キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜
1 :
◆DWysPbgK..
:2011/09/30(金) 02:04:26 ID:Ypnuzet6
人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。
そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。
金髪碧眼の若者である彼はついに子爵位の内定を手にし、爵位を持つ門閥貴族の道を歩む事になる。
彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…
今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。
銀河の歴史がまた1ページ…
過去スレ
銀河シュナイダー伝説8 〜集結篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1315228098/
銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1314288999/
銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1312889688/
銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1300034158/
銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1298468514/
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296506795/
銀河シュナイダー伝説2 〜青雲篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1294392924/
銀河シュナイダー伝説1 〜黎明篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291283308/
998 :
外伝〜銀河森崎伝説〜
:2011/10/20(木) 21:47:56 ID:sQ71hAds
>>997
中の人は小学校のキャンプの時にこういった類のゲームをアホかというほど教え込まれたので
あっさりでした。確か(1人が取れる最大枚数+1)×N数倍+1になるようにすればよいのですね。
外伝 〜〜銀河モリサキ伝説〜〜
モリサキ「あ〜、ついてねぇ!」
そう叫ぶのは同盟軍士官学校を卒業し、エル・ファシル奪還作戦を終えた男であった。
???「全くじゃ!何で叛徒どもと同じ穴でくらさにゃならんのじゃ!!」
そう答えるのは、銀河帝国の装甲服に身を包んでいる男……ヘルマン・カルツであった。
ここは惑星カプチェランカ。公転周期668日という長い日数を要し、さらにその600日は
極寒の真冬という人が生きるには厳しい環境の惑星であった。
マツヤマ「仕方が無いさ。電磁パルスの影響が強すぎで戦車内の全ての通信機器が通じない今、
生きている人間で助け合わなきゃ共倒れだ。せめてどちらかの救出班が見つけてくれるまでは休戦だろう」
ミレウス「そうそう。このビバークの場所だって、みんなで力をあわせて作ったんだ。食料だって
戦車内のレーションを集めれば1ヶ月位は持つよ。…ま、その前に僕らが凍え死んじゃうかもだけど」
現在彼らのいる場所は帝国の前線基地の一つE4(エーフィア)からおよそ73キロの位置にあり
通常の惑星での距離感で考えれば目と鼻の先であった。しかし、ここは自身の進む道すら自身で
開拓しなくてはいけないカプチェランカ。雪とブリザードから人間のちっぽけさを嫌というほど
知らされており、結果的に僅か4名の生き残りは立ち往生する事になってしまったのだ。
999 :
外伝〜銀河森崎伝説〜
:2011/10/20(木) 21:48:58 ID:sQ71hAds
カルツ「じゃがな、こやつはついさっきだけじゃのうて、半年前のエル・ファシルで煮え湯を飲まされ
たんじゃぞ?」
そういいながら、同盟のレーションを口にするオヤジ顔の青年士官。
マツヤマ「そうなのか?……それは珍しい運命だな」
モリサキ「何が運命なもんだ。お互いの接触する前線なんてイゼルローンかここだけだろうが。」
帝国の保存食は味気ねえと文句をたらしながらそれでも口を動かすのをやめないモリサキ。
ミレウス「まあまあいいじゃない。今は生き残る事だけ祈ろう。一昨日の情報では一週間もすれば
このブリザードは止むはずなんだ。そうなれば大気の状況もまともになるだろうし、電磁パルスの
罠だって解除できる」
モリサキ「っへ!罠を仕掛けておいて、自分で足元を掬われちゃ世話無いぜ。これだから中世封建時代の
人間はよ!」
こんな時でももちろん挑発する心は忘れず、そんな軽口を叩く。
カルツ「ぐぐぐ!もう許さん!表へ出ろ!決闘じゃ!!」
モリサキ「泣いて許しを請うても後の祭りだからな!」
ミレウス「ちょ、ちょっと!そこの人もそんな暢気な顔で見てないで2人をとめてよ!」
そういいながらマツヤマの姿を見るミレウス。
マツヤマ「大丈夫だ。敵じゃないのならモリサキは無茶はしないよ。あの時もそうだった」
1人心地でそんな事を予見するマツヤマの言葉はそのとおりであり……
モリサキ「さみぃーーー!!」
カルツ「こんなところで決闘なんぞできるか!!」
半分雪だるまのようになったモリサキとカルツがビバーク先のカマクラに戻ってきたのは僅か
数分後だったという。
1000 :
外伝〜銀河森崎伝説〜
:2011/10/20(木) 21:50:18 ID:sQ71hAds
………一週間後………
モリサキ「……ブリザード……去っていったな」
つい数週間前まで敵同士だった数人には奇妙な連帯感が生まれていた。
カルツ「…ああ。電磁パルス発生器も今ミレウスが解除したっちゅう話じゃ」
はじめに乗ってきた戦車も既に雪の中。今から掘り起こす事などできるはずもなく、ごく僅かな期間しか
ない春に回収するか爆破するしか方法は残っていないだろう。
マツヤマ「……よし、通信機器は生きている。モリサキ、これで生きて帰れるぞ!」
無精ひげもかなり生えてきた男達は、それでも生きている喜びに満ち溢れており、戦車の中から取ってきた
携帯式の電源に接続されている機器が働く事に歓喜の色を見せる。
モリサキ「…カルツ。出来る事ならお前とは戦いたくない。…こう思うのはおれだけか?」
カルツ「まあ、おんしがこっちに亡命してくればええ話じゃがな。見世物覚悟で来るかいな?
昇進は保障済みじゃ」
笑い事の如く誘いをかけるヘルマン・カルツ。
モリサキ「見世物は遠慮しとく。それに帝国のレーションは不味いからな。」
カルツ「そうか。確かに叛乱……いや、同盟の野戦食は美味かった。ワシもこっちに
見守っていたいやつがいなき
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