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【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
[134]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/19(月) 22:29:27 ID:bACi0klc
森崎が何処か間が抜けた交流に勤しんでいる頃、すぐ傍ではそれに似ても似つかない程
真剣で、笑いの余地など何処にも入りそうにない光景があった。
バスから降りた直後に翼は見た。
ブンッ、ブンッ!
早苗「翼く〜ん、頑張って〜っ!」
翼「(さな、え、ちゃん…!?)」
小学生時代、南葛小の応援団団長だった頃の様に彼の名前入りの応援旗を振っている中沢早苗の姿を。
お手製の旗はツギハギだらけだった昔に比べると格段に出来が良くなっていたが、
省27
[135]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/19(月) 22:31:29 ID:bACi0klc
そして応援にかけつけたのは早苗だけではない。あれ以来気まずさと恐れのあまり連絡を絶っていた彼の家族も
事情を聞いたら激怒していそうな南葛中の関係者達も彼に熱烈な応援を浴びせてきた。
まるで彼が早苗を傷つけ、彼が早苗から逃げだした事など元から無かったかの様に。
早苗「翼くん…夢を叶えて!貴方はサッカーがしたいんでしょう?サッカーが好きなんでしょう?」
翼「!!!」
省48
[136]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/20(火) 00:33:50 ID:+qfUtmIU
当然の話だが、日本から応援にかけつけたのは森崎と翼の関係者だけではない。
三杉父「おお淳!なんて立派な姿だ…!」
三杉母「誇らしいわ、淳…!」
三杉「父さん、母さん、来てくれたんだね。有難う。そして…」
弥生「じ、じゅ、淳…(ご主人様の命令とは言え、ご主人様を呼び捨てだなんて…!)」
三杉父「ハハハ、相変わらず初心な子だな。もっとリラックスしていいだろうに」
三杉母「(なんでかしらねえ、この子と淳を見ていると得体の知れない嫌な予感が…)」
省33
[137]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/20(火) 00:37:11 ID:+qfUtmIU
山森「(家族が来てくれたのは嬉しいけど…)」
一方山森は家族が来たのは当然嬉しく、南葛時代のチームメイト達とも
交流していたのだが一つ悲しく思っている事があった。
山森「(杉本…こっちを見向きもしてくれないなあ…)」
かつて彼が交際を申し込んだ南葛のマネージャー、杉本久美は彼から露骨に顔を背けていたのである。
山森「(俺ってそんなに女にモテないのかなあ…)」
山森正吾は温厚な人柄と輝かしい経歴とは裏腹に、同年代の女子からは人気がなかった。
省43
[138]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/21(水) 01:04:38 ID:4pV3BPv6
葵「おーっ!父さん母さん姉ちゃん!来てくれたんだな!」
葵は自分の両親と姉が駆けつけてくれた事に感動していた。
かなり無謀な中卒イタリア行きを説得の末容認してくれた理解ある家族との再会は素直に嬉しかった。
葵父「そりゃあもう、お前の一世一代の晴れ舞台だからな!」
葵母「ワールドカップの決勝戦に出られるなんて凄いじゃない!」
ズルッ。
葵「違う違う!これワールドユース!ワールドカップじゃないよ!」
葵父「え…?何が違うんだ?世界大会だろ?」
省18
[139]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/21(水) 01:07:09 ID:4pV3BPv6
佐野「とうとうここまで来ましたね。次藤さんが好きな一番になってくださいよ」
次藤「ガハハ、何ば他人事ばし言っちょるばい。お前もさっさとこん舞台に戻って来るとね!」
佐野「そうですね」
中学生時代は代表入りを果たしながらも、高校生時代は惜しくも代表の選外となってしまった佐野満。
彼が今も諦めず虎視眈々と代表復帰を狙っている姿は次藤に勇気を分け与える物だった。
中山もまた両親から激励されていたが、彼の場合もう二人駆けつけてくれた者達が居た。
省39
[140]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/21(水) 23:08:22 ID:4pV3BPv6
他にも家族との再会を喜んだ者は多かった。
新田「(親父とお袋、嬉しそうだなあ。何時までもサッカーばっかりやっていて大丈夫なのか?
って二人ともこそこそ話し合っていたもんな…どっかのクラブと契約して、ちゃんと親孝行しないとな)」
新田は自分を支えてくれたものの裏では進学や就職について危惧していた両親が
ホッとしているのを見て本人も安堵していた。気性が穏やかとは決して言えない彼だが
家族仲は良好であり、将来の心配を断ち切った事を誇りに思えたのだ。
省38
[141]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/21(水) 23:12:10 ID:4pV3BPv6
沢田「日向さん、若島津さん、頑張ってください〜」
反町「(俺はこんな所で何をやっているんだ…せめて応援するんじゃなくてされる立場だったら…)」
日向と若島津の応援に来たのは沢田と反町だけだった。沢田は素直に応援していたものの
嫌われ者の東邦学園出身の彼に注がれる周りの冷たい視線に怯えており、
反町に到っては正に渋々と旗を振っているだけだった。
そんな二人に若島津は軽く頷くだけであり、日向は一瞥しただけで後は興味を失っていた。
省51
[142]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/22(木) 00:32:04 ID:gugwJp/c
若林「父さん、母さん、兄さん達、ねえや、来てくれて有難う(全く、わざわざご苦労な事だ)」
若林父「息子の晴れ舞台だからな。来ない訳がないだろう(来なかったらゴシップ記者が寄って来るからな)」
若林母「日本代表だなんて凄いわ。お友達もしょっちゅう聞いてくるのよ(補欠なんですってね、ってさりげなくね)」
若林長兄「家の事は気にしないで、思う存分サッカーに集中しろよ(分けてやる会社なんてないからな)」
省60
[143]2 ◆vD5srW.8hU
:2014/05/22(木) 00:33:27 ID:gugwJp/c
赤井「(やっぱり誰も来ていないか…ひょっとしたらって思ってたけど、家出息子だもんなあ…
しょうがない、プロになるまでは認めてもらえないって覚悟していたんだ。後ちょっとの辛抱だ)」
赤井の事情も似た様な物だったが、彼の場合実際に高校を中退してイタリアに飛び出ると言う極めて無謀な
冒険をしていた。勿論家族がそんな事を了承してくれる訳がなく、僅かなバイト代と共に家出同然に
イタリアに飛んだ赤井は早田以上に家族との亀裂は深刻だった。その分申し訳なく思う気持ちはあり、
省59
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0ch BBS 2007-01-24