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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】


[772]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/06(土) 15:28:06 ID:???
鈴仙「……!」

星「ど……どういう事ですか? だって、魅魔さんは仰いましたよね? プロジェクト・カウンターハクレイの目的は、
  被支配者側である人間、あるいは無名妖怪の連合軍が、支配者側である強豪妖怪及び博麗の巫女の連合軍に勝利すること。
  それをきっかけに、幻想郷に蔓延る価値観を一新させること、ですって。
  それで、だから私達のような、主流から外れる人妖達を募って、新チームを立ち上げたんですよね? 省67

[773]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/06(土) 15:32:35 ID:???
魅魔「……あははっ」

星「なっ……! 何がおかしいのですか!? きちんと説明してください!!」

星が声を荒げれば荒げる程、魅魔は余裕綽綽に笑って受け流す。
果てや一触即発の雰囲気にもなりかねないところで、魅魔は漸く口を開いた。

魅魔「……いや、悪いね。別に意地悪しようと思った訳じゃあないんだ。
    ただ、”そこ”なんだよ。寅丸星よ。そこが、あたしが今日ここに来た一番の理由にして、 省48

[774]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/06(土) 15:33:38 ID:???




  魅魔「鈴仙・優曇華院・イナバとその仲間達よ。我々『全魔界ユース』は、
      1か月後に我らの主催で行われる、【魔界カップ】の出場チームとして――お前達を招待する!」

[775]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/06(土) 15:41:39 ID:???
三行まとめ
魅魔「あれ?リトルウイングズ(鈴仙)弱くね? サンパウロに負けるとかないわー解散ね」
星「いやいや解散とかおかしいでしょ。『プロジェクト・カウンターハクレイ』とかどーすんの? 私らの代わりいるの?」
魅魔「代わりに別のチーム出すし無問題。あ、最後のチャンスとして、あんたらは魔界カップに招待してやるわ」


というわけで、リオカップ編の次はジャp……魔界カップ編だ!
……と、なったところで一旦ここまでです。 省3

[776]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:20:54 ID:???
鈴仙「ぜ、全魔界ユース……?」

星「ま、魔界カップ……?」

唐突に表れた単語に、鈴仙と星は揃って目を丸くする中、魅魔は補足する。

魅魔「ああ。そしてそれが、先の寅丸の質問に対する答えだ。
    『お前達リトルウイングズの代わりのチームなど、存在するのか?』――する。
    それが、このチーム。『全魔界ユース』である!」

星「え、ええ……? 魔界でしたら、私もかつて来た事があるので知っていますが。 省45

[777]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:22:08 ID:???

鈴仙「(もしも昔聞いた噂が本当だとしたら、魅魔さんの実力は、先の全幻想郷選抜大会で戦った魔理沙以上。
     もしかしたら、リオカップで戦った、ストラットや妖夢と比べても同格以上の選手って事になるけど……!?)」

魅魔「言っとくけど。助っ人はあたし一人じゃあないよ。あんたらは知ってるようだから言うけれど、
    例えば、外の世界の岡崎夢美――彼女も、この計画に一枚噛んでるんだ。ヤツは間違いなく、出る」
省54

[778]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:23:16 ID:???
それから魅魔は、ごく簡単に大会の概要を説明してくれた。
大会は全魔界ユースの他に3チームを招待して行われる勝ち抜きトーナメントであり、
招待されるチームとしては、鈴仙達リトルウイングズを除けば、魔界では最強クラスのクラブチームであるイヌカマッセFC。
加えて、先方の希望によって詳細は明らかにしないが、もう一チームの参加が内定しているという。

鈴仙「……話については、分かりましたけど」

一通りの説明を終えたのを確認した上で、鈴仙は改めて聞く。
省48

[779]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:24:25 ID:???
***


鈴仙「……と、いうわけなの」

――それから数時間後。
鈴仙は、チームメイトの皆を自身の病室に招き入れて(星と共にメキシコに行っていた、にとりとナズーリンとも合流し)
先刻帰った魅魔から聞いた話を伝えた。
鈴仙達を切り捨てる、プロジェクト・カウンターハクレイの方針。編成された全魔界ユースチーム。
そして、起死回生のチャンスとなる、一カ月後に開催の魔界カップ……。
鈴仙の仲間達は多者多様の反応を示しながら、その話に聞き入って――。
省38

[780]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:26:00 ID:???
つかさ「……ごめんなさい。私とした事が、まだ闘志を、取り戻せないで居るんです……」

てゐ「……鈴仙。頑張って、負けて。そいで、目までそんなんになっちゃって。大丈夫? 辛くない?
   無理してない? もし辛いなら……永遠亭に帰ろうよ。帰って、またノンビリ過ごしたって、誰も怒らないよ?」

にとり「ひゅぃぃ……魅魔様のシュートなんて喰らったら、いよいよ私のどてっぱらに風穴が空きそうだよぉ……」
省64

[781]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:27:54 ID:???
数時間経って包帯を替える時、改めて両目を開こうとしても、世界は暗黒に包まれたままだった。
敗戦や魅魔の来訪等があり、忘れかけていた”失明”という事実が、少しずつ鈴仙にのしかかっていく。
そして、暗く後ろ向きな不安が頭の中にもたげる。……本当に、このままでサッカーを続けられるのか? と。

鈴仙「(確かに、私は普通の人間と違う。妖力を兼ね備えた、妖怪兎だ。
    だから、肉体による視力に頼らなくても、妖力――精神力に依存する気配察知術を活用すれば、 省79

[782]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/08(月) 02:30:36 ID:cxfKth2Y

鈴仙「(――魅魔さんは帰り際、『魔界カップに参加せず、幻想郷に帰り、身を休めると言うならば協力しよう』と言ってくれた。
     だから、私には逃げ道はある。……てゐの言う通り、永遠亭に帰って、これまで通りの暮らしを続ける。
     そんな結末だって、確かに存在してるんだ。そして、私にはまだ、前に進める道――魔界カップに参加する――があるのも確か。
     私は、……)私は――!」
省49


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0ch BBS 2007-01-24