キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜

1 :◆DWysPbgK.. :2011/09/30(金) 02:04:26 ID:Ypnuzet6
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。

彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…

今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。

                              銀河の歴史がまた1ページ…

過去スレ
銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1315228098/
銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314288999/
銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312889688/
銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1300034158/
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/

80 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/02(日) 23:26:44 ID:6izlHOSY
A.ただ遊びに来た。

シュナイダー「残り僅かで別れると思うと惜しい気がしてな。そういう意味ではただ遊びに来た」

コーヒー派のメッツァの差し出すカップの中身を口に含みながらそう答える。

メッツァ「そうか。この忙しい時期に珍しいな」

シュナイダーが政治や裏工作、情報収集能力に勤しんでいたように、彼らも最後の総仕上げとして
今後の自身に必要な能力をひたすらに上げていたのだ。

だが、シュナイダーほど金に余裕のない彼らは残った時間を友人たちとの交遊に使うことも珍しい事
では無いためあっさりと受け入れ、久しぶりに暇な時間というものを体感する事にするのだった。

シュナイダーの話題→! card

メッツァの興味→! card

お一人様1行ずつ! cardのスペースを抜きコピペってください。

数字が一致>マークが一致>色が同じ>数字が近似値の順で友好値があがります。
※Kの次はAとなり循環しているので、数字の真逆は6差となります。
また、数字が一致とマークもしくは色が一致は重複します
片方がJOKERなら問答無用で数字一致とします。

81 :森崎名無しさん:2011/10/02(日) 23:27:03 ID:???
シュナイダーの話題→ スペード6

82 :森崎名無しさん:2011/10/02(日) 23:29:37 ID:???
メッツァの興味→! card

83 :森崎名無しさん:2011/10/02(日) 23:29:37 ID:???
メッツァの興味→ スペード10

84 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:43:42 ID:xI4O070g
シュナイダーの話題→スペード6

メッツァの興味→スペード10

マーク一致!

元々射撃王と、その2位の成績者である2人である。

共通の話題というものに事欠く事は無く、充足した時間を過ごすのだった。

☆☆☆

オスヴァルト・メッツァとの友好値がかなりあがりました。

〜〜〜

85 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:44:56 ID:xI4O070g
帝国暦480年2月 イベント! 総合能力検定

この日、今まで学校側しか把握していない各人の具体的な能力が張り出された。

それはこの5年間の集大成であり、その年度の首席のほとんどはこの成績がトップであることから
プレ首席とも言われることのある意外と重要な発表である。

シュナイダー「……名前は無いな……」

具体的な能力が書かれているのはトップ10の10人のみ。5年目のほとんどの履修を評価外の政治に
つぎ込んだシュナイダーは4年目開始時点では確実に3指に入っていたはずなのに気がつけば
トップ10入りすら出来なくなっていた。

86 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:46:06 ID:xI4O070g
※以下の能力は卒業直後(少尉任官、ミュラーのみ中尉?)の能力であり、厳密にいうと
現在の能力ではありません。

1位 ナイトハルト・デューター・ミュラー 
●身体能力89  ●格闘能力81  ●射撃能力76  ●空戦能力85
●統率能力100 ●機動能力95  ●攻撃能力97  ●守備能力110
●運営能力92  合計点825

2位 レディン・フォン・バルディア
●身体能力106 ●格闘能力109 ●射撃能力86  ●空戦能力92
●統率能力98  ●機動能力91  ●攻撃能力100 ●守備能力89
●運営能力44  合計点815

3位 シグルド・マンナズ
●身体能力92  ●格闘能力95  ●射撃能力95  ●空戦能力95
●統率能力97  ●機動能力100 ●攻撃能力94  ●守備能力96
●運営能力41  合計点805

4位 オスヴァルド・メッツァ
●身体能力90  ●格闘能力71  ●射撃能力117 ●空戦能力98
●統率能力96  ●機動能力91  ●攻撃能力92  ●守備能力88
●運営能力52  合計点795

5位 ギュンター・キスリング
●身体能力108 ●格闘能力117 ●射撃能力96  ●空戦能力92
●統率能力97  ●機動能力85  ●攻撃能力83  ●守備能力73
●運営能力41  合計点792

87 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:47:09 ID:xI4O070g
6位 ケンゾー・テンマ
●身体能力86  ●格闘能力85  ●射撃能力108 ●空戦能力89
●統率能力97  ●機動能力72  ●攻撃能力76  ●守備能力75
●運営能力98  合計点786

7位 ヘルマン・カルツ
●身体能力108 ●格闘能力111 ●射撃能力72  ●空戦能力88
●統率能力78  ●機動能力96  ●攻撃能力98  ●守備能力93
●運営能力41  合計点785

7位 エルウィン・フォン・ハイリヒグランツ
●身体能力92  ●格闘能力96  ●射撃能力92  ●空戦能力88
●統率能力93  ●機動能力92  ●攻撃能力98  ●守備能力93
●運営能力41  合計点785

9位 アトレイユ・プフランフェ
●身体能力98  ●格闘能力103 ●射撃能力108 ●空戦能力109
●統率能力62  ●機動能力99  ●攻撃能力97  ●守備能力80
●運営能力27  合計点783

10位 テオドール・カペロマン
●身体能力89  ●格闘能力85  ●射撃能力97  ●空戦能力96
●統率能力94  ●機動能力100 ●攻撃能力95  ●守備能力85
●運営能力41  合計点782

〜〜〜

88 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:48:17 ID:xI4O070g
〜〜〜

シュナイダー(………流石はミュラーだな。全体を見比べても頭一つぬきんでている。
しかし、これに外交、政治、裏工作を含めれば恐らく俺に勝てるものはいないだろう)

残念な事に今回の成績表にはシュナイダーが4年の後半以降重点的に延ばしていった
各能力は査定に入ってはいない。故に4年の頃から見た目の能力がほとんど変わっていない
シュナイダーにはものすごく不利な状況であるので仕方が無いと言えるだろう。

シュナイダー(まあいい。彼らの能力を扱うような立場になればいいだけだしな)

そんな事を思い、『総合能力検定』を終えるのだった。

〜〜〜

89 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 20:49:30 ID:xI4O070g
帝国暦480年2月 履修ターン

シュナイダー(考えてみれば一昨年のサッカー大会以降、守備、運営以外は上げていないような気がする。
それでもベスト10とあまり能力に差が無いのは凄い事じゃないのか?)

