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1- レス

【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】


[142]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/27(火) 18:50:47 ID:???
「彼らはこの隊長室から出て行くところだった。モリサキもカイルも、無事にそこにいる。
 そして俺たちには事情が分からない。……いま乱闘騒ぎを起こせば、困るのはモリサキだろう」
「ぐっ……!」

トニーニョの表情は、相変わらず固い。
固いが、しかし声音には他を圧して息を飲み込ませる力があった。
ネイが接ぎ穂を失った刹那を見計らったように、ジェトーリオがその肩に手をかけて脇に寄せる。

「ほらほらネイくん、お客様がお帰りだよ〜。ちょっと場所を開けてあげようねえ」 省50

[143]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/27(火) 18:53:33 ID:SyarAx66

*選択

A「新設される第二大隊の連中だ」 無難に説明する。

B「あいつら、西洋圏では有名なのか」 彼らの素性を尋ねる。

C「お尋ね者ってどういうことだ」 問いただしてみる。


森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。
その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『11/27 24:00』です。


******


どうやらこの世界、ブラジルはポルトガル語圏ではないようです。 省10

[144]◆W1prVEUMOs :2012/11/27(火) 23:48:08 ID:???

これから関わることになるなら知っておいて損はないので
Cは上手くいけば(ネイの)スキルゲットの可能性があるけどリスクも高いパターンぽい

[145]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/11/27(火) 23:50:48 ID:???
A傭兵団ごと雇われたってのが気になるので教える情報は正確な方が良いかなと思います。

[146]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:08:04 ID:???

皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、>>143の選択については……

>>144 ◆W1prVEUMOs様のご回答を採用させていただきます!
Cはご指摘の通り、ハイリスク・ハイリターン系の選択でした。
ちなみに部隊員のスキルLvは基本的に訓練時にしか上がりませんが、イベントの成功などで
上昇確率を大幅に底上げすることが可能です。
CP3を進呈いたします。


>>145
作中でも触れますが、傭兵の雇用は傭兵団丸ごと、というのがこの時代の基本です。 省16

[147]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:09:11 ID:???
***

B「あいつら、西洋圏では有名なのか」


結局、森崎が尋ねたのは第二大隊の面々についてである。
お尋ね者、という言葉が気にならぬといえば嘘にはなるが、ここで過去を問い詰めて
何が始まるわけでもない。
傭兵という稼業、そもそも故郷に身の置き場がない者が流れ流れて辿り着く職という側面もある。
森崎自身とて脛に傷の一つや二つ、ないではなかった。
故に意義の薄い詮索よりは、いま目の前にある課題に注力しようと思考を切り替えている。

「あ、ああ……」 省42

[148]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:10:23 ID:???
「奇跡の常勝軍団がドルファン側で参戦……か。そりゃ頼もしいこった」
「参戦……するのか、やはり」
「ああ、正式には来月の頭からって話だ。……だな、カイル?」
「あ、えと、は……はい!」

目まぐるしい状況の推移に棒立ちとなっていたカイルが、森崎の問いに首肯した。
トニーニョたちの目が向けられるのを待って、先を続ける。

「編成部より、十二月一日付で外国人傭兵大隊に第二大隊を新設すると通達がありました」
「なにィ!? 新設だと!?」
省56

[149]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:11:53 ID:???
考えを巡らせることは何度かあったが、答えが出たことはない。
たとえば相手がヴァルファであると判明していた場合、その威名に契約を躊躇う傭兵団は多いだろう。
契約後でも勝てぬ相手とわかれば中小の傭兵団は違約金を払って契約を解消したかもしれないが、
しかしプロキアがヴァルファの雇用を発表したのはドルファンが傭兵を徴募した後だった。
辻褄が、合わぬ。
と、そこまでを考えて、森崎は益体もない思考を打ち切る。
いま考えるべきことは他にいくらでもあった。
省37

[150]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:13:03 ID:???
ネイの表情、そしてジェトーリオの一応、という言葉の選び方。
あまりいい感情を持っていないことは明らかだった。
代表するようにトニーニョが続ける。

「とにかく身内大事の意識が強い連中でな……それが強みでもあるのだろうが、
 裏を返せば、それ以外は味方であろうと省みようとしないということにもなる」
「目の前のピンチなんか、平気で無視するからね〜」

ジェトーリオの声音にも珍しく苦いものが混じっている。
省44

[151]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:14:04 ID:???
「ああ、向こう……西洋圏じゃあよ」

森崎の難しい顔をどう受け止めたか、ネイが付け加えるように言う。

「こっちと違って山と森が多いからな。城っても石積みのは珍しいんだ」
「なるほどな。……それで”城焼き”か」

納得する。
西洋圏での城攻めは比較的故郷のそれに近いのだろう。

「一度だけ、アイツが焼いた砦に入ったことがある。……今でもたまに夢にみるぜ」
「まあねえ、あれは強烈だったねえ」
「……」

焼かれた街はいつだって悲惨なものだ。 省29

[152]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/11/29(木) 18:15:04 ID:???
「あの傭兵団の実質的な仕切り役はあの坊やだって話だぜ。……坊やつっても、俺らと
 大して歳は変わんねえらしいけどな」
「なにィ」
「団長のカルロス・サンターナが戦略と指揮を、副団長のバビントンが参謀役として
 戦術と実務を担当しているらしい。本人の剣の腕も相当なものだと聞いたことがある」
「ほう……人は見かけによらないってわけだ」

感心したように頷く森崎。

「ま、俺らの知ってることは大体こんなもんだ」
「そうか。助かった」
「ああ……で、よ」
省30


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