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【SSです】幻想でない軽業師


[354]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:30:33 ID:???
佐野「(しかし、イチさんも大変そうだな……他のポジションならともかくGKってのは枠が1つしかねーんだ。
    イチさんだって悪いキーパーじゃないんだけど、もしもこのチームにいるGKってのが優秀ならスタメンは難しいぞ?
    ……って、ん?)」
ブルノ「ふっ……GKか。 やれやれ、折角留学に来てくれたというのに、
    それがこの『ザ・レッチェの壁』ことブルノ様のいるレッチェというのは運が無かったな」
佐野「お? もしかしてアイツがここの正GKなのか?」 省45

[355]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:31:52 ID:???
マンチーニ「ええと……それじゃあ次に行こうか。 お願い出来るかい?」
??「にゃあい! 待ってました!」
佐野「(そーいやあの子は見た事ねーな。 ……少なくとも、この前のフランス大会じゃ出てなかったんじゃねーか?)」

何はともあれ、一輪の自己紹介は終わったという事で。
マンチーニは次の少女へと視線を向けて自己紹介をするよう促す。
つられて佐野もまた、その少女に視線を向け――しかし見覚えの無い少女だと首を捻る中。 省41

[356]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:32:55 ID:???
〜 回想 〜

お燐「にゃ〜ん……さて、いそがしいそがし。
   こいし様がやる気を出してくれたとはいえ、やっぱりまだまだ荷が重すぎるもんね。
   おくうじゃとても補佐なんてもんは出来ないし、あたいがしっかりこいし様を支えないと!」

古明地さとりが留学選手に決まった地霊殿。
留学までの間、さとりの指揮のもと、地霊殿を統治する体制を一同は整備しようとしていた。 省63

[357]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:34:13 ID:???
勇儀「私は回りくどいのが嫌いでね。 単刀直入に言わせてもらうよ。
   地獄猫……アンタも例のサッカー留学とやらに行かないかい?」
お燐「……はァ?」

そして続いて出てきた発言に……お燐は思わず恍けた声を上げていた。
一体こいつは何を言っているのかと、明らかに格上である勇儀に対して疑念に満ちた視線を向ける。
酒の飲み過ぎで頭まで悪くなったのか、というか何故彼女がサッカー留学の話を知っているのか。 省64

[358]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:35:17 ID:???
お燐「(火燐だね……)」

かつてサッカーの試合中、お燐と共に中盤を切り盛りし、覚醒をしたゾンビフェアリー。
お燐を慕っていた彼女に対し、お燐は自身の名前から取った字を使い名前を与えた。
それ以後は一介の妖精ながらもサッカー、実生活共にお燐の支えとなっていた彼女。
勇儀の言うようにお燐を推薦するならば彼女しかいないと、お燐は考えていた。

勇儀「どうなんだい? 違うってんなら他の奴に話を持っていかなきゃあならなくなるんだが……」 省41

[359]>>358は無視して下さい ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:36:17 ID:???
はじめはイマイチ話が読めなかったお燐であったが、勇儀の説明によりある程度は納得した。
確かに是非曲直庁の忙しさというのは耳にしているし、
厳格な四季映姫があくまで遊びの延長であろうサッカーにかまけて仕事を疎かにする訳が無いというのは理解できる。
何よりも、この話をしたのは目の前の星熊勇儀だ。
ウソを何よりも嫌う種族――鬼の勇儀がそう言うのだから、それはきっと真実なのだろう。
省56

[360]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:37:25 ID:???
お燐「(火燐だね……)」

かつてサッカーの試合中、お燐と共に中盤を切り盛りし、覚醒をしたゾンビフェアリー。
お燐を慕っていた彼女に対し、お燐は自身の名前から取った字を使い名前を与えた。
それ以後は一介の妖精ながらもサッカー、実生活共にお燐の支えとなっていた彼女。
勇儀の言うようにお燐を推薦するならば彼女しかいないと、お燐は考えていた。

勇儀「どうなんだい? 違うってんなら他の奴に話を持っていかなきゃあならなくなるんだが……」 省41

[361]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:38:56 ID:???
表面上は明るく見せていたが、その現実はお燐にとってショックであった。
無論、地霊殿でさとりたちの不在の間しっかり留守番が出来たというのは1つの誇りである。
ただ、あまりにもちっぽけな誇りだ。
本音を言えば自分も代表入りをして活躍し、地霊殿のイメージアップに貢献したかった。
忌み嫌われた妖怪たちの首領。覚り妖怪の住まう屋敷の凄さをアピールしたかった。

そういった事を考えれば、お燐にとって留学という話は飛びつきたくなる程の話であった。 省30

[362]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:40:14 ID:???
ただ、そのお燐の答えも予想をしていたのか……勇儀は盃をクイと傾け一口呷り、
酒気を帯びた息を吐きながらも笑みを浮かべて解決策を述べた。

勇儀「問題ない。 あんたの代役についちゃ妖怪の山の天狗どもにお願いするつもりだからね」
お燐「は……はァ!?」

星熊勇儀は、かつて妖怪の山でぶいぶい言わせていた鬼でもある。
今ではこの地底に住まい、隠遁生活をしているようなものだが、今でもその威光は妖怪の山で通用し、 省62

[363]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/07(水) 00:41:29 ID:???
そう言う勇儀の表情は、やはり苦虫をかみつぶしたかのようなものだった。
お燐の知る事ではないが、彼女は先日あったフランス国際Jrユース大会において、
同朋である鬼――伊吹萃香、と……おまけについてきた鴉天狗の射命丸文と共にウルグアイJrユースに参加。
フランスへと派遣をされていた古明地姉妹と対戦をしていた。

その以前までの幻想郷における大会において、見るも無残にシュートに蹂躙され、
トラウマを見せるどころか逆にトラウマに苛まれるようになった古明地さとりに対し、 省64


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0ch BBS 2007-01-24