そんな事を思いながら士官学生時代最後の履修選択をする。

どの科目を履修しますか?
A.身体能力      B.格闘能力
C.射撃能力      D.空戦能力
E.機動能力      F.守備能力
G.攻撃能力      H.運営能力
I.統率能力      J.外交・情報収集力
K.政治能力      L.サボる!(自由行動ターンが一回増えます)

先にID表示で2票入ったものを選択します。
●身体能力84  ●格闘能力73  ●射撃能力94  ●空戦能力75
●統率能力93  ●機動能力85  ●攻撃能力95  ●守備能力85
●運営能力73  ●外交・情報収集力99       ●政治能力89
●裏工作能力85 ●人脈2195    所持金  2220帝国マルク

90 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 20:50:22 ID:DoLo79fg


91 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 20:50:40 ID:0Iy3TL2I
F

92 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 20:52:52 ID:XiDBNZ7A
H
あれ、どいつもこいつも運営ひくいな。
「ズボラ」判定ははシュナだけか?

93 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:01:30 ID:???
無駄遣いするだけ金がないんじゃない?

94 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 21:02:53 ID:xI4O070g
>>92
そうですね。というか、シュナイダーも一般人であったのならば別にズボラでも全然大丈夫ですよ。
(実際に中の人が運営は捨てるのもアリ。っとコメントした事もありますし)

わかりやすくいえばユリアンのいないヤン。見たいなものですので、あえて言えば彼女を家に招く時
あたふたするとかそんな感じです。一般的な家庭であれば財布は奥さんが握り締めているものですよねw


H.運営能力

シュナイダー(中途半端で止めるのが一番下策だと聞いたことがある)

そう考えると最後も今までどおり運営能力を鍛えることにする。

最後の訓練う→! dice+! dice

! dice+! diceのスペースを抜いてコピペってください。

でた合計数がそのまま運営能力に加算されます。

95 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:04:19 ID:???
最後の訓練う→ 55

96 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:10:24 ID:???
最後の自由行動はどうする?自主練で運営選んでスキルを覚えてみるか?それとも裏工作を学ぶか?

97 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:12:42 ID:???
誰か誘って買い物に一票。2000あれば何か役立つものは買えるだろう

98 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:16:17 ID:???
最後はカルツと会いたいんだけどね。

99 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 21:21:27 ID:xI4O070g
最後の訓練う→5+5=10

最後の授業という事もあり今回の時間は今までの総まとめが中心であった。

2年から開講されている運営能力だが、5年になるまでそれを受ける事の無かったシュナイダーにとって
それは幸運であり、今まで知らなかった基礎的な部分を存分に鍛えるのだった。

シュナイダー(……なるほど。初期の講義内容は普段の生活にも応用できるな)

そんな事をかんがえながら。

☆☆☆

●運営能力73 → 83 となりました。

〜〜〜

100 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 21:22:42 ID:xI4O070g
帝国暦480年2月 自由行動ターン

冬の厳しさもようやくなりを潜め、光に力強さを感じるようになってきた2月。

シュナイダー(これで最後か…長かったようで短かったな)

お世辞にも広いとはいいがたい相部屋で5年間。フーバー夫人の人のよさもあって特に居心地の悪さ
を感じたことも無かったが、初代の同居人のフランツ・フォン・シェスターの事は今でも忘れる
ことは出来ず、何故消え去ったのか…それを知る現在残された唯一の手がかりである
『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』を眺める。

どうしますか?
A.自主練をする。
B.フライングサッカーの練習をする。(選択後、誰かを誘う事が出来ます)
(フライングサッカーの大会がなくなったため成功率はがくんと下がりました)
C.寮内をぶらぶらする(誰かに出会うかも)
D.生徒会に顔を出す。
E.士官学校敷地外に出る。
F.誰かに会いに行く(誰に会いに行くかも明記ください)
G.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

101 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:24:01 ID:XiDBNZ7A
G 【ゴールデンバウム王朝の光と影】を読む

とりあえずこれやろうよ。その後の行動はまた投票で。

102 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 21:24:09 ID:DoLo79fg
G『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』を読む。

103 :101:2011/10/03(月) 21:26:26 ID:XiDBNZ7A
おっと、タイトル間違えてました申し訳ない。
G『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』を読む。

104 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:29:39 ID:xI4O070g
G.その他
『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』を読む。

今までその本を読むという誘惑に勝ち続けたわけではない。実は既に序文の数ページは読んだことが
あるのだが、そのあまりの荒唐無稽ぶりに、そしてそのおぞましさに耐えることが出来ず、
部屋の一角にまるで封印するかのように隠していたのだ。

もし、これが古き友人からの最後の贈り物でなければとうに焚書としていたことだろう。

だが…ある程度以上裏の世界というものを知ったシュナイダーであればわかる。世界は自身の知るものより
はるかに深く、そして淀んでいる事を。つまり、この本の内容はある一部においては真実であり、
本当に貴族世界の中で生きていくことを決めるのであればそれは知らずにはいられない逆方向の
選択であるのだ。

シュナイダー(もし、この本を読むことを決心させるためにあの情報屋の地図を残していたのだとしたら、
シェスター…お前は私より遥か高みにある策士だよ)

そんなことを思わせながら。

〜〜〜

105 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:30:46 ID:xI4O070g
〜〜〜

その作者不詳出版社不明の本にはもう一つの銀河帝国史が語られていた。

かの大帝ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムがゴールデンバウム王朝を成立させる以前から…
そして、この本でもかなりの部分を占める『劣悪遺伝子排除法』発布とその意味、更に当時の
人口3000億の1.3%…約40億の臣民が何故排除され消されていったか。それはまともな
感覚を持つ人物であれば目を背けたくなる…もしくは胃から何かが逆流していく感覚を更に
鋭角にさせていくものだった。

シュナイダー(………)

まるで何かに魅入られるかのように読み進める子爵。しかしその本はまだ全体の半分も進んでおらず
歴史は続いていく。

ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムに生まれた唯一の男子が白痴であったという事実は500年
近くたった現在でも完全に風化されてはいなかったのだが、その証拠となるものは全て消され
それは単なる噂話の範疇…特に同盟による風評操作というのが一般的な認識であった。

しかし、もし、この本に書いている事を真実のであればそれは幾つかの状況証拠に基づかれた
客観的事実であり、シュナイダーの信じるゴールデンバウム王朝と『劣悪遺伝子排除法』という
蜜月関係は一瞬で崩壊してしまう。

〜〜〜

106 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:31:46 ID:xI4O070g
〜〜〜

歴史は続く。シュナイダー達が一般に教えられている農奴階級のほとんどがそれ以前は一般的な
階級の人物であり、思想や行動、その罪により落とされただけでなく、時には貴族たちのいわれの無い
言いがかりによって識者すら落とされることのある体のいい労働力の獲得法となっているという事実。

