい、説教口調であるがどこか元気がない、心ここにあらずになってしまっている。
2人は怪訝に思いましたが、ソフトクリームが手渡された後すぐ
聖薇が近くのベンチへと向かってしまったので、考える間もなく追いかける事となりました。


フィールド全体を広く見通せるベンチにて、亜美は聖薇の右膝に、真美は左膝に座っていました。
自分から座った訳ではありません。先に座った聖薇が2人を抱き寄せて乗せたのです。
後半開始の実況を耳にしながら、それぞれ思い思いの感情を叫び、または念じていました。


丸山『さあ間もなく後半がはじまります。前半はどちらも果敢に攻め込みましたが共に得点は入らず、
   0−0のままとなっております。この均衡を破るのはどのチームでしょうか?』

亜美「いっけ→あずみね→ちゃん!今度こそゴ→ルゲットだ→っ!」
真美「岬に→ちゃんもガンバレ→っ!真美が応援してるぞ→っ!」
聖薇「(落ち着きなさい、落ち着いて。こんな気持ち、気付かれる訳にはいかない……頑張って、岬君)」

759 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/15(日) 22:12:05 ID:g84lLHEI
以上、幕間話は終わります。3スレ目の本編投稿は明日までお待ちください。
なお、余ったレスは今度こそ本当に何かに使いたいと思います。先着1名様に、数レス位で
終わる程度のリクエスト創作小説作成や質問回答を行いたいと思っております。
これはという希望のある方はこちらに御要望をお寄せください。

760 :森崎名無しさん:2019/09/15(日) 23:28:29 ID:???
はっきり言って強そうに見えなかったブルガリア代表が謎の快進撃を遂げましたが
やはり協会謹製のブルガリアヨーグルトのお陰なのでしょうか?
ちょっとだけでも舞台裏をお願いします

761 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/16(月) 12:20:17 ID:fwB/FK3w
760さんリクエストありがとうございます。
スパルタキアーダ(社会主義国内で行われた、日本の国体のようなスポーツ大会)にて
ブルガリアが奇跡の躍進を遂げたのはやはり、ブルガリアヨーグルトのヨーグルトによるものでした。
今回はその力のいきさつについて述べていきたいと思います。


牛、山羊、駱駝などの乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る発酵食品、ヨーグルト。
7000年ほど前から誕生したとされており、古くから中近東およびヨーロッパで食され、現在は
世界中に広まっています。
古来から綿々と受け継がれてきたものであるだけあって、
ヨーグルトに関わる幾つかの言い伝えやまじないの類が各地に数多く残されています。
その中には肉体に関わる伝承も残されており、
アスリートの中には少しでも自らの動きを良くすべくヨーグルトを摂取する者もいます。
果たしてヨーグルトは体に効くのか?そしてその効果のほどは?
ここではスレ主が入手できた範囲での、信頼に足る最新資料によって、できるだけ事実に忠実な記述を行ってみようと思います。



男「うわぁ!ここにもヨーグルトが!こっちに来るなあああああっ!」
女「ひぎぃ!そ、そんな所にはいっちゃらめぇ!」
群衆「街がヨーグルトに呑み込まれるうううううっ!!」

12000年前のアトランティス。栄華を誇った世界の都も、ヨーグルトなど子供だましとイキる不逞の輩が蔓延し、
それに怒った神がヨーグルトを液状の凶獣と化身させ、一夜にして壊滅させ海の底へと沈ませました。
『ティマイオス』と『クリティアス』にてこの有様を見てきたように記し、
世にヨーグルト伝説を広めたのが哲学者プラトンであり、さらに時代が下ってビデオゲームにその脅威を伝えようとしたのが、
アメリカのゲーム会社イマジックが1982年に発表した「アトランティス」であり、
自機破壊時の激しい白点滅は白いヨーグルトに襲われた事を暗示させているのです。

762 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/16(月) 12:22:10 ID:fwB/FK3w
アトランティスの民を破滅に追い込んだヨーグルトですが、このような事例は非常にまれであり、
普段は善良な民に多くの利益をもたらしてきました。このような事例は近代のヨーロッパにおいても散見されます。
以下は20世紀初期のバルカン半島にて。


大将「さあもうすぐ賊徒の陣地……うわあ!なんだこの白い濁流は!」
兵士「目が!目があああっ!」

オスマン帝国からの独立を押しつぶそうと出向いたトルコの軍隊イェニチェリに対し、
空を覆わんばかりのヨーグルトが襲い掛かってきました。
この洪水のようにかかってくる液体にイェニチェリは為す術もなく壊滅、
翌1909年4月19日にブルガリア王国として独立する契機となったのです。
この顛末をみた黒海・カスピ海周辺の諸民族は
ヨーグルトの御力に大きく勇気を得て、民族自立と独立に向けて命を捧げました。

たかだか乳牛がいれば作れるからと言って
長期間広範囲の大衆から食され愛される食品となるはずがありません。真相はこうだったのです!
それだけの力を持つヨーグルトを食べて非力な肉体が生まれぬはずもなく、
94年のW杯でブルガリアがベスト4に入ったのも、むしろ遅いと言わざるをえないでしょう。


ブルガリアと言えば80年代に国産PCに同梱されていた事から、
スタート地点から後ずさりして死ぬゲーム「カラテカ」が狂ったように流行った国でもあり、
その流行がサッカーにどのような影響を及ぼしたかも、スレ主としては気になるところです。

763 :キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/09/16(月) 12:26:15 ID:fwB/FK3w
以上にてブルガリアヨーグルト小話を終わります。リクエストの内容からは少々ズレたような気も
しますが、スレ主の創作力ではこれが限界でした。こんなしょうもない話しか作れないスレ主ですが、
どうかこれからもキャプテン岬、そして岬太郎君達を見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。

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