それに、7代痴愚帝ジギスムントU世の浪費と贅沢、14代流血帝アウグストU世の残虐性と不公平性が
歴史に記される事実とは異なる統治をしていた事なども書かれており、その治世が決して理性的とは
いえない事実があった。

シュナイダー(………)

本も後半になっていくと各代の皇帝の治世だけではなく、貴族における平民への対応が中心になっていく。

そこには歴代の貴族たちの生活とその裏側が如実に考察されており、他人から権利や富を効率的に
搾取する方法や、敵を排除していく歴史的事実。いかなる時代であれ…たとえそれが先のアウグストU世の
世であれ甘い汁をすすってきた貴族というものは確かに存在し、そのためにいかなる方法をもって
成してきたかという手段が書かれており、人の思考が変わらないという今、それは確かに使える方法だと
シュナイダーには思われた。

107 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:32:47 ID:xI4O070g
シュナイダー(だが、これを使うということは私も彼らと同じになるということか…)

確かに権力は欲しい。それがマリーを守る最も効率的な方法なのだから。しかし、権力とは
守るものであると同時に奪うものでもあるのだ。

つまり…

シュナイダー(ゴールデンバウム王朝ですら…奪える?)

今まで一度も考えた事の無い甘美な誘惑がシュナイダーの鼻先を掠めるのだった。

☆☆☆

●裏工作能力85 → 95 となりました。

裏パラメータ『叛意指数』があることが判明しました。更に大きな変動が起こりました。
※普段は上下が小さいため書いていません。またこれからも書く予定はありません。

〜〜〜

108 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:33:51 ID:xI4O070g
〜〜〜

最後の行を読み終えたとき…シュナイダーの瞳には今までとは異なる紫闇の炎が燃え盛っていた。

もしこのまま放っておけば燃料をなくしいずれは消え去るものであったが、もし…その炎が消える前に
新たな燃料が加わることがあれば…

シュナイダー(……ん?)

最後の行を読み終えるころ、まるで栞のように一枚の紙切れが挟んである事に気付く。

そこには

『読んだということは知ってしまったという事だね。君には2つの選択がある。
もし…君が現在に疑問を持ったのならば、ここに連絡を入れて欲しい』

という走り書きととある電話番号が書かれていた。


109 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 22:34:52 ID:xI4O070g
シュナイダー(………)

どうしますか?
A.自主練をする。
B.フライングサッカーの練習をする。(選択後、誰かを誘う事が出来ます)
(フライングサッカーの大会がなくなったため成功率はがくんと下がりました)
C.寮内をぶらぶらする(誰かに出会うかも)
D.生徒会に顔を出す。
E.士官学校敷地外に出る。
F.誰かに会いに行く(誰に会いに行くかも明記ください)
G.走り書きに書かれていた連絡先に連絡を入れてみる。
H.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

110 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:37:00 ID:DoLo79fg
Gリスク高いのわかってるけど、シェスター好きなんだよね。

111 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:37:24 ID:evEZBXho
G

112 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 22:44:47 ID:???
あー、まさかとは思っていたが、やはりイベントフラグがあったか。
これ、前に検討されたみたいな「学生時代一番最後の自由行動した後に読む」
だったら、「もう時間がない」でイベント自動スルーだったんかな。

113 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 23:13:47 ID:xI4O070g
>>110
難易度的には超高難易度です。ぶっちゃけ同盟で完全勝利を目指すより難しいと思います。

>>112
はい。正確に言うとこれからすべき事の一切が出来ないので間に合ったか?といわれると微妙ですが。


G.走り書きに書かれていた連絡先に連絡を入れてみる。

シュナイダー(……この番号を治安局に知らせるという選択もあるが…)

一瞬でも仲間を売ろうという選択を思い浮かべるのは彼の中の常識が随分と打ち破られている
証拠なのだろう。

しかしながら最終的には彼自身のためかもしれないが、今のところシュナイダーにばかり利点のある
行動をしてくれている彼に対しある程度の恩も感じている彼はそうする事無く連絡を取って
みることにする。

シュナイダー(寮内の電話はまずいな。一度外出して人のいなさそうな公衆電話からかけるか…)

裏工作を上げた事によりリスクの回避については文句の無い彼は何時の時代でも残っている
公衆電話へ向う事にする。

〜〜〜

114 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 23:14:48 ID:xI4O070g
〜〜〜

ツーツーツー…

電話の先に繋がったのは如何にもな電子音だった。

シュナイダー(……なるほど。用意周到なことだ)

普通であればそこで諦めるのだろうが、あの本に分れて書かれていた数字の羅列を打ち込んでいくと
そこから回線が自動的に中継され更に電話音が鳴り響く。

???「…シュナイダーかい?」

電話先の男の声は非情に懐かしく、それでいて忘れる事の無い男のものだった。

シュナイダー「よくわかったな」

???「ああ、あの情報屋でね」

シュナイダー(…つまり私があの情報屋でしていた事は筒抜けだということか。……いや、
彼が後見人として私という存在を保証していたと言う事だろうな。本当におせっかいというか
マメというか)

115 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/03(月) 23:16:01 ID:xI4O070g
何の保証も無いシュナイダーに対し、彼らが彼らにとってはかなり安い講義料でシュナイダーの
面倒を見てくれていた理由にようやく気づいた…いや、そういう想像に現実味を得た彼は
そう結論付ける。

シュナイダー「でだ。あの連絡先の意味はなんだ?」

シェスター「そのままの意味だよ。君はあの本を読んで何を感じた?」

シュナイダー(………)

どう答えますか?
A.ゴールデンバウム王朝は悪で中から治療していく必要がある。
B.ゴールデンバウム王朝は悪で貴族体勢そのものが腐敗の温床だ。
C.ゴールデンバウム王朝はとにかく潰れるべきだ。
D.別に何も感じなかった。
E.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

116 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:19:16 ID:???
…どーするよ。現代一般日本人たちにとってはBだけど、ものすごくきついルートに入る気がするぜ。
たぶん、ふつうにやるならAだぜ。

117 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:23:58 ID:???
ラインハルトですら貴族の全てを潰してないからね。

118 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:24:58 ID:???
ここで明確な方針を宣言する必要あるかな?
AとBの間、貴族体制が問題になっているのは確かだけど、ラインハルトのようなことをすると
一体どれだけの死者が貴族階級にも平民にも出るのやら
武力に依らず、しかし内部からの「治療」という程に穏便では遅い、そんな方向を目指したいが…

119 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:26:14 ID:???
いや、【腐敗の温床】とは考えていたよ。門閥貴族という制度はつぶしたしね。
でも、シュナイダーにはラインハルトほどの動機と怒りがないんだよ。
そして、シュナを動かす参加者たちにはラインハルトの賢さも主人公補正もない。

120 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:27:30 ID:???
多分その賢さはヨハンが企んでいてくれるんだろうから、乗っかっちゃえば楽だよね

121 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:29:26 ID:???
原作的に考えて貴族を完全に潰すのは不可能だろう。仮にAを選んだとしても
相当な荒治療することが前提。それこそ貴族の反乱を誘発させるくらいの
過激なことをしないといけない。そのことを含めて直接シェスターと会って
話をしたいな。場合によってはラインハルトとキルヒアイスの関係になるかもしれんし

122 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:31:40 ID:???
>>121
で、たぶんそれをするためには行動回数が足りないんだよ。
「はい。正確に言うとこれからすべき事の一切が出来ないので間に合ったか?といわれると微妙ですが。」
だからね。そういうわけでものすごーくきつい話。

123 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:38:35 ID:DoLo79fg


124 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:42:53 ID:???
「MONSTER」的に考えるとヨハンは銀河帝国にリップシュタットなんて目じゃ無いくらいの内乱を引き起こそうとするんじゃないかな

125 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:49:06 ID:???
あの怪物は怪物にしか理解できない類の秩序を構築しようとしてるだけだからねえw

126 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:55:01 ID:???
自由選択肢で良い案が出れば良いんですがね。

127 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:56:42 ID:S/vfHEOw
A
トリガを引いても時間切れだとイベントそのものが流される…かな?
ここで関わらなくてもどうせこの先の歴史には介在してくるだろうけど。

128 :森崎名無しさん:2011/10/03(月) 23:59:48 ID:???
>>126
選んでから言うのもアレなんだけど、要はこの場面って「敵か味方か」の旗幟を鮮明にするところだろうから…。
玉虫色の回答は場を悪化させるだけなのがこのスレだし、ウルトラC的な文言が浮かばなかったからAにしたよ。
貴族パラメータにも影響するだろうしね。

129 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:06:19 ID:G990W74Q
>>116
そうですね。このタイミングで入るのはかなり厳しい事になると思います。

>>117
どんな事であれ理由も無く滅ぼすのであればそれはかのルドルフと同じです。
新しい法律を整備したとして、その法を過去の出来事に適応させるのは独裁者以外の
何者でもありません。つまり、古き独裁者が滅び新しき独裁者が生まれる、
一時的には喜ばれるかもしれませんが、臣民にとってそれは決してめでたいことではありません。

>>118
あります。貴族であり、ある程度以上の覇気を持つシュナイダーにとって、時流とは乗るものではなく
自ら作り出すものです。敷かれたレールに乗って行きたいのであれば他のルートを通るべきでした。

>>119
裏工作能力と政治能力、それに外交能力があれば中の人がある程度までは補正します。
ですがあくまでそれは補正であり、最終的な選択はやはり皆様に依存しますが。

>>120
ヨハンは既にシュナイダーのことを『駒としては不適格』と判断しています(テンプレより)

>>121
はい。AにしろBにしろ協力者は必要です。特に一艦長という移動自由の低い役職についたため
自分が直接的に出来る事はかなり限られています。

130 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:07:21 ID:G990W74Q
>>122
そのとおりです。もし、勤務先を決める前にこのパターンに入れば、ほとんどダイジェスト化していた
5年の1年間は全く異なったものとなったでしょう。

>>124
叛乱を起こすタイミングという点においてはリップシュタットはものすごく大きな転機となります。

>>125
彼は、そもそも秩序を作ろうとしたのでしょうか?
最終的には自分の死地に相応しい何かを求めていましたね。

>>126
中の人的にはいくつか考えがありましたが、それは更に取捨選択を突きつけられる厳しい選択に
追い込まれることになったでしょう。

>>127
一度自分で引いたトリガは決して元には戻りません。時間切れということは自身の破滅だと
思ってください。(ただし一時的な思想の変化など、行動を起こさない『覚悟』などは例外です)

>>128
はい。玉虫色の回答はこのスレにおいて最も行ってはいけない事の一つです。
何も捨てずに全てを拾おうというのであれば自身がそれに押しつぶされる事を覚悟しなければいけません。

131 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:08:23 ID:G990W74Q
A.ゴールデンバウム王朝は悪で中から治療していく必要がある。


シュナイダー「あの本が本当だとしたらという前提をもって話す事になるが、ゴールデンバウム王朝は悪だ。
私はそれを正して生きたいと思う。それが貴族としての役目だ」

そう宣言するシュナイダー。彼にとってシェスターを信じたい気持ちは強いのだが、それと
この本が正しいかというのは別である。単なる空想読本に迷わされ踊り狂う喜劇演者になるつもりなどなく、
自身の本当に信じるものはなんなのか。それを知るための一つの目安でしかないという事も
彼に正直に伝える。

シェスター「そうか。……そうだね。君には君の道がある。そう思ってくれただけであれを渡した
価値はあるというものさ。…そして友人として最後の忠告だ。あの本はすぐにでも燃やした方がいい。
あれは持っているだけで罪になるものだからね」

彼の期待した答えとは僅かに異なるのだろう。残念そうな声を隠しながらそう返事をする。

132 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:09:24 ID:G990W74Q
シュナイダー「…なあ。このままもう会うことはないのか?」

今の言葉になんとなくそんな気がしたシュナイダーは、思わずそんな事を聞いてしまう。

シェスター「……そんな事は無いさ。ただ、僕の歩む道は過酷だ。多分、それを成す事無く
死んでいくだろう。でも、多分…それは誰かがやらないといけないこと。それに君を巻き込むわけには
いかない。古き友人よ、君は君の翼で君の行く先を決めるんだ。もし、その手助けが必要な時は
遠慮なく僕を呼んでくれ。道は重ならずとも、きっと助けにいくよ。」

一瞬言葉に詰まる彼だったが、すぐにいつもの調子を取り戻し、軽い口調でそう約束をしてくる。

シュナイダー「だったら今!今が…今がそのときではないのか?」

先ほどの宣誓の先には彼がいる。きっと彼はシュナイダーの知らない様々な事を知り、そしてそれを
いかに用いるべきかという方法まで知っている。
それはつまり、シュナイダーの腹心としては彼が最も適役である事を示していた。

シェスター「大丈夫。君には君の仲間がいる。僕は、僕の望みをかなえたいんだ。
それが子供っぽい感傷だとしても。きっと、いつか…もう一度会えるよ。君が今の言葉を忘れない限り」

そう、シュナイダーにとってかけがえの無い友人の1人である彼以外にもシュナイダーには
友人はいる。それは古くからの幼馴染であったり、同じような立場の伯爵の次男だったりするのだが。

133 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:10:24 ID:G990W74Q
シュナイダー「…そうだな。悪かった。なんとなくシェスターのやりたいことはわかる。そのときは
他の誰でもない、私を頼ってくれ。私に出来る事は極力協力しよう」

友人の言葉に答えるためにも、最大限の謝辞を表明するシュナイダー。

…だが、だからこそきっと彼は自分を頼ったりしないであろう事にも気づいているのだが。

シェスター「ありがとうシュナイダー。君と同じ部屋になれて本当によかったよ。だからこそ僕は
安心して君に託す事ができるんだ。僕の望みを勝手に押し付けてしまって御免。君という友が
いたことを僕は一生誇るよ」

…ーーツーツー……

その言葉を最後に電話は切れ、そして再びその連絡先に繋がる事は無かった…

☆☆☆

フランツ・フォン・シェスターとの友好値がぎゅーん!とあがりました。

シュナイダーの思想に変化がおきました。

〜〜〜

134 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 01:11:26 ID:G990W74Q
シュナイダー(…最後の忠告……聞いておくべきだろうか?それともやはり持っておくべきだろうか?)

『ゴールデンバウム王朝における光と影。最終考』をどうしますか?
A.忠告どおり燃やして捨てる。
B.一応持っておく。
C.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。
※裏工作能力を上げる効果は失われましたが、他人に読ませる事で思想に変化をもたらす事ができる…かも。

135 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:12:03 ID:???
とりあえずダメ貴族から一歩脱出したと考えていいのかな?
前線で平民と接する機会も増えるしこの事がいいきっかけになればいいが

136 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:12:15 ID:???
「勝てる・・・勝てるんだ!」
部下からサーベルを受け取り、宇宙へ全力疾走するシェスター、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、自室で冷たくなっているシェスターが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

137 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:13:45 ID:kyfycb6U
B
忠告の通りだけどそれ以上にこの本は本当の仲間を増やす大きな手段になりそうだ

138 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 01:18:36 ID:???
>もし、勤務先を決める前にこのパターンに入れば、
>ほとんどダイジェスト化していた5年の1年間は全く異なったものとなったでしょう
魅力的なはなしだけど、アイテムの性質と金の回り具合を考えるとまずありえなかった話でもあるなあw
あの時点で裏工作に回す金も時間もなかったし、性質上裏工作が低い時点でこのアイテムを使うはずがない。

139 :銀シュナ:2011/10/04(火) 01:50:27 ID:???
>>135
上がりやすく下がりにくい貴族化において数少ない「下がる」イベントではあります。

>>136
ヤバイ位に元ネタがわかりませんw

>>137
そうですね。ただ、見せるリスクはかなり高いですよ。

>>138
いえいえ。十分ありえる話でしたよ。要はどの順番に上げていくかの差です。
最終能力的にこの能力にするのであれば、何がどのタイミングで上げるのか、というのは
ほぼ完全に互換があります。サッカー大会において役に立たないから上げなかったというだけという話が
でるかもしれませんが、そもそも休日ターンに上げる能力のため本来の能力には干渉しませんし、
資金的にも十分な額は+2アイテム及びドーピングアイテムの買うタイミングで
常に確保できていました。事実、叛乱軍統計学はかなり中途半端な時期に購入してますし、5年から
本格的に訓練しても十分間に合います。運営は5年になるまでアイテム効果のみ。何時買っても効果は同じです。
つまり、『5年になってようやく』裏工作能力を本格的に上げ始めたという弊害です)

ということでなんとなく票が集まりそうに無いので今日はここまで。お休みなさいませ。

140 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 02:14:10 ID:hD0V+L9U
B
毒を食らわば…だけど裏工作の抵抗ロールに失敗したら一発アウトなシロモノだなあ。
こうなるとまあ、あまり艦長職に時間をかけていられないかもしれない。

141 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 20:04:30 ID:G990W74Q
>>140
極力誘導はしたくないので、ルート自体は皆さんの自由なので中の人は客観的な情報以外を出す事は
ありませんが、艦長職は正直一番意外なルートです。

B.一応持っておく。

シュナイダー(要らぬリスクは極力回避すべきなんだが…)

手に持つ本を見つめるシュナイダー。

シュナイダー(だが、もっと他の使い道もあるはずだ。)

そう考えるとシェスターの忠告を無視して持っておくことにする。

〜〜〜

142 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 20:05:40 ID:G990W74Q
帝国暦480年3月 卒業式!

そしてついに卒業を迎えることになるカールハインツ・フォン・シュナイダー。彼の場合は
卒業式、任官式の更にその後に子爵位の正式な授与式も行われるため非常に忙しい一日になりそうだった。

アルテミュラー「今日でお別れだな」

同室の友。軍人の礼服に着替えた彼は軍人としては例外的に長い髪を持ち、片目はほぼ完全に覆われている。

シュナイダー「ああ。アルテミュラーは自治領へ戻るのだったな」

以前、彼の話をある程度聞いたことがあるためそう返す。残念な事に彼が戻っていく深い理由は
知る事は出来なかったのだが。

アルテミュラー「…ああ。これでも伯爵家の一員だからな。やるべき責務は果たさなければならない」

これから起こるであろう幾多の困難に負けない覚悟を決めた彼はある意味において晴れやかな表情を
するのだった。

〜〜〜

143 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 20:06:41 ID:G990W74Q
〜〜〜

1000人近い卒業生が一堂に会する第一会場。始業式やジルベスターのパーティーなど、
様々な式典のほとんどはこの巨大かつ壮麗な施設によって行われており、やや肌寒さの残る
この季節においても例年通りこの場が使われることになった。

???「一同、着席」

軍隊形式とはいえ全員士官となるエリート達である。軍隊式の歩法というよりも貴族然とした
麗しい歩き方で全員が椅子の前に体を預けるとその言葉と共に品よく座る。

???「校長より卒業式開催の言葉」

恐らく今年の生徒会長なのだろう。シュナイダーの知らない誰かが司会進行を承っているようで
やや野太い声が会場を征し、彼にとって毒にも薬にもならない時間が過ぎ去っていく。

シュナイダー(………)

そして、シュナイダーにとって唯一価値のあるそれは始まる。

144 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 20:07:49 ID:G990W74Q
???「続いて、本年度首席代表は…」

正直かなりきつめ→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤ3以上 カールハインツ・フォン・シュナイダー
それ以外 ナイトハルト・デューター・ミュラー

となります。

145 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 20:09:08 ID:???
正直かなりきつめ→ スペード9
判定いらないんじゃないんですかねぇ…

146 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 20:12:55 ID:???
クラブが出なかったのは意外だな。

147 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 20:14:30 ID:???
いやまあ、スレ主の好意だし、受け取っておこうよ<判定
個人的には【ダイヤ絵札のみ】くらいだとおもってたし。

艦長職は確かに俺も意外だった。あれ、なんでだろうね?
貴族関係かかわりたくないのか、それとも【ある意味王道】という言葉に惹かれたのか。

148 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 20:20:32 ID:???
基本的には軍人でありたいってのが、あったんじゃない。最前線にも結構票入ってたしね。

149 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 20:41:57 ID:???
いや憲兵とかメルカッツルートとかも立派な軍人なんだが・・
まあ、なんとなくわかる。前線にいたいってことなんだろうな。

150 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:18:39 ID:G990W74Q
>>145
ぶっちゃけると救済です。首席の特典は中尉以外にも人脈や対外関係に影響するので。
まあ、そういわれるのならば今後、有利な状況は自動成功、不利な状況での選択は全て
自動失敗にしても良いのですが。…面白いですか?

>>146
まあ、ダイヤが出るのもクラブが出るのも実際は同じ確率ですしね。こんなものでしょう。

>>147
数値上は89対125。逆立ちしても勝てません。
(評価値最大、第2位の艦隊戦及び個人艦戦で優勝したのがでかいというのと、能力100ボーナスが
2個、皆勤賞及び、マスクデータの対外評価Aによる平常点が決めてでした。)

>>148
貴族と戦うために研鑽しているのに、それから逃げるのであればなまくらになるのですがねぇ。
…まあ、絶対に駄目か?と聞かれるとそうだと言い切ることは出来ませんが。

>>149
そうですね。メルカッツさんのルートは一番最初しか選べない特別なルートなので
封じられてしまいましたが。

151 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:19:40 ID:G990W74Q
正直かなりきつめ→スペード9

それ以外 ナイトハルト・デューター・ミュラー

???「ナイトハルト・デューター・ミュラー!」

わーーわーーーわーーー
  
  わーーーーわーーーーーわーーーー
 
         わーーーーわーーーーわーーーー

一瞬にして歓声が沸きあがる。

シュナイダー(……仕方ないな)

先月の総合検定の結果でもほとんどぶっちぎり1位の彼である。これで文句があるというのは
よほどのクレーマーだろう。

元々、首席である事を半分諦めていた彼にとってそれは受け入れなければならない現実だった。

〜〜〜

???「これにて卒業式を閉幕します」

それから様々な訓示や役にも立たない祝電を終えると、最後に帝国軍歌を斉唱し、最後の宴は
終わりをむかえるのであった。

〜〜〜

152 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:20:53 ID:G990W74Q
〜〜〜

カルツ「これにて仕舞いじゃな」

任官式へと向う直前、シュナイダーの周りには数人の男達が群がっていた。

メッツァ「…俺はこのまま故郷のツェルマットへ帰る。あんまり待たせるのも悪いしな」

彼らの中で数少ないの彼女もちである彼は、地方有人惑星の駐在武官といういたって平凡な道を
選んだようだ。といっても、彼の能力から考えればエリート街道をまっしぐらなのは
間違いないだろう。

アルテミュラー「卿もか。私も自治領へもどる。…カルツはどうするんだ?」

カルツ「ワシか?ワシはエル・ファシルじゃ」

こともなげに答えるカルツ。しかし、エル・ファシルといえばつい最近新たに占領した土地であり、
あのイゼルローンよりも更に先。つまり、同盟領のに接する最前線である。

シュナイダー「カルツ……どうして?」

カルツ「なんじゃ、心配しとるんか?大丈夫じゃ。ちょちょいと出世してくるだけぜよ」

心配する皆をよそにこんな時までくわえている爪楊枝を面白そうに上下させながら安心させようと
務める。

153 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:21:53 ID:G990W74Q
シュナイダー(俺が…カルツを副官にしなかったからか?)

いや、多分カルツ自身それは期待していなかっただろう。もし、それを期待するのであれば
副官的なスキルを覚えるはずであり、シュナイダーの知るところ、それがあるようには見えなかった。

シュナイダー「私は艦隊の一艦長だ。どこに配属されるかは辞令書待ちだが」

その辞令書も数十分後には手渡され、その足で子爵位を得る簡易式礼典の後に移動することに
なるだろう。

メッツァ「見事に全員ばらばらだな。…だがもし、ツェルマットへ来る事があれば尋ねてきてくれ。
コーヒーぐらいはご馳走しよう」

そういい残すとあっさりと踵を返す職人気質の男。どうやらこういうしんみりする場面は得意では
ないようであった。

アルテミュラー「そうだな。私もそろそろ行かないとシャトルに間に合わないか」

軍からの出向書をいち早く手に入れていた彼は任官式へ行く理由も義務も無く、ファーナや
エマーリンクといった数人の旧友と共に自分の星へと消え去っていく。

カルツ「シュナイダー…。確かにマリーちゃんを守ることも大切じゃ。じゃが、ワシにとっては
おぬしも同じくらい、いや、それ以上に大切である事を忘れんでおってくれ。くれぐれも
無茶はするなよ」

全員がいなくなったことでようやく本音を伝える気になったのだろう。カルツは一瞬だけ
にやけているようにも見える細目を真面目なものとすると、そういいながらやはり消えていくのだった。

〜〜〜

154 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:22:53 ID:G990W74Q
〜〜〜

ヘルダー「次は、シュナイダー子爵だね」

任官指揮というのは全員まとめて行うにはあまりにも人数が多いため、同じ所属になるグループ
ごとに行われる事になる。

シュナイダーはその中の一つに入れられると、半ば流れ作業で行われていた辞令書配布の場に
立ち会うことになる。

シュナイダー「ハ!カールハインツ・フォン・シュナイダー。ただいま到着いたしました!」

敬礼と共に目の前のよく知る男の言葉を待つ。

ヘルダー「まずは、これを」

カラン…

そういいながら人を殺すための道具を渡される。77式正銃…一般的にブラスターと呼ばれるものの
最新モデルであり、一般的に士官専用ブラスターと呼ばれるものである。

出力そのものはほとんど変わらないもののカートリッジから出力される閃光の数は通常のものよりも
多く、そして照準機能の誤差が一般に出回るものよりも精密に調整されているため腕さえ確かならば
殺傷力は同系の銃の中では最も秀でているものの一つである。

155 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:23:54 ID:G990W74Q
シュナイダー「ハッ!確かに受領いたしました!」

ヘルダー「そんな畏まらなくてもいいですよ。どうせこんなものはおまけです。護身用以上の
効果なんて期待できませんし。」

そういいながら本命である辞令書を読み上げる。

ヘルダー「カールハインツ・フォン・シュナイダー中尉は駆逐艦『メイアフラウ』の艦長として
ゲルハルト・アーデルンカンツ艦隊への合流を命ずる。」

短い文章ではあるが、それには当初予定通り艦長をして艦隊への配属を命令させる文だった。

シュナイダー「謹んで受領いたします!」

士官学校でも学ぶ礼法を持って両手で辞令書を受け取るシュナイダー。しかし、
中尉という立場ゆえに駆逐艦という小さな艦の艦長でしかないという事実にどうしたものかという
思惑が隠されていた。

☆☆☆

駆逐艦『メイアフラウ』の艦長となりました。

士官専用ブラスターを手に入れました。銃撃戦時、命中率に+5のボーナスがつきます

〜〜〜

156 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 21:24:55 ID:G990W74Q
〜〜〜

ヘルダー「そして、用紙にあった副官の件だがね…」

そういいながら簡単な履歴書を封筒から出してくる元教官。

いつもの容姿検定→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

出た数値がそのまま副官の容姿となります。

157 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 21:25:12 ID:???
いつもの容姿検定→ スペードQ

158 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 21:25:28 ID:???
おお美人だ!

159 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 21:57:46 ID:???
美形かもわからんぞ
*なお容姿と能力は反比例

160 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 21:59:29 ID:???
いや、女性であることは確定してるからw

161 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 22:25:49 ID:G990W74Q
>>158
珍しく?女運がありますね。

>>159
ああ、男装の麗人もいいかもしれませんw

>>160
はい。そうですね。

いつもの容姿検定→スペードQ

封筒から出された履歴書には様々な情報が記載されていた。

ヘルダー「実際に合流するのは『メイアフラウ』内でしょうが、円滑な関係をいち早く築くためにも
彼女のデータは頭に入れておくべきでしょう」

しかし、それらのデータよりも印象的なものがあった。3Dホログラフに表示された彼女の全体像。

まるでエメラルドを思わせるような深い緑に輝く瞳と、ややブラウンがかった栗毛の髪は、彼女の
色素の薄い肌によくマッチしており、もし貴族の中に彼女がまぎれていたとしても彼女の美しさに
何の支障も無いように思われた。

162 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 22:26:52 ID:G990W74Q
シュナイダー(…まあ、だからといって能力に問題があるようでは論外だが)

そう思いながらホログラフから目を離し、履歴書の中身に目をやっていくと、士官学校の下部組織に
あたる専科学校の運営部門でかなりの成績を出している少女で今年18歳。一般的な専科学校生と
同じ准尉であった。

ヘルダー「子爵の立場に相応しい女性を探し出すのは難しかったようですよ。では、貴方は
これから用があるでしょうから、面倒な手続きは全てこちらでしておきます。
至急ノイエ・サンスーシへ向ってください。」

そういわれるとあっさりと返されることになる。

〜〜〜

時間にして45分。士官学校と最も壮麗な皇帝の玉座の位置はそんなに遠くない位置にあった。

第36代皇帝フリードリヒ4世。四半世紀前に銀河帝国皇帝の地位に着いた彼は既に50という年を
大きく過ぎており、まだ18歳でしかないマリーやアンネローゼの親と言っても問題の無い年齢差であった。

しかし、まだ60には遠く及ばないはずである彼は既に老人のような面立ちをしており、やや童顔である
マリーとは爺と孫のような関係といっても良い。

163 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 22:27:55 ID:G990W74Q
シュナイダー(………)

今、目の前にいる男はつまるところ彼からマリーを奪い去った男である。しかし、シュナイダーが
子爵位を得ることが出来るようになったのも、こうして門閥の道を歩む事が出来るようになったのも、
なにより、マリーというかけがえの無いものを守ってくれているのも彼であり、彼を恨む事は出来ない。

シュナイダー(…だが、個人を許す事は出来ても制度そのものを許して良いのだろうか?)

知ってしまった事実。王や貴族が甘い汁を吸うためにどんな過去があったのか…そして、今からも
それは変わらないであろう。

シュナイダー(だが、私が…貴族であるということは、少なからず弱者から搾取するということか…)

不意に矛盾に気付く。自分が憎む制度そのものに自分から飛び込もうというのだ。

シュナイダー(………私が貴族になる事のよって得る富は、農奴階級や一般市民より搾り取ったもの。
…いいのか?それで?)

ブンブン!と首を振るシュナイダー。今はそんな事を思っている場合ではない。目の前にいる老人に
傅くシュナイダーはこの間に何があったのかを思い出せないまま、子爵位を得るのだった。

〜〜〜

164 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 22:29:10 ID:G990W74Q
〜〜〜

フリードリヒ4世「そちはマリーの兄であったな」

シュナイダー「御意」

フリードリヒ4世「これより空へ向うのであろう。構わぬ、妹姫に会ってゆけ」

きっと、彼からの餞のつもりなのだろう。最後にそう述べると、よろよろと危なっかしい足取りで
退出していく。

シュナイダー(妹に会いに行くにも許可が要る…か)

彼女は皇帝の所有品であるかのような扱いにやや苛立ちながらも通された宮殿の西苑へと向う。

〜〜〜

165 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/04(火) 22:30:43 ID:G990W74Q
そこは皇帝の寵姫たちのための空間であり、そこだけでも小さな街と同じくらいの大きさがあった。

医者や高級文官などの一部を除き、男子禁制であるが故に付き添いの文官もいつの間にか消え去り、
ここからは1人である。

シュナイダー(確か聞いた話ではこのまままっすぐ行けば着くとのことだが…)

移動手段はランド・カーとなるのだが、既に運転が出来るようになった彼は…

どうしますか?
A.当然まっすぐ行く。
B.少し北よりの道を行く。
C.少し南よりの道を行く。
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

166 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 22:32:01 ID:hD0V+L9U
A

167 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 22:35:02 ID:???
アンネローゼ側の寄り道をしたいけどどっちだっけ?

168 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 22:56:12 ID:pPbkNzjk
A

なるべく調べてみたが、位置情報はないなあ…。
そうでなくても、ここで【妹にすぐあいに行かない】のはやばい。

169 :森崎名無しさん:2011/10/04(火) 23:56:32 ID:???
BとCはどっちかがアンネローゼで、どっちかがベーネミュンデだったと思うよw
判定次第では時間オーバーとか有り得るし真っすぐ行って正解。

170 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 00:04:09 ID:???
タイムオーバーまでいかなくとも、ここまで「真っ先に妹を選ばない」選択をしてきたことで
行動理念が大きく揺らいでるからねえ。

171 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 00:10:32 ID:???
うん。将来的な事を考えたらここはアンネローゼにあっておきたいんだけど、
それよりはまず行動理念を補強する数少ないチャンスを補強するほうが大事。
ここはまあ、これまでのツケを払ったものだと思っておこう。

172 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:11:00 ID:4gvioZwQ
>>167
どちらかですよ。1/2なので挑戦するのもありかもしれません。

>>168
まあ、わざとわからない表現をさせていますからね。これで湖畔とか立派な屋敷とか
書いちゃうともろバレなのでw

>>169
はい。そんなに焦っても何もいいことなんてありませんよ。
わからない時は知っている人に聞けばいいというのは、中の人が何度も書いてますね。

>>170
yes!BとCは罠です。


A.当然まっすぐ行く。

シュナイダー(下手に道を変えると迷う可能性もあるしな)

基本的によく手入れのされた庭園やのどかなあぜ道が続く西苑だが、時折森林などの視界の悪い
場所もある。道に不慣れな事も考慮してまっすぐ道を進む事にする。

〜〜〜

173 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:12:24 ID:4gvioZwQ
〜〜〜

そこは草原に囲まれ、花々の咲き乱れる小さな庭とそれに似つかわしい小さな純白な屋敷だった。

シュナイダー(屋敷のセンスはまともなままだな。よかった…)

妹のセンスはどちらかというと少女趣味である。それが自身に過分な地位と権力が与えられた時、
精神がねじれたり突如成金の拝金主義に変わったというのではあまりにやるせない。

しかしそれは杞憂であったようで、彼女は何歳になっても彼女のままであったようだ。

〜〜〜

マリー「お兄様〜!」

タッタッタ、と駆けながら春風と共に飛んでくる美少女。

黄金に煌く細い髪が陽光に反射し、まるで光を背負っているようにも見える。

シュナイダー「マリーか。息災だったか?」

帝国臣民として、ある程度節度を持った言葉で挨拶を交わそうとするが、

マリー「兄様。マリーと2人っきりの時はそんなつまらない格式はいらないのです」

ばふっと蒲公英色のエプロンドレスのまま飛びついてくるくるまわり、そんな事をいう。

174 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:13:24 ID:4gvioZwQ
シュナイダー「そうか…すまなかったな、マリー。元気にしていたか?」

昔の…まだ何も知らない少年の頃のように、いとおしい妹の細く輝く光を優しく撫でながら、
ようやく彼は、彼の仮面を脱ぎ去る。

マリー「あ、そうそう。アンネローゼ様からケルシーのケーキを戴いたの。紅茶を用意するから
テラスでいただきましょう」

ようやく兄が兄へと戻った事に大満足した彼女はビスクドールのような染み一つ無い顔に満面の
笑みを浮かばせそう誘うのだった。

〜〜〜

クライネルト伯爵夫人の庭園はまるで小人のそれのように小さく可愛らしいものだった。

シュナイダー「他の屋敷に比べると随分と小さいようだが…不都合はないのか?」

思わずそんな事を聞いてしまうシュナイダー。

彼の見るところ、マリーの屋敷の使用人は首筋で切りそろえた黒髪の少女が1人いるだけで
主人のいないシュナイダー本邸よりも人数は少ない。

175 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:14:59 ID:4gvioZwQ
マリー「うん、大丈夫。あんまり大きいとお掃除が大変だから」

久しぶりに兄とただ2人で話すことがよほど嬉しいのか、妹姫は体全体で喜びを表しながら
そう返事をする。

シュナイダー「掃除?そんなものはメイドにでも…」

マリーに入れてもらった紅茶を口に含みながらそう口にするシュナイダー。口の中の紅茶には
何種類かのハーブが入っているようで、僅かに鼻腔へさわやかな風が吹きぬける。

マリー「だめよ。自分の事は自分でする!お父様の教えでしょう?」

年のころに比べて小さくたおやかな指先を揺らしながら答える。

シュナイダー「変わらないな。マリーは」

この僅か5年でどこまでも変わってしまったカールハインツは自分よりも大きく運命が変わった
彼女が変わっていないことに眩しさすら感じる。

マリー「お兄様も変わらないよ。だってこうして私に会いにきてくれたでしょ?」

ケルシーのケーキに舌鼓を打ちながら嬉しそうに答える。

シュナイダー(変わらない…か。確かに彼女と共にいれば私は変わらない…いや、変わった自分すら
ただの兄へと戻る事ができるようだ)

彼女の笑顔は自分にとってどんなに大切なものだったのか、最も基本的な事を思い出すシュナイダーだった。

〜〜〜

176 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:16:03 ID:4gvioZwQ
〜〜〜

シュナイダー(………さて、これからどうしよう?)

ケーキも食べ終わり、妹姫がニコニコしながらこちらをのぞいて、時折満足そうにもふー!と
しているのを何年ぶりかの優しい瞳でみつめながら…

どうしますか?
A.今日は心行くまでマリーと話しをする。
B.最近困った事はないか?と尋ねてみる。
C.アンネローゼさまとは仲が良いのか聞いてみる。
D.そういえばあのメイドさんはなにものなんだ?と聞いてみる。
E.この暮らしに不満は無いのか聞いてみる。
F.その他

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177 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 00:20:19 ID:50eAjAyk

アンネローゼと仲がいいのはすばらしいが、
ここはとにかくマリーポイントを上げておこう…

178 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 00:22:51 ID:6Z4jibsQ
A
目的は全てはマリーのためだからマリー以外を優先することはありえないな

179 :森崎名無しさん:2011/10/05(水) 00:24:13 ID:???
マリーを満喫した後ならそこから派生して
アンネローゼを気にしてもおかしくないと思うのだが、
(妹の友人が気になるのは普通の心の動きだ)
今はその前段階だからねえ。

180 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/05(水) 00:53:36 ID:4gvioZwQ
>>177
はい。2人の性格上、仲が悪くなる確率は1/53以下なので仲良しさんです。

>>178
そうですね。現在の思想を維持するためには忘れてはいけない事の一つです。

>>179
実は、2年のマリーの輿入れの際、シュナイダー自身が『マリーを守るためにアンネローゼを利用する』
と宣誓しているので彼女に関してのみはマリーと同じくらい優先しても大丈夫です。
但しその場合、シュナイダーは『アンネローゼを矢面に立たせる』ことを重点に考えますが。

ただマリーとアンネローゼが仲が良いとわかり、自分もそれに納得してしまえば、あのラインハルトですら
ヴェスパトーレ男爵夫人には頭が上がらなくなったようにマリーを困らせないためにもその思想は
徐々に軟化していきます。


A.今日は心行くまでマリーと話しをする。

シュナイダー「そうだな、今日は久しぶりの二人っきりだ。」

マリー「うん。シノもいるけどね」

ちらりとメイドさんを見ると彼女は我がことのように微笑み、邪魔者は消え去りますよ、とばかりに
視界から消えていく。

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